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後世に語り継がれる!競馬の伝説のレース10選

日本競馬の長い歴史の中で数多く伝説と呼ばれるレースが生まれてきました。それは人々に多くの感動を与え長く語り継がれています。

 

今回は筆者が独自に選んだ伝説のレース10選をご紹介します。

 

1975年 桜花賞(GⅠ)

勝ち馬:テスコガビー

 

牝馬らしからぬ雄大な馬格を誇ったテスコガビーは、デビューから6戦5勝の成績で桜花賞に挑みます。唯一の敗戦も後に皐月賞とダービーを勝つカブラヤオーの2着だったので、牝馬の中では群を抜いた能力だったと言えるでしょう。

 

そして、桜花賞では単勝支持率88%という圧倒的な支持を集め、レースでもスタートしてすぐに先頭に立つと、2着のジョーケンプトンに1.9秒差の大差をつけての圧勝を収めました。当時実況していた関西テレビの杉本清アナウンサーは、最後の直線であまりにも差がついたため「後ろからはなーんにも来ない!」という言葉を3回繰り返したことも語り草になっています。

 

1977年 有馬記念(GⅠ)

勝ち馬:トウショウボーイ

 

TTGと呼ばれた、トウショウボーイ・テンポイント・グリーングラスの三強が大舞台を賑わしていたこの時代、年末のグランプリでこの三頭が顔を合わせます

 

最近の強い馬は、道中は後方に控えて直線で勝負するというのが多い中で、このレースは三強がスタートからゴールまで常に先頭を奪い行ってデッドヒートを続けました。

 

最後はトウショウボーイに軍配が上がりましたが、スタートからゴールまでのあいだ、常につばぜり合いを見せた迫力は、40年以上経った今もなお色褪せることはありません。

 

1996年 スプリンターズステークス(GⅠ)

勝ち馬:フラワーパーク

 

当時、短距離戦線を賑わせていたフラワーパークとエイシンワシントンが、最後の直線でデッドヒートを繰り広げ、最後は鼻面を並べてゴールをしました。

 

その写真判定は12分も続き、最後はフラワーパークがわずか1センチ差で勝利を収めました。フラワーパークの手綱を握っていた田原成貴騎手は、ゴール寸前で「ゴムマリを素早く押すと次の瞬間すぐに膨張する」という理屈を使用した奥の手を使って、最後の首の上げ下げを制したという伝説も有名です。

 

2008年 天皇賞・秋(GⅠ)

勝ち馬:ウオッカ

 

この年の天皇賞・秋は、ウオッカとディープスカイの新旧ダービー馬対決、そしてウオッカとダイワスカーレットの牝馬2頭の戦いに注目が集まったレースでした。

 

直線の半ばで、逃げたダイワスカーレットの脚が上がり、外から追い込んだディープスカイとウオッカの二頭の争いになるように見えましたが、最後はダイワスカーレットが二枚腰を使い、最後はウオッカとダイワスカーレットの牝馬2頭が全く並んでのゴールとなりました。

 

長い長い写真判定の結果、ウオッカのハナがわずかに2センチだけ出ていたという大接戦でした。最強牝馬2頭が、強豪牡馬がたちに立ち向かい時代を席巻したことを証明する一幕でした。

 

2017年 中山大障害(JGⅠ)

勝ち馬:オジュウチョウサン

 

歴代最強障害馬とも言われるオジュウチョウサンが、そのタイトルを思いのままにしており、アップトゥデイトはその2着に甘んじることが多くありました。

 

そして、この中山大障害ではなんとかオジュウチョウサンを負かすため、林満明騎手は大逃げの手を打ちます。道中は20馬身以上後続に差をつけ、最後はオジュウチョウサンは届かないのではないかと、場内は騒然となりました。しかし、最後は1/2馬身オジュウチョウサンが差し切りました。

 

アップトゥデイトの悲願は叶いませんでしたが、最強を負かすためにライバルが意地を見せてくれたレースでした。

 

1996年 阪神大賞典(GⅡ)

勝ち馬:ナリタブライアン

 

前年の有馬記念を勝ったマヤノトップガンと三冠馬のナリタブライアンに注目が集まったこのレースは、ファンの期待どおり3コーナーからこの2頭のデッドヒートとなります。

 

そして、そのデッドヒートはゴール版まで続き、最後クビ差だけナリタブライアンが前に出たところがゴールでした。息を呑むトップホースの叩き合いは素晴らしいものでした。

 

1998年 金鯱賞(GⅡ)

勝ち馬:サイレンススズカ

 

大逃げ馬として開花したサイレンススズカは、このレースでもスタートからグングン飛ばして後続を引き離します。

 

そして、その差は最後まで詰まることなく2着馬に2秒の大差をつけて鮮やかに逃げ切りました。

 

2000年 ラジオたんぱ杯3歳ステークス(GⅢ)

勝ち馬:アグネスタキオン

 

アグネスタキオン・ジャングルポケット・クロフネ、このレースで馬券圏内を占めた三頭全てが、後に種牡馬として活躍しているということを考えれば、とんでもないGⅢだったとい言えます。

 

アグネスタキオンは怪我により早く引退をしてしまいましたが、現役生活が長ければジャングルポケットやクロフネ以上の活躍をしていたのではないかと思うと、本当に早期の引退が悔やまれます。

 

2001年 武蔵野ステークス(GⅢ)

勝ち馬:クロフネ

 

NHKマイルカップを勝っていながら外国産馬の厳しい条件により、天皇賞・秋への出走が賞金不足により叶わなかったクロフネは、武蔵野ステークスでダート路線に挑戦します。

 

すると、とてつもないダート適性の高さを見せ、芝コース並みのレコードでこのレースを制します。そして、次走のジャパンカップダートも勝ち、ダートレースで連勝を見せます。

 

しかし、その後、怪我で引退してしまいます。クロフネが無事なら、ドバイワールドカップも余裕で勝っていたという関係者もたくさんいただけに、この伝説の続きが見たかったところです。

 

2000年 根岸ステークス(GⅢ)

勝ち馬:ブロードアピール

 

このレースでのブロードアピールの追い込みは、壮絶なものでした。直線半ば、マイペースで逃げていたエイシンサンルイスがセーフティーリードを奪い、誰もがその勝ちを確信していました

 

しかし、馬場の外から次元の違う脚で追い込んできたブロードアピールは、最後に見事に差し切って優勝を手にします。追い込みの名レースとしてこのレースを挙げるファンも多い伝説のレースです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は競馬の伝説のレースにスポットを当て、10のレースをご紹介しました。

 

伝説が生まれる背景にはインパクトのある勝ち方や、ライバル同士の壮絶なしのぎの削り合いというものがあります。この先もサラブレッドが作ってくれるたくさんの伝説を見守っていきましょう。

 

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