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競馬のリステッド競走(レース)とは?JRAのリステッドレース一覧と賞金額

リステッド競走というのはご存じでしょうか。

 

競馬新聞やネットの競馬を見ているとレースの下に(L)と表記されているものがあります。

 

例えば

 

安土城ステークス(L)

 

このような形で表記されているのがリステッド競走です。

 

日本では2019年から導入されたので歴史は浅いですね。

 

このリステッド競走がどのような意味をもつのか、リステッド競走に指定されたレースと賞金額の変更についてまとめました。

 

リステッド競走(レース)とは

リステッド競走とは、分かりやすく言うとOP以上G3以下のレースとなります。

 

つまり、前述した安土城ステークスはOPよりも格上でG3よりも格下のレースとなります。このような位置づけのため、準重賞とも呼ばれています。

 

リステッド競走の歴史

日本では2019年から導入されましたが世界での導入はもっと早いです。

 

元々世界の競馬事情でグループ制度(現在のグレード競争とほぼ同じです)が導入されたのは1943年です。

 

そのときに「グループ1」、「グループ2」、「グループ3」とそれぞれレースがあてはめられ、それが現在のG1、G2、G3とほぼ同じ意味を成しています。

 

ところが、グループ化されていないその他のレースも格付けしたいという要望が多かったので「グループ4」を制定し、そのグループ4に当てはまるレースを「リステッド競走」と呼ぶようになりました。

 

JRAによるリステッド競走の導入

JRAでも2019年にリステッド競走が導入されました。

 

JRAの場合はグレード指定されていないOP特別レースが対象となり、OP特別レースでも質の高いレースがリステッド競走化されています。

 

JRAのリステッド競走の一覧

全63競走が対象になっています。(賞金は1着の賞金です。)

 

2歳限定戦

・アイビーステークス      (東京芝1800m)  賞金1700万円

・萩ステークス         (京都芝1800m)  賞金1700万円

 

3歳限定戦

・ジュニアカップ        (中山芝1600m)  賞金2000万円

・紅海ステークス        (京都芝1400m)  賞金2000万円

・若駒ステークス        (京都芝2000m)  賞金2000万円

・クロッカスステークス     (東京芝1400m)  賞金2000万円

・エルフィンステークス     (京都芝1600m)  賞金2000万円

・ヒヤシンスステークス     (東京ダ1600m)  賞金1900万円

・紅海ステークス        (京都芝1400m)  賞金2000万円

・マーガレットステークス    (阪神芝1200m)  賞金2000万円

・すみれステークス       (阪神芝2200m)  賞金2000万円

・紅海ステークス        (京都芝1400m)  賞金2000万円

・アネモネスステークス     (中山芝1600m)  賞金2000万円

・若葉ステークス        (阪神芝2000m)  賞金2000万円

・忘れな草賞          (阪神芝2000m)  賞金2000万円

・スイートピーステークス    (東京芝1800m)  賞金2000万円

・プリンシパルステークス    (東京芝2000m)  賞金2000万円

・橘ステークス         (京都芝1400m)  賞金2000万円

・鳳雛ステークス        (京都ダ1800m)  賞金1900万円

・紅海ステークス        (京都芝1400m)  賞金2000万円

・白百合ステークス       (京都芝1800m)  賞金2000万円

 

3(4)歳以上のレース

・ニューイヤーステークス    (中山芝1600m)  賞金2500万円

・淀短距離ステークス      (京都芝1200m)  賞金2500万円

・すばるステークス       (京都ダ1400m)  賞金2300万円

・ニューイヤーステークス    (中山芝1600m)  賞金2500万円

・白富士ステークス       (東京芝2000m)  賞金2600万円

・ニューイヤーステークス    (中山芝1600m)  賞金2500万円

・洛陽ステークス        (京都芝1600m)  賞金2500万円

・仁川ステークス        (阪神ダ2000m)  賞金2300万円

・大阪城ステークス       (阪神芝1800m)  賞金2600万円

・東風ステークス        (中山芝1600m)  賞金2500万円

・六甲ステークス        (阪神芝1600m)  賞金2500万円

・コーラルステークス      (阪神ダ1400m)  賞金2300万円

・春雷ステークス        (中山芝1200m)  賞金2500万円

・京葉ステークス        (中山ダ1200m)  賞金2300万円

・福島民報杯          (福島芝2000m)  賞金2600万円

・オアシスステークス      (東京ダ1600m)  賞金2300万円

・メトロポリタンステークス   (東京芝2400m)  賞金2600万円

・ブリリアントステークス    (東京ダ2100m)  賞金2300万円

・谷川岳ステークス       (新潟芝1600m)  賞金2500万円

・都大路ステークス       (京都芝1600m)  賞金2600万円

・栗東ステークス        (京都ダ1400m)  賞金2300万円

・安土城ステークス       (京都芝1400m)  賞金2500万円

・米子ステークス        (阪神芝1600m)  賞金2500万円

・大沼ステークス        (函館ダ1700m)  賞金2300万円

・パラダイスステークス       (東京芝1400m)  賞金2500万円

・名鉄杯            (中京ダ1800m)  賞金2300万円

・札幌日経オープン       (札幌芝2600m)  賞金2600万円

・BSN賞           (新潟ダ1800m)  賞金2300万円

・朱鷺ステークス        (新潟芝1400m)  賞金2500万円

・エニフステークス       (阪神ダ1400m)  賞金2300万円

・ポートアイランドステークス  (阪神芝1600m)  賞金2500万円

・グリーンチャンネルカップ   (東京ダ1400m)  賞金2300万円

・信越ステークス        (新潟芝1400m)  賞金2500万円

・オクトーバーステークス    (東京芝2000m)  賞金2600万円

・夕刊フジ杯オパールステークス (京都芝1200m)  賞金2500万円

・ブラジルカップ        (東京ダ2100m)  賞金2300万円

・カシオペアステークス     (京都芝1800m)  賞金2600万円

・ルミエールオータムダッシュ  (新潟芝1000m)  賞金2500万円

・オーロカップ         (東京芝1400m)  賞金2500万円

・アンドロメダステークス    (京都芝2000m)  賞金2600万円

・福島民放カップ        (福島ダ1700m)  賞金2300万円

・キャピタルステークス     (東京芝1600m)  賞金2500万円

・ラピスラズリステークス    (中山芝1200m)  賞金2500万円

・師走ステークス        (中山ダ1800m)  賞金2300万円

・リゲルステークス       (阪神芝1600m)  賞金2500万円

・ディセンバーステークス    (中山芝1800m)  賞金2600万円

・ベテルギウスステークス    (阪神ダ1800m)  賞金2300万円

 

2歳3歳限定戦よりも3歳以上のレースのほうが賞金が高いですね。

 

ダートよりも芝のほうが賞金が高く設定されています。

 

3歳以上の一部の芝のレースは2600万円でリステッド競走の中でも格上であることが分かりますね。

 

賞金の変更点について

やはりオープンからリステッド競走に指定されたことで賞金額の変更があります。

 

「JRAのリステッド競走の一覧」を見てもらえばわかるように

 

  1. 2歳限定戦は一律1700万円
  2. 3歳限定戦は芝は2000万円、ダートは1900万円
  3. 3歳以上ダートは一律2300万円
  4. 3歳以上芝は基本的に2500万円
  5. 3歳以上の一部の芝のレースは2600万円

 

と5つに分けて考えられます。OPから昇格したことでいずれのレースも賞金額が変わっています。

 

2歳限定戦の賞金の変更

 

2018年

本賞金1着1600万円、2着640万円、3着400万円、4着240万円、5着160万円

 

2019年

本賞金1着1700万円、2着680万円、3着430万円、4着260万円、5着170万円

 

3歳限定戦(芝)の賞金の変更

 

2018年

本賞金1着1900万円、2着760万円、3着480万円、4着290万円、5着190万円

 

2019年

本賞金1着2000万円、2着800万円、3着500万円、4着300万円、5着200万円

 

3歳限定戦(ダート)の賞金の変更

 

2018年

本賞金1着1800万円、2着720万円、3着450万円、4着270万円、5着180万円

 

2019年

本賞金1着1900万円、2着760万円、3着480万円、4着290万円、5着190万円

 

3歳以上(ダ)の賞金の変更

 

2018年

本賞金1着2200万円、2着880万円、3着550万円、4着330万円、5着220万円

 

2019年

本賞金1着2300万円、2着920万円、3着580万円、4着350万円、5着230万円

 

3歳以上(芝)の1着賞金2500万円クラスの変更

 

2018年

本賞金1着2300万円、2着920万円、3着580万円、4着350万円、5着230万円

 

2019年

本賞金1着2500万円、2着1000万円、3着630万円、4着380万円、5着250万円

 

3歳以上(芝)の1着賞金2600万円クラスの変更

 

2018年

本賞金1着2400万円、2着960万円、3着600万円、4着360万円、5着240万円

 

2019年

本賞金1着2600万円、2着1000万円、3着650万円、4着390万円、5着260万円

 

まとめ

リステッド競走についてまとめてみました。OP時代に比べて賞金が上がっているのは盲点かもしれません。

 

2歳、3歳の馬にとっては非常に重要で、オープンとリステッドの数百万円の差で重賞に出られるか否か分けられます。

 

リステッド競走が施行されたことでより一層強い馬が大舞台に出走しやすくなる可能性が出てきました。

 

国内ではまだ歴史の浅いリステッド制度ですが、今後競馬界にどのような影響をもたらすのか注目したいですね。

 

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