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ブライアンズタイム系の特徴と代表産駒、種牡馬の紹介!芝・ダート、距離適性別に傾向を紹介

放牧中のブライアンズタイム

出典:wikipedia

 

大種牡馬ロベルトが生んだブライアンズタイムですが、今となってはブライアンズタイム系という一つの系統を作り上げました。

 

今回はブライアンズタイムの成績や代表産駒、ブライアンズタイム系種牡馬産駒の馬券を買う上で覚えておきたい特徴をご紹介します。

 

ブライアンズタイムの現役時代の成績

ブライアンズタイムの競走馬時代は1988年のフロリアダービーを、のちの名種牡馬フォーティナイナーを下して制していますが、それ以外は種牡馬になる馬としては優秀な成績を残せず、通算21戦5勝という成績でした。

 

そして、現役引退後は日本に渡り種牡馬としてシンジケートが組まれることになります。

 

その後ブライアンズタイム産駒は日本で多くの勝ち星を重ね、サンデーサイレンスやトニービンとともに三大種牡馬としてJRAの大レースを賑わせてくれます。

 

この2頭と比べ、ブライアンズタイムは長い期間にわたり種牡馬として活躍をしたので、この血脈が幅広く今でも受け継がれる大きな要因となっています。

 

代表産駒

ナリタブライアン

父:ブライアンズタイム

母:パシフィカス 

馬主:山路秀則

調教師:大久保正陽(栗東)

生涯成績:21戦12勝

主な勝ち鞍:1993 朝日杯3歳ステークス(GⅠ)
      1994 皐月賞(GⅠ)
      1994 日本ダービー(GⅠ)
      1994 菊花賞(GⅠ)
      1994 有馬記念(GⅠ)

 

普段競馬を見ない人でも名前は知っているナリタブライアンは、言わずと知れたクラシック三冠馬です。

 

皐月賞から日本ダービー、菊花賞とレースを重ねるごとに着差を広げて勝つという内容に、多くのファンが心を奪われました。

 

しかし、引退して種牡馬になってからは活躍馬を輩出することはできず、成功とは言えない成績になってしまいました。

 

世代もわずか7世代しか残すことができず、若くしてこの世を去ってしまいました。ナリタブライアンの血脈があまり残っていないのは、ファンとしては非常に残念な話です。 

 

参考

>> ナリタブライアン代表産駒の一覧、特徴、成績。第二のナリタブライアンの登場に期待!

マヤノトップガン

父:ブライアンズタイム

母:アルプミープリーズ

馬主:田所祐

調教師:坂口正大(栗東)

生涯成績:21戦8勝

主な勝ち鞍:1995 菊花賞(GⅠ)
      1995 有馬記念(GⅠ)
      1996 宝塚記念(GⅠ)
      1997 天皇賞・春(GⅠ)

 

ナリタブライアン、サクラのローレルとともに時代を沸かせたこの馬も、ブライアンズタイム産駒です。

 

マヤノトップガンは種牡馬になってもプリサイスマシーンやメイショウトウコン、チャクラなど重賞ウイナーを数多く輩出しました。今は母父などの血統として競走馬の能力に影響を与え続けています。

 

参考

>> 変幻自在の脚質!マヤノトップガンの現役時代と代表産駒

タイムパラドックス

父:ブライアンズタイム

母:ジョリーザザ

馬主:社台レースホース

調教師:松田博資(栗東)

生涯成績:32戦10勝

主な勝ち鞍:2004 ジャパンカップダート(GⅠ)
      2005 川崎記念(GⅠ)
      2005 帝王賞(GⅠ)
      2005 JBCクラシック(GⅠ)
      2006 JBCクラシック(GⅠ)

 

ナリタブライアンやマヤノトップガンのイメージが強くなってしまいますが、ブライアンズタイム産駒は芝よりもダートの方が馬券に絡む確率が高かったのが大きな特徴です。

 

その代表格がこのタイムパラドックスで、中央・地方にかかわらずダートの大レースを数多く制しました。

 

代表種牡馬の紹介

ブライアンズタイム系の代表種牡馬といえば、マヤノトップガンやナリタブライアンなどが挙げる人が多いでしょう。

 

芝で活躍した馬たちの産駒も、ブライアンズタイムの能力を受け継ぎ、ダートで活躍する馬を多く輩出していることが特徴です。

 

今回はこれからの馬券作戦に直結する、今でも産駒がJRAで走っているこの3頭の種牡馬の特徴をご紹介します。

 

芝・ダート別の特徴

タイムパラドックス

重賞級の馬はなかなか出ませんが、コンスタントに条件戦で活躍する馬を出すのがタイムパラドックス産駒の特徴です。

 

芝では勝率が3%を切り、3着内率も10%を前後なので、積極的に馬券を買うには物足りない成績ですが、ダートに関してはどの数値も芝の2倍近くの成績を叩き出しています。

 

ブライアンズタイム系らしくダートでは狙いという形になります。

 

フリオーソ

現役時は南関東に在籍し、大活躍したフリオーソも今となっては多くの産駒を輩出する種牡馬です。地方競馬では多くの産駒が活躍しています。

 

JRAの成績を見ると2019年で産駒は5年目になりますが、いまだに芝では未勝利です。ダートではタイムパラドックスにやや劣る程度の数値なので、決して買いではないというわけではありません。

芝にフリオーソ産駒が出走してきた時は問答無用に消しという選択肢で問題ないでしょう。

 

タニノギムレット

現役時はダービーを制し、種牡馬になってもダービーを含むGⅠ7勝した歴史的名牝ウオッカの父としても知られているのがタニノギムレットです。

 

他にもスマイルジャックやセイクリッドバレー、ブラックスピネルやメドウラークなど、芝の重賞ウィナーを多く輩出しています。

 

しかし、芝とダートの成績を比較すると、勝率・連対率・3着内率すべてにおいてほぼ同じ数値になっているので、芝ダート兼用の馬といえます。

 

タニノギムレットの現役時代の印象が先行してダートにタニノギムレット産駒が出てきた場合に評価を下げるという行動は絶対にしないようにしましょう。

 

距離適性

 

タイムパラドックス

タイムパラドックス産駒の面白い特徴としては、1200m以下のダートと1700m以上のダートで良い成績を残しているということです。

 

不思議なことに1300mから1600mまでの成績は大きく数字が悪くなってしまいます。何が理由か定かではありませんが、これは必ず覚えておきましょう 。

 

フリオーソ

それに対してフリオーソ産駒は、距離に対する得意不得意はあまりなく、1000mから2100mまでダートに関してはほぼ同じような成績を出しています。距離うんぬんでフリオーソ産駒の馬券を切るという選択肢をする必要はなさそうです。

 

タニノギムレット

タニノギムレットは成功した種牡馬らしく、条件別の得意不得意というのがそれほど出ていません。

 

強いて挙げるとすれば東京のダートを苦手にしており、特に1600 mと2100mでは馬券に絡む率が落ちています。

 

それに対して条件は関係なく、1700mと1800mで少し馬券に絡む率が高くなっています。この条件に出走してきた場合は信頼して良いと言えます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回はブライアンズタイム系について説明をしました。

 

現在、ブライアンズタイム系を引っ張る種牡馬はタニノギムレットほぼ一頭という状況になってしまっていますが、長年ブライアンズタイムが種牡馬として活躍したことによって、母父に多くの血が残されています。

 

この系統は今主流になっているディープインパクト系やキングマンボ系との相性も非常に良く、ブルードメアサイアーとしてまだまだブライアンズタイム系が強い存在感を残し続けることになりそうです。

 

特徴としては基本的にダートで強く、タニノギムレット以外は芝では買いの要素は少なということを覚えておけばいいでしょう。少しでも皆さんの馬券の収支がプラスになることをにお役に立てることを願っています。

 

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