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サドラーズウェルズ系の特徴と代表産駒、種牡馬の紹介!芝・ダート、距離適性は?

 

種牡馬となって大活躍したサドラーズウェルズは、イギリスとアイルランドで通算14回もリーディングサイアーの座を獲得しました。

 

今回はサドラーズウェルズ系を代表する競走馬や種牡馬、また馬券を買う上で役に立つ特徴をご紹介します。

 

代表産駒

 

テイエムオペラオー

父:オペラハウス

母:ワンスウエド

母父:Blushing Groom

馬主:竹園正繼

調教師: 岩元市三 (栗東)

生涯成績:26戦14勝

主な勝ち鞍:1999 皐月賞(GⅠ)
      2000 天皇賞・春(GⅠ)
      2000 宝塚記念(GⅠ)
      2000 天皇賞・秋(GⅠ)
      2000 ジャパンカップ(GⅠ)
      2000 有馬記念(GⅠ)
      2001 天皇賞・春(GⅠ)
      2001 宝塚記念(GⅠ)

 

追加登録料を払ってまで挑んだクラシック三冠初戦の皐月賞は、5番人気と伏兵評価でしたが見事に制します。その後は東京優駿3着、菊花賞2着、有馬記念も3着とあと一歩の競馬が続きました。

 

しかし、4歳となった2000年はテイエムオペラオーの年になります。

 

この年の成績は8戦無敗で、そのうちGⅠ5勝無敵の強さを誇りました。この年の年度代表馬には満票で選出され、テンポイントシンボリルドルフに続く史上3頭目の快挙を成し遂げました。

 

参考記事

>>  孤高の史上最強馬テイエムオペラオーと不運の種牡馬生活

 

アサクサデンエン

父:シングスピール

母:ホワイトウォーターアフェア

母父:Machiavellian

馬主:田原慶子

調教師: 河野通文(美浦)

生涯成績:31戦8勝

主な勝ち鞍:2005 安田記念(GⅠ)

 

5歳の12月に1600万特別のクリスマスカップを勝つまで条件馬として走っていたアサクサデンエンですが、6歳の春になって本格化を迎え、京王杯スプリングカップを6番人気、安田記念を7番人気で連勝し、GⅠホースの仲間入りを果たしまます。

 

晩成傾向のあるサドラーズウェルズ系の血を色濃く引き継いていた馬でした。

 

メイショウサムソン

父:オペラハウス

母:マイヴィヴィアン

母父:ダンシングブレーヴ

馬主:松本好雄

調教師: 高橋成忠(栗東)

生涯成績:27戦9勝

主な勝ち鞍:2006 皐月賞(GⅠ)
      2006 東京優駿(GⅠ)
      2007 天皇賞・春(GⅠ)
      2007 天皇賞・秋(GⅠ)

 

サドラーズウェルズ系の特徴でもあるレースに使われながら力をつけていくタイプで、クラシック初戦の皐月賞を制した時は、すでにキャリア10戦目でした。

 

この年は東京優駿も勝ちクラシック二冠を達成します。古馬になってからも天皇賞を春秋連覇するなど大活躍しました。

 

ロゴタイプ

父:ローエングリン

母:ステレオタイプ

母父:サンデーサイレンス

馬主:吉田照哉

調教師: 田中剛(美浦)

生涯成績:30戦6勝

主な勝ち鞍:2012 朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)
      2013 皐月賞(GⅠ)
      2016 安田記念(GⅠ)

 

この馬も使われながら力をつけたタイプで、朝日杯フューチュリティステークスで2歳チャンピオンになった時がすでに6戦、3歳になって皐月賞を勝ったのもキャリア8戦目でした。

 

その後はなかなか勝ち星に恵まれませんでしたが、GⅠ3勝目をあげた安田記念は3年2ヶ月ぶりの勝利で晩年に一花咲かせました。

 

ソウルスターリング

父:Frankel

母:スタセリタ

母父:    Monsun

馬主:社台レースホース

調教師: 藤沢和雄(美浦)

生涯成績:14戦5勝

主な勝ち鞍:2016 阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)
      2017 優駿牝馬(GⅠ) ※成績は2019年11月6日現在

 

2歳時はデビューから3連勝で阪神ジュベナイルフィリーズを制し、3歳になり桜花賞3着、優駿牝馬1着とクラシック戦線では主役をはりました。

 

しかし、その後は精彩を欠いておりフランケル産駒の3歳以降の成長度合いが少し疑問視される現状になってしまっています。

 

代表種牡馬

 

ローエングリン

父:シングスピール

母:カーリング

母父:Garde Royale

 

先ほど紹介したロゴタイプを筆頭に、使い込まれてもへこたれないタフさを持ち備えているのがローエングリン産駒の一つの特徴です。

 

サドラーズウェルズ系にしては珍しく日本の高速馬場にも対応する産駒を出しており、先行して粘り込む形を得意とする馬が多いの特徴です。

 

メイショウサムソン

父:オペラハウス

母:マイヴィヴィアン

母父:ダンシングブレーヴ

 

メイショウサムソンは種牡馬としてはうまくスピードが伝えられず、日本の芝ではスピード不足を感じる場面が多くなっています。

 

その反面、上がりのかかる馬場状態やタフさが要求される道悪では活躍の機会が多くなります。メイショウサムソン同様、多くのレースに使われて5歳や6歳になってから本格化する馬もいます。

 

Frankel(フランケル)

父:Galileo

母:Kind

母父:デインヒル

 

フランケル自身は勝ったレースのほとんどが楽勝で、現役時代は怪物と呼ばれた馬です。

 

日本ではそれほど産駒は走っていませんが、先ほどご紹介したソウルスターリングが代表産駒です。それを見る限りでは、3歳以降の成長力や気性面での不安を残す現状となっていますが、フランケル産駒がどういった特徴かというのはもう少し様子を見てもいいかもしれません。

 

参考記事

>> フランケル 〜 14戦14勝。イギリスが生んだ無敗の最強馬の強さに迫ります 〜

 

>>  2016年日本デビューのフランケル産駒全頭一覧!評判と成績

Kitten's Joy(キトゥンズジョイ)

父:El Prado

母:Kitten's First

母父:Lear Fan

 

日本でこの馬の産駒はあまり多く走っていませんが、芝コースでの好走がほとんどです。ある程度距離の融通も利きますが、1400m前後の距離を一番得意としているようです。

 

キトゥンズジョイ産駒は非常に馬券に絡む確率が高いので、産駒数は少なくても必ずチェックしておくようにしましょう。

 

芝・ダート適性

サドラーズウェルズ系の馬たちは父親の特徴を受け継ぐことが非常に多く、日本では芝の道悪やタフな馬場を中心に好走が目立ちます。

 

ダートに出走してきた場合は基本的には評価を下げて問題ありません。

 

距離適性

芝に関しては中長距離を中心に活躍馬が多く出ており、母父としてもこの特徴を強く伝えることがあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はサドラーズウェルズ系についてご紹介しました。

 

サドラーズウェルズ系はノーザンダンサーの血を引き継ぐ種牡馬の中でも特に自身の特徴を色濃く伝える馬なので、傾向が強く出やすいのが特徴です。

 

サドラーズウェルズ系の馬は中距離と長距離、そして道悪やタフな馬場状態の時に出走してきた場合に積極的に狙ってみると馬券の回収率を上げられるかもしれません。

 

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