毎年、ロンジンワールドベストホースランキングと呼ばれるものが発表され、1位になった馬は実質その年の世界最強の馬となります。
今回は過去にこのランキングでトップになった馬の中から、独自に順位をつけ世界の名馬ランキングTOP10をご紹介します。
【1位】フランケル(Frankel)
Frankel (British racehorse) winning at Doncaster, September 2010.(RacingKel - Flickr: Frankel, CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=16354499による)
父 | Galileo |
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母 | Kind |
母父 | Danehill |
生産国 | イギリス |
生涯成績 | 14戦14勝 |
主な勝ち鞍 | 2010 デューハーストS(GⅠ) 2011 2000ギニー(GⅠ) 2011 クイーンエリザベス2世S(GⅠ) 2012 インターナショナルS(GⅠ) 2012 チャンピオンS(GⅠ) などGⅠ10勝 |
生涯成績が14戦無敗、GⅠ9勝と圧倒的な強さを誇ったこの馬は、ほとんどのレースが圧勝で、全14勝で2着馬につけた着差の合計は76馬身を超えます。まさに怪物と呼ばれるにふさわしい馬でした。
参考:
https://world.jra-van.jp/db/horse/H613/
フランケル 〜 14戦14勝。イギリスが生んだ無敗の最強馬の強さに迫ります 〜 | 競馬情報サイト
【2位】シーザスターズ(Sea The Stars)
Sea the Stars, with jockey Mick Kinane (C i d - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6760665による)
父 | Cape Cross |
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母 | Urban Sea |
母父 | Miswaki |
生産国 | アイルランド |
生涯成績 | 9戦8勝 |
主な勝ち鞍 | 2009 2000ギニー(GⅠ) 2009 イギリスダービー(GⅠ) 2009 エクリプスステークス(GⅠ) 2009 英国際S(GⅠ) 2009 愛チャンピオンS(GⅠ) 2009 凱旋門賞(GⅠ) |
デビュー戦で4着に敗れてからは引退まで8連勝と快進撃を続けました。引退レースでは史上2組目となる母アーバンシーとの凱旋門賞、母子制覇の偉業も達成しました。
参考:https://world.jra-van.jp/db/horse/1360448/
【3位】ハービンジャー(Harbinger)
ハービンジャー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSにて(RacingKel - Flickr: Ascot 24th July 2010, CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=15376069による)
父 | Dansili |
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母 | Penang Pearl |
母父 | Bering |
生産国 | イギリス |
生涯成績 | 9戦6勝 |
主な勝ち鞍 | 2010 キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(GⅠ) |
GⅠ勝利はキングジョージ6世&クイーンエリザベスSのみでしたが、そのレースは2着のケープブランコに11馬身差をつけての圧勝でした。
この着差はキングジョージ史上最大着差で、このインパクトもあってこの年のワールドレイティング1位となりました。
参考:https://world.jra-van.jp/db/horse/H0907/
【4位】アロゲート(Arrogate)
2016 BCクラシックのあとのアロゲート(Jlvsclrk - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=52901958による)
父 | Unbridled's Song |
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母 | Bubbler |
母父 | Distorted Humor |
生産国 | アメリカ |
生涯成績 | 11戦7勝 |
主な勝ち鞍 | 2016 トラヴァーズS(GⅠ) 2016 BCクラシック(GⅠ) 2017 ペガサスワールドC(GⅠ) 2017 ドバイワールドC(GⅠ) |
2戦目の未勝利戦からGⅠ4連勝を含む7連勝と破竹の勢いで勝ちました。その中にはBCクラシックやドバイワールドカップなど世界最高峰のレースも含まれており、非常に価値のある連勝劇でした。
参考:https://world.jra-van.jp/db/horse/2208722/
【5位】アメリカンファラオ(American Pharoah)
2015 プリークネスステークスにて(Maryland GovPics - 2015 Preakness Stakes, CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=40322337による)
父 | Pioneerof the Nile |
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母 | Littleprincessemma |
母父 | Yankee Gentleman |
生産国 | アメリカ |
生涯成績 | 11戦9勝 |
主な勝ち鞍 | 2015 アーカンソーダービー(GⅠ) 2015 ケンタッキーダービー(GⅠ) 2015 プリークネスステークス(GⅠ) 2015 ベルモントステークス(GⅠ) 2015 ブリーダーズカップ・クラシック(GⅠ) |
2015年、アメリカ競馬の三冠レースに加えブリーダーズカップ・クラシックを制しました。そのレースで現役は引退しましたが、1年間で残したインパクトは相当なものでした。
参考:https://world.jra-van.jp/db/horse/2067647/
【6位】ハリケーンラン(Hurricane Run)
(Charles Church - Uploaded with the consent and at the request of Charles Church artist, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=38508441による
父 | Montjeu |
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母 | Hold On |
母父 | Surumu |
生産国 | アイルランド |
生涯成績 | 14戦8勝 |
主な勝ち鞍 | 2005 愛ダービー(GⅠ) 2005 凱旋門賞(GⅠ) 2006 タタソールズGC(GⅠ) 2006 キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(GⅠ) |
2005年、6戦5勝2着1回と抜群の安定感を示し、アイルランドダービーや凱旋門賞のビッグタイトルも手にしました。4歳の後半になってから精彩を欠いてしまいましたが、3歳時の強さはファンの心に焼き付いています。
参考:https://world.jra-van.jp/db/horse/H1326/
【7位】ゴーストザッパー(Ghostzapper)
父 | Awesome Again |
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母 | Baby Zip |
母父 | Relaunch |
生産国 | アメリカ |
生涯成績 | 11戦9勝 |
主な勝ち鞍 | 2003 ヴォスバーグS(GⅠ) 2004 ウッドワードS(GⅠ) 2004 ブリーダーズCクラシック(GⅠ) 2005 メトロポリタンH(GⅠ) |
乾いた馬場でも渋った馬場でもこなし、展開次第で自在に位置取りができる、まさにスーパーホースと呼ばれるにふさわしい馬でした。21世紀のアメリカ最強馬はこの馬というファンも少なくありません。
参考:https://world.jra-van.jp/db/horse/407038/
【8位】ウィンクス(Winx)
コックスプレートにて(Cherry He (http://www.godolphinflyingstart.com/trainees/cherry-he/) - With her permission, CC 表示-継承 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=51509434による)
父 | Street Cry |
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母 | Vegas Showgirl |
母父 | Al Akbar |
生産国 | オーストラリア |
生涯成績 | 43戦37勝 |
主な勝ち鞍 | 2015 エプソムH(GⅠ) 2015 コックスプレート(GⅠ) 2016 ドンカスターマイル(GⅠ) 2018 ウィンクスS(GⅠ) 2019 クイーンエリザベスS(GⅠ)などGⅠ25勝 |
オーストラリア競馬の連勝記録と、GⅠ最多勝利記録を更新したのがこのウィンクスです。4年にまたがり30連勝を成し遂げ、さらにはコックスプレート4連覇と、おそらく今後見ることはできないであろう大記録を打ち立てました。
参考:https://world.jra-van.jp/db/horse/2083550/
【9位】ブラックキャビア(Black Caviar)
(Me - Me, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=15102416による)
父 | Bel Esprit |
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母 | Helsinge |
母父 | Desert Sun |
生産国 | オーストラリア |
生涯成績 | 25戦25勝 |
主な勝ち鞍 | 2010 パティナックファームクラシック(GⅠ) 2011 ニューマーケットH(GⅠ) 2012 ライトニングS(GⅠ) 2012 ダイヤモンドジュビリーステークス(GⅠ) 2013 T.J.スミスS(GⅠ) などGⅠ15勝 |
25戦25勝と生涯一度も負けることなく、GⅠレースも15勝と大記録を打ち立てました。オーストラリアに限らずヨーロッパに遠征しても勝ち続け、精神的な強さも備え持った馬でした。
参考:https://world.jra-van.jp/db/horse/H0992/
【10位】カーリン(Curlin)
父 | Smart Strike |
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母 | Sherriffs Deputy |
母父 | Deputy Minister |
生産国 | アメリカ |
生涯成績 | 16戦11勝 |
主な勝ち鞍 | 2007 プリークネスS(GⅠ) 2007 ジョッキークラブGC(GⅠ) 2007 BCクラシック(GⅠ) 2008 ドバイワールドカップ(GⅠ) 2008 スティーブンフォスターH(GⅠ) 2008 ウッドワードS(GⅠ) 2008 ジョッキークラブGC(GⅠ) |
3歳クラシック戦線では3着、1着、2着と一冠にとどまりましたが、その秋のBCクラシック、ドバイワールドカップなど、3歳秋から古馬にかけて本格化をしました。
参考:https://world.jra-van.jp/db/horse/641975/
まとめ
いかがでしょうか。今回は世界の名馬ランキングトップ10をご紹介しました。
日本馬でロンジンワールドベストレースホースランキングのトップに立ったことがあるのはジャスタウェイのみなので、今後、日本からこのランキングのトップに立つ馬が多く出ることを願っています。
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