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直線で爆発!強烈な追い込みが決まった競馬のレース10選

道中で溜め込んだ脚を直線で一気に爆発させ、前の馬を抜き去る追い込み馬。

 

逃げ馬や先行馬とは違い不利を受ける確率も高くなるので、追い込み馬の馬券を買っている時は本当にハラハラするでしょう。しかし、そのぶん追い込み馬の馬券を的中させたときの気持ち良さは格別なものがあります。

 

今回はそんな強烈な追い込みが決まったレース10選をご紹介します。

1997年 天皇賞・春(GⅠ)

勝ち馬:マヤノトップガン

 

この年の天皇賞・春は、サクラローレル、マヤノトップガン、マーベラスサンデーの3強対決となり、馬券もこの3頭が圧倒的に売れていました。

 

これまでのマヤノトップガンは、レースでは先行する形をとっていましたが、このレースではサクラローレルとマーベラスサンデーのの後ろにつけ、道中は11番手あたりでレースを進めました。そして、最後の直線で外に出すと、あっさりと2強を交わし春の天皇盾を手にします。

 

道中はスローペースの展開にも関わらず、この馬の末脚を最大限に発揮させた田原成貴騎手の手腕と作戦がピタリとはまったレースでした。

 

2003年 スプリンターズステークス(GⅠ)

勝ち馬:デュランダル

 

短距離からマイル戦線で活躍したデュランダルは、追い込みというインパクトのある脚質から多くのファンから人気を集めました、そして、その中でも特に鋭い末脚を発揮したレースが、2003年のスプリンターズステークスです。

 

ゴール前、一番人気のビリーヴが粘り切るかというところに、33秒1の末脚で追い込んだビリーブがハナ差し切りました。このレースでビリーヴはターフを去り、まさに短距離界の世代交代を告げる瞬間でした。

 

2005年 エリザベス女王杯(GⅠ)

勝ち馬:スイープトウショウ

 

宝塚記念でゼンノロブロイやハーツクライなどの一流馬を負かしたスイープトウショウですが、一番強烈な追い込みを決めたのはこのエリザベス女王杯でした。

 

レースはオースミハルカがマイペースで逃げ、十分なリードを保ったまま直線に行きます。しかし、2200mのレースにもかかわらず、上がり3ハロン33秒2の末脚を繰り出したスイープトウショウが最後は差し切り、三つ目のGⅠタイトルを手にします。

 

2009年 安田記念(GⅠ)

勝ち馬:ウオッカ

 

この年の安田記念は、ウオッカとディープスカイの新旧ダービー馬対決に注目が集まりました。

 

レースはウオッカが手応え十分で最後の直線に向きますが、前が思いっきり壁になってしまい、なかなか追い出せない状況になってしまいます。

 

その間にディープスカイが先頭に立ち、ウオッカの勝利が絶望的かと思われます。しかし、残り200mでようやく進路を確保できたウオッカは、一瞬の瞬発力でディープスカイを差し切ります。絶望的な展開から先頭をとらえた姿はファンに感動を与えました。

 

2014年 桜花賞(GⅠ)

勝ち馬:ハープスター

 

前哨戦のチューリップ賞を単勝1.1倍の圧倒的な人気で勝ち上がったハープスターは、本番の桜花賞でも単勝1.2倍の人気を集めレースを迎えます。

 

スタートがあまり上手ではないため、普段から後方から競馬をすることが多かったハープスターですか、このレースでは最後方18番手といつもよりさらに後ろから競馬を進めることになります。

 

最後の直線の入口でも最後方に位置し、大外に出します。そして、直線だけで17頭を交わし、最後は2着のレッドリヴェールにクビ差をつけて勝利を収めます。

 

観ていたファンもハラハラするレースでしたが、単勝1.2倍の圧倒的な支持を集めながら道中は最後方で直線勝負に賭けた川田騎手の度胸にも驚かされたレースでした。 

 

1987年 スプリングステークス(GⅡ)

勝ち馬:マティリアル

 

2.6番と1番人気を集めてレースに臨んだマテリアルは、道中は12番手と後方から進めます。しかし、4コーナーでの手応えがあまり良くなく、外を回っては届かないと判断した岡部幸雄騎手は、直線で内に入れます。

 

直線でもなかなか差が詰まらずマテリアルは万事休すかと思われましたが、最後の坂を登り切ってから猛烈な追い込みを見せ、見事勝利を収めました。 

 

1994年 クリスタルカップ(GⅢ)

勝ち馬:ヒシアマゾン

 

この時代は外国産馬が出走できるレースが限定されており、中距離戦線に使いたかったヒシアマゾンは仕方なく1200mのクリスタルカップに出走します。

 

スタートもあまり速くなく、終始、中舘騎手が気合いをつけながらの競馬になりますが、最後の直線でなんとか差し切ります。映像を見てもはっきり分かるぐらい、ヒシアマゾンは完歩が大きな馬なので、よくこの距離に対応できたなと思います。

 

2000年 根岸ステークス(GⅢ)

勝ち馬:ブロードアピール

 

追い込み馬のファンに特に人気なのが、この根岸ステークスです。

 

逃げたエイシンサンルイスが直線半ばではセーフティーリードのように見えますが、馬場の外から一頭だげ異次元の脚で追い込んできたブロードアピールが見事に差し切ります。

 

その末脚は何度見てもゲームのような非現実的なものでしたし、実況していたフジテレビの青嶋達也アナウンサーがいつも以上に大絶叫したのも納得です。 

 

2003年 アイビスサマーダッシュ(GⅢ)

勝ち馬:イルバチオ

 

この年のアイビスサマーダッシュは、単勝11.4倍と6番人気だった伏兵のイルバチオが重賞初制覇を収めます。

 

このレースのイルバチオの上がり3ハロンのタイムが、なんと31秒6でした。

 

その次に速かったのがサダムブルースカイ(7着)の32秒2だったので、1000m戦とはいえ、とんでもない瞬発力を見せたことになります。

 

2005年 若駒ステークス(OP)

勝ち馬:ディープインパクト

 

数多くのGⅠを勝ち、日本競馬に伝説を作ったディープインパクトが、全国の競馬ファンの注目を一気に集めるキッカケになったのが、この若駒ステークスでした。

 

レースはテイエムヒットベとケイアイヘネシーが速い流れを作ったこともありますが、上がり3ハロン33秒6で差し切った末脚は、その後の活躍を確信させるものでした。

 

ディープインパクトのベストレースはどれかと聞かれると、GⅠではなくこのレースを挙げるファンを多くいるほど、衝撃的なレースでした。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回は強烈な追い込みが決まったレース10選をご紹介しました。

 

最近は道中で脚を溜めるスタイルの競馬が主流になっているので、末脚比べになるレースが増えています。そんな中で今後も強烈な追い込みを決める馬がたくさん現れて欲しいと思います。
 

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