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名馬が勢ぞろい!歴代差し馬ランキングトップ10

 

逃げ馬や追い込み馬のようにインパクトの大きなものではありませんが、道中は先団につける馬たちを虎視眈々とマークし、直線できっちり捉える差し馬も多くのファンを楽しませてくれます。

 

今回は歴代差し馬ランキングをトップ10形式でご紹介します。

 

10位 トゥザヴィクトリー

サンデーサイレンス
フェアリードール
馬主 金子真人
調教師 池江泰郎(栗東)

 

この馬が、ファンを驚かせたのは2001年のエリザベス女王杯でした。

 

これまでずっと逃げか先行の作戦をとっていたトゥザヴィクトリーでしたが、この日はハイペースになると展開を読んだ武豊騎手が意図的に後方に位置取ります。その作戦がはまり前半1000mが58秒5のハイペースでレースが流れます、展開も味方につけたトクザヴィクトリーは、上がり3ハロン33秒9の末脚を繰り出し、ローズバドをハナ差凌ぎ初のGⅠタイトルを手にしました。

 

生涯でこの馬が差しの作戦を取ったのはこのレースただ一度ですが、武豊騎手の神騎乗とともに差し馬としてこの馬を語り継ぐ人も少なくありません。

 

9位 メジロドーベル

メジロライアン
メジロビューティー
馬主 メジロ商事
調教師 大久保洋吉(美浦)

 

名牝を語る上で忘れてはならないのはこのメジロドーベルでしょう。牝馬限定戦だけですが GⅠ5勝した内容はどれも牝馬離れしたものでしたし、若かりし頃の吉田豊騎手の知名度を一気に上げてくれたのはこの馬です。

 

残念ながら母親としては10頭の子供を産みましたが、重賞馬を輩出することはできませんでした。それでも一時代を築いたメジロ牧場を語る上では欠かせない存在です。

 

8位 モーリス

スクリーンヒーロー
メジロフランシス
馬主 吉田和美
調教師 堀宣行(美浦)

 

3歳の5月オープンの白百合ステークスで3着になって以降、長期休養を余儀なくされ、復帰戦は4歳1月の若潮賞となりますが、ここから快進撃が始まりGⅠ6勝を含む11連続連対の安定感を見せます。

 

どんな舞台でも高いパフォーマンスを見せ続け、なんといっても香港のGⅠは3戦3勝とすべて勝利をおさめました。

 

ドゥラメンテと同様、モーリス産駒も2020年から続々とデビューしてくるので、 産駒の活躍が非常に楽しみです。 

 

7位 レイデオロ

キングカメハメハ
ラドラーダ
馬主 キャロットファーム
調教師 藤沢和雄(美浦)

 

日本ダービーを含む2勝を挙げたレイデオロですが、今年に入ってからの2戦は条件がかみ合わずもどかしい競馬が続いています。

 

これまでのパフォーマンスを見ていてもまだまだGⅠを勝てる潜在能力はあるはずですし、これからの期待値も込めて7位としました。

 

6位 ブエナビスタ

スペシャルウィーク
ビワハイジ
馬主 サンデーレーシング
調教師 松田博資(栗東)

 

新馬戦は3着に敗れてしまいますが、このレースの勝ち馬が後に皐月賞を勝つアンライバルド、2着馬がダービー2着となるリーチザクラウンだったので、とてつもなくレベルの高い新馬戦だったことがわかります。

 

その後、3戦目の阪神ジュベナイルフィリーズで2歳女王に輝き、3歳になってからも桜花賞とオークスを勝ち、牝馬二冠を達成します。しかし、秋華賞は3着(2位入線降着)に敗れ、牝馬クラシック三冠は逃してしまいます。 

 

さらに有馬記念で2着、海外遠征をしてもドバイシーマクラシックで2着に入り、世界の舞台や牡馬に混ざっても好走を続け、最後はGⅠヴィクトリアマイルを勝って引退の花道を飾ります。

 

繁殖牝馬としてはキングカメハメハ産駒を3頭送り出していますが、活躍馬には恵まれていません。来年にはモーリス産駒がデビューする予定になっているので、父親が変わってブエナビスタ素質がうまく引き継がれることを期待しています。 

 

5位 ドゥラメンテ

キングカメハメハ
アドマイヤグルーヴ
馬主 サンデーレーシング
調教師 堀宣行(美浦)

 

母がGⅠ2勝のアドマイヤグルーヴということもあり、ドゥラメンテも大きな期待を集めてデビューします。皐月賞・日本ダービーを勝ち見事二冠を達成しますが、この後9ヶ月の休養を余儀なくされます。

 

4歳になり復帰初戦の中山記念こそ勝ちますが、その後ドバイシーマクラシックと宝塚記念のGⅠ2戦はいずれも2着に敗れてしまいます。

 

GⅠは2勝止まりでしたが、最後の直線で見せる破壊力は多くのファンの心を掴みました。来年2020年からデビューするドゥラメンテ産駒達にも期待が集まります。

 

4位 ロードカナロア

キングカメハメハ
レディブラッサム
馬主 ロードホースクラブ
調教師 安田隆行(栗東)

 

3歳の秋に京阪杯を勝ち、初重賞制覇をおさめますが、本格化を迎えるのは4歳の秋でした。 2番人気でスプリンターズステークスを制した後、香港スプリントに挑みます。これまで香港スプリントでは日本馬は苦戦を続けていましたが、その壁を突破し見事に日本馬として初めてこのレースを制することになります。

 

その翌年もこの馬の勢いは止まらず、春は高松宮記念安田記念、さらに秋にはスプリンターズステークス香港スプリントをともに連覇するという偉業を達成します。

 

日本の短距離馬の歴史を大きく塗り替えてくれたこの馬は、種牡馬となってもその勢いは止まらず、今はポストディープインパクトとして大舞台で活躍する馬を多く送り出しています。

 

3位 オルフェーヴル

ステイゴールド
オリエンタルアート
馬主 サンデーレーシング
調教師 池江泰寿(栗東)

 

東日本大震災の年に史上7頭目のクラシック三冠制覇を成し遂げたオルフェーヴルは翌年凱旋門賞にも挑戦し、これまでの日本馬最先着の2着に大健闘します。最終的にGⅠを6勝し、 今でも多くのファンの印象に残っている名馬です。

 

ただ激しい気性の持ち主でもあり、4歳初戦の阪神大賞典では2周目の3コーナーで外ラチに向かって逸走してしまうような場面もありました。

 

今でも多くのオルフェーヴル産駒がJRAで走っていますが、この気性の悪さも多くの馬が引き継いでいるので、個性的な産駒が多く出ているのも特徴です。

 

2位 ウオッカ

タニノギムレット
タニノシスター
馬主 谷水雄三
調教師 角居勝彦(栗東)

 

牝馬として64年ぶりに勝った日本ダービーを含むGⅠ7勝を達成した名牝です。 

 

ダイワスカーレットとワンツーフィニッシュの決着だったレースが計3回もあり、この時期は最強牝馬2頭が競馬界を沸かせてくれました。

 

引退後、繁殖牝馬としては馬主の意向によりサンデーサイレンスの血が混ざらない馬ばかり生産されています。それもあってかタニノフランケル以外それほど活躍馬が出ていない現状ですが、これらの馬が引退した後サンデーサイレンス系の馬の掛け合わせた子どもが出てきた時に底力を発揮し、この馬の血脈が目覚める時が必ず来るでしょう。

 

1位 ディープインパクト

サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
馬主 金子真人ホールディングス
調教師 池江泰郎(栗東)

 

言わずと知れた、日本の競馬の歴史を塗り替えたクラシック三冠馬です。

 

もともとスタートがあまり上手ではないこと、トモ(後肢)の入りがあまり良くないことから、どうしても後方から競馬をすることが多くありました。しかし、勝負どころから一気に上がっていく脚と、直線で突き抜けるスピードはずば抜けたものがありました。 

 

種牡馬としても大成功しているディープインパクトの子どもから、これを超える素晴らしい差しを見せてくれる馬の誕生をファンは心待ちにしているでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は歴代の差し馬をトップテン形式でご紹介しました。差しという脚質が脚光を浴びることは多くありませんが、数多くの名馬を生み出している脚質でもあるので、今一度注目してみてはいかがでしょうか。 

 

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