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地方競馬から生まれ中央G1を勝利した歴代名馬5頭

地方競馬から中央競馬に移籍して活躍した名馬の代表格はなんといってもオグリキャップやイナリワンがあげられますが、ここでは1990年代以降で地方競馬から中央競馬に移籍後、中央競馬のG1を勝利した馬をご紹介します。

 

1. オグリローマン

G1勝利 1994年桜花賞
通算成績 15戦7勝
地方(笠松) 7戦6勝
中央 8戦1勝

半兄にオグリキャップという血統のオグリローマンは、笠松競馬在籍時には当時笠松競馬所属で笠松競馬在籍時のオグリキャップの主戦騎手だった安藤勝己騎手を背に無敵の力を見せつけ勝利を重ねていました。

 

中央移籍後は主に武豊騎手を主戦に迎えましたが、勝利にはなかなか結び付かなかったものの厩舎の仕上げ、武豊騎手の好騎乗がかみ合ったレースが中央競馬唯一の勝利となったG1桜花賞でした。

 

2. トロットサンダー

G1勝利 1995年マイルチャンピオンシップ、1996年安田記念
通算成績 22戦15勝
地方(浦和) 9戦8勝
中央 13戦7勝

トロットサンダーのすごい所は、マイルのスペシャリストだったところです。

 

中央移籍後、マイル戦を除いた成績が7戦1勝、マイル戦は6戦6勝のパーフェクトということを考えるといかにマイル戦に適性があったかということがわかります。

 

この時期のマイル戦ではいつも横山典弘騎手を背に後方から差してくるトロットサンダーの姿がありました。

 

>>  芝1600で6戦6勝!トロットサンダーの現役時時代と産駒成績。死因はなに?

 

3. アローキャリー

G1勝利 2002年桜花賞
通算成績 16戦3勝
地方(ホッカイドウ) 7戦2勝
中央 9戦1勝

毎年2歳馬の新馬戦は中央競馬含めて全国で一番早くホッカイドウ競馬から5月にスタートします。

 

アローキャリーも2001年5月から競走馬生活をスタートさせ、快足を飛ばし逃げて上位に食い込む戦いを続けていました。

 

地方在籍時にも中央交流競走を2回走っていますが、秋に中央移籍し初戦がいきなりG1阪神ジュベナイルフィリーズとなり、9番人気ながら2着に逃げ粘ります。

 

翌年も2月のエルフィンステークス2着後に3月の前哨戦アネモネステークスに1番人気で出走するも8着に敗退します。

 

人気騎手ペリエが鞍上での敗退により、本番の桜花賞は13番人気と人気を落としながらも逃げに近い先行2番手から直線抜け出し見事に前評判を覆してG1ウィナーとなりました。

 

鞍上の池添騎手にとっても初のG1制覇となったのがこのレースです。

 

なお、同年2002年のマイルチャンピオンシップ18着を最後に引退をするアローキャリーですが、その時の優勝馬が次に紹介するトウカイポイントでした。

 

4. トウカイポイント

G1勝利 2002年マイルチャンピオンシップ
通算成績 37戦7勝
地方(盛岡) 5戦1勝
中央 32戦6勝

一般的に中央移籍してG1勝ちする馬が、地方競馬在籍時は圧倒的な強さを見せるのとは異なり、盛岡競馬場でデビューしたトウカイポイントですが、盛岡ではわずか1勝しかできませんでした。

 

中央移籍後もはじめは長距離を中心にレースを使われていましたが、2002年に入り徐々に中距離からマイルに距離を短縮、2回目のG1挑戦となったマイルチャンピオンシップで11番人気ながら見事勝利に輝きます。

 

意外にも名馬と言われて名高いトウカイテイオー産駒初めてのG1馬となりました。

 

5. レッドキングダム

G1勝利 2014年中山大障害
通算成績 31戦7勝
地方(盛岡) 4戦2勝
中央 27戦5勝

最後にご紹介するレッドキングダムは、経歴が異色とも言えます。

 

デビューは中央競馬ですが、在籍期限の3歳秋までに未勝利を脱出することができずに、盛岡競馬に転籍しました。

 

中央再転入には一定の勝利数が必要ですが、条件をクリアして再転入を果たします。

 

再転入後、再度中央平場戦を走るものの勝つことはできなかったレッドキングダムは5歳の春に障害入りしてから一気に素質が開花していきます。

 

そして、夏の小倉で障害未勝利を脱出してからはあっという間に同じ年の暮れの中山大障害を制覇してG1馬の仲間入りを果たしました。

 

まとめ

メイセイオペラやコスモバルクなど地方在籍のまま中央の重賞戦線で活躍する馬もいますが、今回ご紹介した馬たちのように移籍して活躍する馬も多数います。

 

ただし、傾向としては意外と人気にならないので、何か光るものを感じ取れるようならば追いかけて応援するのも、高配当馬券的中には必要なのかもしれません。

 

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