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三冠馬オルフェーヴルの血統、ファンに衝撃を与えた現役時代4つの事件

オルフェーヴル

By Cake6 (talk) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=18417112

 

ディープインパクト以来7頭目のクラシック三冠馬にして、2年連続で凱旋門賞2着と活躍したオルフェーヴル。

全兄にドリームジャーニーがいることから活躍を期待され、時には期待を大きくを上回り、時には気性難で期待を大きく裏切りました。

 

その気性難は血統によるものが大きく、その気性が良い面でも悪い面でも産駒にも受け継がれています。

多くのファンに愛されたオルフェーヴルの血統、現役時代、そして2017年からデビューした産駒の特徴を紹介します。

 

オルフェーヴルの血統!気性難は遺伝だった?

オルフェーヴルの血統は、気性難の塊と言っていいかもしれません。

 

父ステイゴールドは鞍上を振り落とす、レース中に他馬に噛み付こうとする、という有様で、池江泰寿曰く「肉をやったら食べるのでは?」というくらいでした。

 

これは父サンデーサイレンス、母父ディクタス、母母父ノーザンテーストと、代々気性難で知られる種牡馬から遺伝したと思われます。

 

しかも、メジロ牧場の結晶、母父メジロマックイーンも、現役晩年レースや調教を嫌がるようになるなど気性難で知られています。

 

気性難の産駒を出すことで有名なノーザンテーストの4×3、気性難の血が凝縮されているステイゴールド、そこに気性難のメジロマックイーンと、オルフェーヴルはまさに気性難の血統を配合したものでした。

 

父ステイゴールド、母父メジロマックイーンと同じ配合のゴールドシップもまた、気性難でした。

 

ゲートで立ち上がり大出遅れ事件、横山ジョッキーが「走って下さい、お願いします」と言わないと本気を出さないなど、俺様気質として知られています。

 

オルフェーヴルはこの血統により、現役生活も他馬との戦いではなく、いかにレース中に気性難を出さないかという戦いでした。

 

競走馬オルフェーヴルの現役時代!自分自身との戦い

オルフェーヴルの競走馬生活は、順風満帆なスタートではありませんでした。

 

新馬戦では勝ち上がるものの、池添ジョッキーを落馬させてしまいます。

 

3戦目の京王杯2歳Sでは、ゲートを出遅れ、気合を入れると引っかかるという気性難を見せてしまいました。

 

そういったことから、陣営は折り合いをつけることを教えることに腐心します。

 

翌年、折り合いをつけることを学んだオルフェーヴルは快進撃を見せます。

 

クラシック3冠を見事達成すると、年末、有馬記念にチャレンジ。3コーナーから大捲りをかけると、直線を抜け出し、ナリタブライアン以来3頭目の3冠と有馬記念制覇の快挙を達成しました。

 

翌2012年も快進撃を続けます。天皇賞(春)は11着に敗れるものの、宝塚記念を制し、勢いそのままにフランス凱旋門賞へチャレンジします。

 

凱旋門賞は、最後の直線を楽な手ごたえのまま抜け出すも、内ラチに斜行し、ソレミアに差されて2着に敗れてしまいました。

翌2013年も凱旋門賞へチャレンジします。しかし、3歳牝馬トレブに5馬身差つけられ、2年連続の2着に敗れてしまいました。

 

しかし、引退レースの有馬記念は、3コーナーから進出し4コーナーでは早くも先頭、直線は突き放す一方で2着のウインバリアシオンに1.3秒差をつけて有終の美を飾ります。

 

ただ、オルフェーヴルには4つの事件がありました。

 

事件1 菊花賞(2011年)

1つ目は、2011年菊花賞です。

 

単勝1.4倍の圧倒的支持を受けると、2週目3コーナーから進出を開始し、直線では早くも先頭。独走態勢となりウインバリアシオンの追撃を退け優勝します。

 

しかしゴール後、池添ジョッキーを落馬させるという事件が起きてしまいます。実況は「これもご愛嬌です、こんな三冠馬は初めてです」と驚いた様子でした。

 

この事件は当時、2chやニコニコ動画でも編集され盛り上がっていました。

 

事件2 阪神大賞典(2012年)

2つ目は、2012年阪神大賞典です。

 

パドックからイレ込みを見せ、レース中も折り合いを欠く場面がありました。

 

そして2週目3コーナー、早めに先頭に立つと外ラチまで逸走。実況も「オルフェーヴル失速」と連呼し、場内もざわつきました。

 

しかし、その後レースに復帰すると2着まで盛り返し、非凡な能力を見せつけます。

 

事件3 凱旋門賞(2012年)

3つ目は、2012年凱旋門賞です。

 

上記のように2着に敗れてしまいましたが、敗因は斜行と言われています。

 

主戦の池添ではなく凱旋門賞の優勝経験があるスミヨンに乗り替わり、オルフェーヴルのクセをつかめておらず、斜行に対応できませんでした。

 

直線を向いたときには楽な手ごたえであったことから、斜行さえ無ければ勝てていた可能性もあり、実況も「ゴール直前まで、日本は夢を見ました」というくらい惜しいレースでした。

 

翌2013年も挑戦しましたがトレブに敗れ、2年連続2着となりました。

 

事件4 有馬記念(2013年)

4つ目は、2013年有馬記念です。

 

これは事件というより、強さが際立つレースとなります。

 

2011年以来の有馬記念は、オルフェーヴルの引退レースとなりました。

 

レース内容は上記の通りですが、ゴール前では流す余裕を見せる強すぎるレースでした。

 

オルフェーヴル産駒の特徴・傾向は?芝ダート兼用の長距離向き?

2013年、現役競走馬生活を終えたオルフェーヴルは、2014年から種牡馬入りしました。

 

初年度種付け料は600万円で244頭の繁殖牝馬を集め、産駒は2017年からデビューし始めます。

 

主な代表産駒は、エポカドーロ(皐月賞)、ラッキーライラック(阪神JFなど)、ロックディスタウン(札幌2歳S)などです。

 

 

オルフェーヴル産駒の傾向として、長距離が得意な可能性があります。

 

産駒がデビューした2017年6月から2018年11月の連対馬を調べてみると、平均距離は1768.6mです。

 

例えば、同じ年に産駒がデビューしたロードカナロアは1463.8m、エイシンフラッシュは1650.0m、ノヴェリストは1654.3mと、他の種牡馬と比べると平均距離が長くなっています。

 

 

同じ時期の馬場適性を調べてみると、芝は47-57-44-474/622で勝率7.6%、ダートは27-36-18-173/254で勝率10.6%と、ダートの方が勝率が高くなっています。

 

このため、芝ダート兼用の可能性が高いです。ただ、代表産駒と上級条件馬はすべて芝で走っており、本当に強い馬は芝向きかもしれません。

 

 

仕上がりは、晩成の可能性があります。JRAの2018年2歳リーディングサイヤーによると、ロードカナロアの勝馬率は0.309、ヘニーヒューズは0.356に対して、オルフェーヴルは0.179と、早熟ではなさそうです。

 

 

配合は、エポカドーロの母父はフォーティナイナー、ラッキーライラックはフォーティナイナー系のFlower Alley、ロックディスタウンはStorm Catです。

 

他の産駒も米国系、特にMr. Prospector系の成績が良く、Mr. Prospector系やその子孫のフォーティナイナー系とはニックスの可能性があります。

 

まとめると、長距離向き、芝ダート兼用だが強い馬は芝向き、晩成傾向、Mr. Prospector系とニックスの可能性がある、となります。

 

まとめ

オルフェーヴルの血統、現役時代、そして産駒の特徴を紹介しました。

 

圧倒的な強さを見せたかと思えば、気性難を見せ負けることもあり、多くの競馬ファンに愛され、今も記憶に残っていることでしょう。

 

産駒も気性難を見せる馬も出てきており、ロックディスタウンはNHKマイルカップで引っくり返るという事件を起こしてくれました。

 

しかし、もう2頭のG1馬を出しており、今後は種牡馬としての活躍が期待されます。

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