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オグリキャップと伝説のラストラン有馬記念、主な産駒一覧と成績

出典:wikipedia

 

地方競馬出身の人気アイドルホースでもあるオグリキャップは、「オグリ」や「芦毛の怪物」と呼ばれ、ハイセイコー以来の競馬ブームの中心となりました。

 

そんなオグリキャップといえば、伝説とも言われるラストランの有馬記念での奇跡の復活

 

オグリキャップ の有馬記念とその子供達の活躍を紹介します。

 

オグリキャップの血統

ダンシングキャップ

父の父

Native Dancer

父の母

Merry Madcap

ホワイトナルビー

母の父

シルバーシャーク

母の母

ネヴアーナルビー

 

伝説のラストラン1990年の有馬記念

オグリキャップは笠松競馬出身で無敗のまま中央競馬に移籍をしてきました。

 

有馬記念がオグリキャップの象徴ともいえるレースになりますが、実は3回出走をしています。

 

1988年の有馬記念は、名手岡部騎手とコンビを組んでの参戦。

 

岡部騎手はオグリキャップとはこれが最初で最後のコンビでしたが、ライバル馬のタマモクロスに天皇賞・秋とジャパンカップで続けて先着をゆるしてしまい、有馬記念での勝利によって、ようやく念願がかなったレースになりました。

 

1989年の有馬記念は、南井騎手とのコンビで1番人気に支持されましたが、最後の直線で失速気味になり、5着に終わりました。

 

この時は、通常よりも前目でレースをしていたことが原因かどうかは定かではありませんが、最後の直線での伸びは他のレースと比べるとかなり厳しい展開になっていました。

 

1990年の有馬記念は、前走ジャパンカップを11着と大敗していることもあり、引退レースでありながら、かつての人気はなく4番人気でのスタートになりました。

 

実際に全盛のころに比べると力が衰えていたオグリキャップでしたが、思った以上にレース展開がスローペースになり、我慢比べのような展開になりました。

 

折り合いをつけるのが上手い武豊騎手とのコンビで好位を追走しながら、最終コーナーに向けて徐々に進出をはじめるオグリキャップにとっては予想以上に良い展開になったといえます。

 

オグリキャップは最後の直線に向けて、ゴーサインを出すときに左手前で走る事が基本になっていたのですが、内側にもたれる癖があるために武豊騎手はひと工夫を行います。

 

左手前にかえるには、左側から鞭をいれる必要があるのですが、それでは余計に右にもたれてしまいます。そこで、武豊騎手はオグリキャップの癖を逆に利用して、最終コーナー侵入時に頭を外側に向けた状態で左側から鞭をいれて合図を出すという作戦に出ました。

 

この作戦がピタリとはまり、後方から追いこんできたメジロライアンにせまられながらも3/4馬身差でみごと有終の美を飾ることに成功しました。

 

この引退レースを結果だけで見ると、オグリキャップの実力という見方もできますが、本来のオグリキャップの適正距離を考えれば有馬記念というのはかなり距離も長く冷静に考えると勝つにはそれなりの条件がそろう必要がありました。

 

実はこの日は、同日に同条件の2500mで争われたハンデ戦の1着馬のタイムよりも、有馬記念の優勝馬のタイムが遅いという前代未聞の結果に終わっていました。

 

後に、異常なスローペースによって有力馬が相次いでペースを乱される中、比較的自分のペースで体力を温存できたオグリキャップにとって有利な展開になったという見解もありました。

 

もちろん、この条件の中でも折り合いをつけた武豊騎手の実力と賢い馬だと言われていたオグリキャップの組み合わせが、勝利を呼び寄せたという事実に変わりはありません。

 

オグリキャップの現役産駒、産駒成績、繁殖牝馬

オグリキャップの現役引退後は、種牡馬として初年度からとても高い人気がありましたが、初年度産駒で重賞2着に入ったオグリワンやアラマサキャップがその後に期待をされたものの、オグリワンは中央から地方競馬に主戦場を移して5勝をあげて2001年に引退。

 

アラマサキャップは、16戦2勝で引退しています。

 

BMSでも中央競馬で重賞勝利を残した馬は存在せず、種牡馬としてのオグリキャップは自身の現役時代のような産駒を残すことはできませんでした。

 

そんなオグリキャップの子孫は、種牡馬としては、後継種牡馬のノーザンキャップ産駒のクレイドルサイアーが2013年に種牡馬登録をされています。

 

繁殖牝馬としては、2017年にアイビスサマーダッッシュで1着になったラインミーティアが唯一のオグリキャップと血縁馬での重賞馬となっています。

 

ちなみに、ラインミーティアの母がアラマサフェアリーで、その母がアラマサキャップになりますので、母の母父がオグリキャップという事になります。

 

まとめ

現役時代は気性面もおとなしく、落ち着いていたオグリキャップは頭の良い馬であったと言われています。

 

その結果が本来の適正距離からは考えられないほどの距離での好走にもつながったのではないかと言われています。

 

また、最強馬としても名高いシンボリルドルフとオグリキャップの追い出してからの動きが似ているとシンボリルドルフの管理調教師が評価したほどの素質の持ち主であった事も事実のようです。

 

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