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2017~2019年に死亡した競走馬の活躍と死因まとめ

 

ここでは2017~2019年(この記事執筆をした2019/09/10時点)までに死亡した競走馬の中から、最低でも重賞を勝った馬に絞ってご紹介します。

 

2017年に死亡した競走馬

2017年に死亡した競走馬を紹介します。

 

2017.01.22 シングウィズジョイ

勝利した重賞
2015年 フローラステークス(G2)
  ターコイズステークス(G3)

 

クラシックでこそ芽が出ませんでしたが4歳のエリザベス女王杯で12番人気ながらクイーンズリングのクビ差でした。

 

翌年のAJCCにおいて、レース中に骨折し、その後予後不良となりました。

      

2017.02.08 ゴールドアリュール 

勝利した重賞
2002年 ジャパンダートダービー(G1)
  ダービーグランプリ(G1)
  東京大賞典(G1)
2003年 フェブラリーステークス(G1)
  アンタレスステークス(G3)

 

2000年代初頭のダート路線で大活躍し、繁殖場になってからもコパノリッキー、ゴールドドリームといったG1馬を輩出したゴールドアリュール。

 

サンデーサイレンス産駒唯一のダートG1ホースです。

 

心臓疾患のため急死しました。

 

>> ゴールドアリュール産駒の成績、特徴、距離適性、2016年ブロードアリュールに注目!

 

2017.02.21 チアズグレイス

勝利した重賞
2000年 桜花賞(G1)

 

2000年の桜花賞を制したチアズグレイス。

 

9頭の子供を産みましたが産駒の活躍はそこまで目立ちませんでした。

 

2017.02.22 ミホノブルボン

勝利した重賞
1991年 朝日杯3歳ステークス(G1)
1992年 スプリングステークス(G2)
  皐月賞(G1)
  日本ダービー(G1)
  京都新聞杯(G2)

 

平成初頭の逃げ馬。

 

サクラバクシンオーやライスシャワーらとクラシック路線で戦ったミホノブルボンは老衰のために亡くなりました。

 

>> 栗毛の超特急!ミホノブルボンの競走馬人生と種牡馬生活を終えた現在

 

2017.05.16 ヤマニンゼファー

勝利した重賞
1992年 安田記念(G1)
1993年 京王杯SC(G2)
  安田記念(G1)
  天皇賞秋(G1)


短距離から2000mまで、幅広く距離をこなし、安田記念の連覇を成し遂げたヤマニンゼファー。

 

1993年の最優秀5歳以上牡馬にも選ばれました。

 

老衰のために亡くなりました。

 

>> ヤマニンゼファーの産駒一覧と特徴、鞍上の騎手、安田記念と天皇賞、死去について

 

2017.06.06 アドマイヤコジーン

勝利した重賞
1998年 東スポ杯3歳ステークス(G3)
  朝日杯3歳ステークス(G1)
2002年 東京新聞杯(G3)
  阪急杯(G3)
  安田記念(G1)

 

6歳にして実力が開花した晩成型。安田記念では故後藤浩輝騎手に初のG1タイトルをプレゼントしました。

 

産駒もスノードラゴン、マジンプロスパーといった重賞馬を輩出しました。

 

大動脈破裂のため、亡くなりました。

 

2017.07.26 スマイルトゥモロー

勝利した重賞
2002年 フラワーカップ(G3)
  オークス(G1)

 

オークス馬であるスマイルトゥモローは小腸破裂のため、亡くなりました。

 

2017.10.28 フサイチパンドラ

勝利した重賞
2006年 エリザベス女王杯(G1)
2007年 札幌記念(G2)

 

エリザベス女王杯の勝ち馬で産駒にクラシック3冠馬アーモンドアイを輩出しました。

 

2017.11.15 コウソクストレート

勝利した重賞
2017年 ファルコンステークス(G3)

 

2017年のシンザン記念でアルアインやペルシアンナイトとレースをしたコウソクストレートは蹄葉炎で亡くなりました。

 

2017.11.25 アドマイヤデウス

勝利した重賞
2015年 日経新春杯(G2)
  日経賞(G2)

 

アドマイヤドン産駒で日本、オーストラリアの2か国で競馬をしたアドマイヤデウスはオーストラリアでの調教の際に故障。

 

治療が行われましたが11月の25日に死亡が発表されました。

 

2018年に死亡した競走馬

2018年に死亡した競走馬を紹介します。

 

2018.01.22 ノースフライト

勝利した重賞
1993年 府中牝馬ステークス(G3)
  阪神牝馬特別(G3)
1994年 京都牝馬特別(G3)
  マイラーズカップ(G2)
  安田記念(G1)
  マイルチャンピオンシップ(G1)

 

牝馬ながら1994年の春秋マイルG1を制したノースフライト。

 

仔にミスキャストが存在します。

 

そのミスキャストの仔に2012年の天皇賞春を制したビートブラックがいます。

 

心不全のため、亡くなりました。

 

>> マイル女王ノースフライトの血統と武豊、産駒の特徴

 

2018.02.26 ネーハイシーザー

勝利した重賞
1993年 中日スポーツ賞4歳ステークス(G3)
1994年 産経大阪杯(G2)
  京阪杯(G3)
  毎日王冠(G2)
  天皇賞秋(G1)

 

中距離路線のスペシャリストです。

 

94年の天皇賞秋ではワハヤヒデやウイニングチケットと激闘の末勝利しました。

 

老衰のため、亡くなりました。

 

2018.03.04 サウスヴィグラス

勝利した重賞
2002年 根岸ステークス(G3)
  黒船賞(G3)
  かきつばた賞(G3)
  北海道スプリントカップ(G3)
  クラスターカップ(G3)
2003年 根岸ステークス(G3)
  北海道スプリントカップ(G3)
  JBCスプリント(G1)

 

短距離ダートで無敗の強さを見せました。

 

疝痛のため、亡くなりました。

 

>> サウスヴィグラス産駒の特徴と成績、ベスト条件とは?(距離、コース、血統の相性)

 

2018.04.27 スペシャルウィーク

勝利した重賞
1998年 きさらぎ賞(G3)
  弥生賞(G2)
  ダービー(G1)
  京都新聞杯(G2)
1999年 AJCC(G2)
  阪神大賞典(G2)
  天皇賞春(G1)
  天皇賞秋(G1)
  ジャパンカップ(G1)

 

1998年、グラスワンダーやセイウンスカイ、エルコンドルパサーにキングヘイローといった今も名を連ねる有名馬の頂点を掴んだ名馬中の名馬です。

 

武豊騎手にダービー初勝利をもたらした馬でもあります。

 

有名な産駒にオークスを制したシーザリオ

G1タイトルを6つ掴んだブエナビスタ

菊花賞馬トーホウジャッカルがいます。

 

馬房内で転倒しているところを発見され、死亡しました。

 

>> 武豊の初ダービー制覇!スペシャルウィークの血統、最終戦績、生涯を振り返る

 

2018.05.17 テイエムオペラオー

勝利した重賞
1999年 毎日杯(G3
  皐月賞(G1)
2000年 京都記念(G2)
  阪神大賞典(G2)
  天皇賞春(G1)
  宝塚記念(G1)
  京都大賞典(G2)
  天皇賞秋(G1)
  ジャパンカップ(G1)
  有馬記念(G1)

 

当時23歳だった和田竜二騎手にG1勝利をもたらしました。

 

そして2000年は無敗の8勝。

 

競馬史上、ただ一頭のグランドスラム(その年の天皇賞春、宝塚記念、天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念を制することを指します)を達成しました。

 

心臓麻痺のため、亡くなりました。

 

主戦を勤めた和田騎手は

 

「オペ(テイエムオペラオー)に会いに行くのはオペ以外の馬でG1を勝った時」

 

と考えていたようです。

 

テイエムオペラオーが亡くなった翌月にミッキーロケットで宝塚記念を制しました。

 

この宝塚記念のあと、北海道へ献花に向かったようです。

 

>> 孤高の史上最強馬テイエムオペラオーと不運の種牡馬生活

 

2018.07.12 スカーレットブーケ

勝利した重賞
1990年 札幌3歳ステークス(G3)
1991年 クイーンカップ(G3)
1992年 京都牝馬ステークス(G3)
  中山牝馬ステークス(G3)

 

G1勝利こそないものの仔に、G1を5勝し繁殖場としても成功しているダイワメジャー。桜花賞、秋華賞とクラシック2冠を制し、有馬記念も勝ったダイワスカーレットと、2頭のG1馬を生んだ名繁殖牝馬です。

 

老衰のため、亡くなりました。

 

>> まさに名牝!スカーレットブーケの血統、主なレース成績、代表産駒一覧と特徴、繁殖成績

 

2018.08.02 ラインミーティア

勝利した重賞
2017年 アイビスサマーダッシュ(G3)

 

7歳の時に出走したアイビスサマーダッシュで自身初の重賞タイトルを掴みました。

 

その後もセントウルステークスでファインニードルに2着に健闘しました。

 

蹄葉炎のため、亡くなりました。

 

2018.08.06 アウォーディー

勝利した重賞
2015年 シリウスステークス(G3)
2016年 名古屋大賞典(G3)
  アンタレスステークス(G3)
  日本テレビ盃(G3)
  JBCクラシック(G1)

 

武豊騎手とのコンビで重賞を5つ勝ちました。

 

放牧先で右飛節を骨折し、予後不良となりました。

 

2019年に死亡した競走馬

2019年に死亡した競走馬を紹介します。

 

2019.03.04 サクラキャンドル

勝利した重賞
1995年 クイーンステークス(G3)
  エリザベス女王杯(G1)
1996年 府中牝馬ステークス(G3)

 

小島太騎手に京都での初G1勝利をもたらしました。

 

脚部の怪我が原因で、亡くなりました。

 

2019.03.19 キングヘイロー

勝利した重賞
1997年 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)
1999年 東京新聞杯(G3)
  中山記念(G2)
2000年 高松宮記念(G1)

 

2000年の高松宮記念の勝ち馬であるキングヘイロー。

 

かつてキングヘイローの主戦を務めていたのは福永騎手でした。キングヘイローが5歳の頃、乗り変わりが増えました。

 

キングヘイローが高松宮記念に出走したとき、福永騎手は他の馬に乗ってレースに挑みました。主戦を務めていたキングヘイローにクビ差で勝たれた高松宮記念

 

その19年後、ミスターメロディー騎乗の福永騎手がキングヘイローが亡くなった週の高松宮記念で勝利するとはなんとも不思議なものです。

 

老衰のため、亡くなりました。

 

2019.04.01 ウオッカ

勝利した重賞
2006年 阪神JF(G1)
2007年 チューリップ賞(G3)
  桜花賞(G1)
  ダービー(G1)
2008年 安田記念(G1)
  天皇賞秋(G1)
2009年 ヴィクトリアマイル(G1)
  安田記念(G1)
  ジャパンカップ(G1)

 

クリフジ以来となる64年ぶりの牝馬のダービー馬

 

天皇賞秋のダイワスカーレットとのたたき合い。安田記念の抜け出してからの追い込み。

 

牝馬らしからぬ勝負強さをもった名牝馬ですね。

 

蹄葉炎のために安楽死処分となりました。

 

>> ウオッカ産駒の特徴、成績、名前 2016年デビューはフランケル産駒!

 

2019.04.15 ヒシアマゾン

勝利した重賞
1993年 阪神3歳牝馬ステークス(G1)
1994年 クイーンカップ(G3)
  クリスタルカップ(G3)
  ニュージーランドトロフィー4歳ステークス(G2)
  クイーンステークス(G3)
  ローズステークス(G2)
  エリザベス女王杯(G1)
1995年 オールカマー(G2)
  京都大賞典(G2)

 

4歳の頃、怒涛の重賞6連勝でエリザベス女王杯を制しました。

 

老衰のため、亡くなりました。

 

>> 真の天才牝馬!ヒシアマゾンの血統、成績、クリスタルカップで見せた驚異の追い込み

 

2019.04.17 シャケトラ

勝利した重賞
2017年 日経賞(G2)
2019年 AJCC(G2)
  阪神大賞典(G2)

 

サトノダイヤモンドやマカヒキと同じ世代です。

 

1年ぶりの出走となったAJCCでは菊花賞馬フィエールマンに強い競馬をし、古馬の風格を漂わせました。

 

天皇賞春に向けた調教中に左足第一指骨砕身骨折を発症し、予後不良となりました。

 

2019.06.03 シルクジャスティス

勝利した重賞
1997年 京都4歳特別(G3)
  京都大賞典(G2)
  有馬記念(G1)

 

有馬記念にてマーベラスサンデーやエアグルーヴ相手に勝ちきりました。

 

老衰のため、亡くなりました。

 

2019.07.30 ディープインパクト

勝利した重賞
2005年 弥生賞(G2)
  皐月賞(G1)
  ダービー(G1)
  神戸新聞杯(G2)
  菊花賞(G1)
2006年 阪神大賞典(G2)
  天皇賞春(G1)
  宝塚記念(G1)
  ジャパンカップ(G1)
  有馬記念(G1)

 

平成時代の最強馬といっても過言ではないでしょう。

 

競走馬として14戦12勝。繁殖馬としても7年連続リーディングサイヤー

 

子供も国内海外問わず大活躍している競馬界の至宝ともいえる存在でした。

 

競馬をそこまで詳しくない人でもディープインパクトの名前は知っている人は多いでしょう。それぐらい、世間的にも有名で知名度の高い馬でした。

 

亡くなった時は全国ニュースでも取り上げられましたね。

 

頸椎骨折の回復が見込めないことから、安楽死処分となりました。

 

>>  ディープインパクト 〜 平成の競馬界を席巻したその強さに迫ります 〜 | 競馬情報サイト

 

2019.08.09 キングハメハメハ

勝利した重賞
2004年 毎日杯(G3)
  NHKマイル(G1)
  ダービー(G1)
  神戸新聞杯(G2)

 

ディープインパクトが亡くなってすぐに、キングカメハメハが亡くなりました。

 

繁殖馬を引退した矢先の出来事です。

 

NHKマイル→ダービー、と変則二冠を達成したことで有名ですが、それ以上に有名なのが繁殖馬としての功労でしょう。

 

サンデーサイレンスの血統が日本に溢れかえっていたころに非サンデーサイレンスということで血統価値は非常に高かったです。

 

産駒も最強スプリンターであるロードカナロアを筆頭に、挙げればキリがありません。

 

現在はロードカナロア、ルーラーシップ産駒を中心に、後継繁殖馬がでていますね。

 

死因は明らかにされていませんが、白内障を患っていたことから、人間でいう糖尿病のようなものだったといわれてます。

 

全ての競走馬に冥福を

亡くなった馬をあげればキリがないので最低でも重賞を勝った馬に絞ってまとめました。

 

レース中での事故で亡くなった馬もいれば調教での怪我で亡くなった馬もいますし、寿命を全うした馬もいます。

 

全ての馬が満足して息を引き取ることは現在の競馬のシステムにおいて、非常に難しいことですが、活躍した馬の背景に亡くなった馬がいることを忘れずにいたいです。

 

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