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競馬の脚質の種類。逃げ、先行、差し、追い込み馬の違いと特徴

 

 競馬中継で1着馬がゴールしたときに良く聞くフレーズがあります。

 

『鮮やかな逃げ切り勝ち』

『直線全馬ごぼう抜き』

『馬群を割っての素晴らしい伸び脚』

などなど・・・

 

実はこれってその馬の脚質、言い換えれば戦法を褒めているフレーズなんです。

 

今日は競走馬の脚質の種類について紹介していきたいと思います。

 

 

競走馬の脚質には大別して、【逃げ】【先行】【差し】【追い込み】の4種類。

 

これは道中(スタートしてからゴールするまでの行程の事)の位置取りに大きな関係があります。

 

逃げ馬

【逃げ】とは、スタートしてからすぐに先頭に立ち、ゴールを一目散に目指して走るタイプです。

 

気性的に馬群の中ではやる気を無くしたり、他の馬が近くにいると怖がる馬が多いようです。

 

このタイプを逃げ馬と言い、その【逃げ】にも2タイプ有り、[大逃げ]と[溜め逃げ]と言われます。

 

大逃げ

[大逃げ]とは、スタートしてすぐに全力で後ろの馬達を引き離してゴールまで一目散に走ります。

 

途中では後続を40~50m離すこともあります。

 

大逃げを打つ馬は最近では余り見掛けませんが、海外のGⅠを2勝している『エイシンヒカリ』がこのタイプと言えるでしょう。

 

溜め逃げ

[溜め逃げ]とは、先頭には立つのですが馬の隊列からは離れず、すぐ後ろに後続を引き連れてゴールを目指すタイプでペースを一定に保ち、後続の馬達が脚を無くすのを待ってスパートを掛けて勝ちに行く戦法です。

 

ただし、逃げ馬は同タイプがいたり早くに競られてしまうと惨敗を喫することが多く、戦法としては一か八かと言う側面も有ります。

 

今年の天皇賞春や宝塚記念での『キタサンブラック』がこれに当たります。 

 

 

先行馬

【先行】とは、その名の通り先に行くと言う戦法です。

 

逃げ馬と違って先に行きたい馬を行かせ、自分はその後ろで前の馬のペースが落ちるのを待ってスパートを掛けます。

 

非常に安全な作戦ですが、道中で前の馬にペースを合わせたり、横や前に馬がいても怯まないタイプでなければ取れない戦法でもあります。

 

また、前の馬を必ず捕まえに行かなければならないため、スパートのタイミングが難しく、早すぎれば後からの馬に差されてしまう結果となることも有ります。

 

現役最強なのは昨年GⅠを2勝した『ラブリーデイ』が上げられます。

 

 

差し馬

【差し】とは、道中は馬群の真ん中からやや後ろ目に控えて脚を溜めて、最終コーナー辺りから加速させ始め、最後の直線半ば位で先頭集団を捉えて突き放す走り方です。

 

瞬発力に優れ、道中もじっとしていられる素直さなど必要な要因も多いですが、最も強さを感じさせる勝ち方をすることが出来ます。

 

ただしこの戦法を取る馬が最も多く、道中でぶつかったり、前をカットされたりと自分の思う競馬が出来ない事も多く、また最後の直線で前を塞がれたり、外から被せられたりとスムーズさを欠いた競馬を強いられるケースも有ります。

 

G1等で活躍する馬はこのタイプがもっとも多く、宝塚記念の1,2着だった『マリアライト』『ドゥラメンテ』がこれに当たります。

 

 

追い込み馬

【追い込み】とは、道中は最後方にいて最終コーナーを回って来るまでは仕掛けず、直線に向いた瞬間に馬群の大外を回して、豪快に前にいる馬を次々と抜き去って行くと言う戦法です。

 

観衆をドキドキさせ、また派手さもあるため非常に人気がありますが、相当に切れる脚を持ち、尚且つそれを持続させるだけの筋力も必要で、常に結果を残すのは難しい戦法でも有ります。

 

追い込み馬と言い、現役でこの戦法を使う強い馬は見当たりませんが、近年では世界最高ランクになった『ジャスタウェイ』や近代日本競馬の最高傑作と言われる三冠馬『ディープインパクト』がこのタイプになります。

 

 

予想するときだけでなく、競馬場で観戦するときも見る馬を絞り混んで、最初から最後までそれを追い続けると馬の脚質の違いが良くわかるようになると思いますよ。

 

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