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史上初4歳馬で天皇賞制覇!バブルガムフェローの血統、現役時代、代表産駒たち

ブリーダーズ・スタリオン・ステーションの牧場見学にて撮影 

By dora1977 - 投稿者自身による作品 (本人撮影), パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5098470

 

競馬の世界というのは、「成功」と「失敗」の境界線に少しあいまいなところがあります。

 

たとえば三冠馬のディープインパクトは、競走馬としても種牡馬としても大成功をおさめたスターホースでした。

 

同じく七冠馬のテイエムオペラオーは、現役時代はディープインパクトと同レベルの強さを誇りながら、種牡馬としてはどう好意的に見ても失敗という結果であると、少なくとも現状では言わなければなりません。

 

では、ディープインパクトと同じ三冠馬のシンボリルドルフはどうだったかというと、それは確かにトウカイテイオーという大スターを輩出したわけですから、一般的には「成功」といえるのかもしれませんが、そのトウカイテイオーは種牡馬としても大成することなく、ルドルフの父系の血はすでに途絶えています

 

このあたりは、シンボリルドルフの種牡馬としての評価が非常に難しくなってくるところもあります。

 

同様に、種牡馬としては失敗と言われたメジロマックイーンは、しかしまったく無名の牝系出身のオリエンタルアートやポイントフラッグ、そしてなんといっても大種牡馬ステイゴールドの力を借りて、結果としては前例がないレベルで「大成功」をおさめた形にはなりました。

 

特に血統の部分では、たとえ産駒が走らなくても、10年以上もの歳月を経て、その血が奇跡的によみがえることがあるのも競馬の世界です。

 

同じように、競走馬として大成功をおさめ、種牡馬としては失敗したと現時点で言われている名馬が過去にもたくさんいました。

 

その1頭であるバブルガムフェローに、今回はスポットを当ててみたいと思います。

 

バブルガムフェローの血統

バブルガムフェローというと、種牡馬として顕著な成績を残せなかったため、どこか「地味な馬」という印象がありますが、競走馬時代は非常に素晴らしい成績を残した名馬でした。

 

サンデーサイレンスは初年度産駒にフジキセキ(朝日杯)、ジェニュイン(皐月賞、マイルCS)、ダービー(タヤスツヨシ)といきなりとてつもないスターを輩出し、2世代目もダービーこそ「奇跡の馬」と呼ばれたフサイチコンコルド(父カーリアン)に譲ったものの、イシノサンデー(皐月賞)、ダンスインザダーク(菊花賞)らを輩出し、時代は完全にサンデーサイレンスの天下となったことを印象づけた世代でした。

 

しかしその猛威はクラシックだけにとどまりませんでした。

史上初の4歳馬(現在の3歳)による天皇賞制覇という偉業を成し遂げたのが、同じくサンデーサイレンス産駒のバブルガムフェローだったのです。

 

母バブルカンパニーもリファール産駒の良血馬で、バブルガムフェロー自身もたいへんな良血馬だったわけです。

 

「チーム・シンボリルドルフ」としてのバブルガムフェローと主戦ジョッキー岡部幸雄騎手

バブルガムフェローは美浦の藤沢和雄厩舎の管理馬であり、主戦ジョッキーは現在解説などでわかりやすいお話がトレードマークになっている名手・岡部幸雄騎手でした。

 

そう、バブルガムフェローは当時飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進していた「チーム・シンボリルドルフ」の一員ということもあって、活躍を約束された良血馬だったのです。

 

とはいえ、藤沢厩舎というとこの時代には外国産馬のタイキブリザードがいて、こちらも岡部騎手が主戦だったこともあり、バブルガムフェローは13戦したうちの2戦(天皇賞秋=1着、宝塚記念=2着)を蛯名正義騎手とともにファイトしました。

 

バブルガムフェローの現役時代

バブルガムフェローは、デビュー戦こそ岡部騎手の「教育的騎乗」もあって3着に敗れましたが、しかし抜かりないチーム・シンボリルドルフだけに、その後は順調に勝ちあがり、当時の3歳チャンピオン決定戦である朝日杯3歳S(現朝日杯FS)に圧倒的な1番人気として出走しました。

 

このときは、武豊騎手のエイシンガイモンを競り落とす内容といえばそうかもしれませんが、しかし力差は歴然、武騎手は「完全に遊ばれてしまった」と漏らすほどの「実質的圧勝」で早くもGⅠウイナーとして名乗りを上げ、2歳チャンピオンに輝きました。

 

年明け、皐月賞トライアルのスプリングSも快勝し、当然バブルガムフェローを中心にクラシックが動いていくと思われた矢先のことでした。

 

皐月賞直前に骨折を発症し、春のクラシックを棒に振ることになります。

 

着差こそそれほど大きくなく、脚質も異なるものの、当時の勢いはなんとなくミホノブルボンを彷彿とさせるものがありました。

 

それだけに、陣営にとってもファンにとっても悲壮感が大きかったことをよく覚えています。

 

しかし秋に成長したバブルガムフェローは、復帰戦でいきなり古馬初対戦となった毎日王冠で3着と、上々な滑り出しとなります。

 

そして迎えた天皇賞秋で、史上初の4歳馬による優勝という偉業を見事に達成してみせました。

 

ただ、このときのバブルガムフェローのすごさは、史上初云々というよりも、サクラローレル、マヤノトップガン、マーベラスサンデーというほんとうに強かった「3強」を従えての先頭ゴールだったところにあります。

 

続くジャパンカップは大敗に終わりますが、年明け緒戦となった鳴尾記念では、59kgの酷量を背負いながらも他をまったく寄せ付けずの快勝、そして再び宝塚記念で自らも古馬として、強豪との対決に自信を深めるのでした。

 

しかし今度はかつて「3強」の一角だった武豊・マーベラスサンデーの前にわずかに力及ばずの惜しい2着に敗れます。

 

その秋、再び59kgで臨んだ毎日王冠を快勝し、自信満々で連覇を目指した天皇賞・秋に駒を進めます。

 

しかし連覇をもくろんだバブルガムフェローの前に大きく立ちはだかったのが、「女傑」と呼ばれたあのエアグルーヴだったのです。

 

先に抜け出したバブルガムフェローを、闘魂を剥きだしにした牝馬とは思えないエアグルーヴの強靭な末脚にわずかに屈し、悔しい2着と敗れました。

 

続くジャパンカップ3着を最後にバブルガムフェローは引退、種牡馬入りを果たしました。

通算成績は13戦7勝(うちGⅠ2勝、GⅡ3勝=当時鳴尾記念はGⅡ)、2着2回、3着3回というとてつもなく安定した成績で現役を終えました。

 

バブルガムフェロー産駒の特徴、代表産駒一覧

冒頭のほうでも少し触れましたが、バブルガムフェローは、残念ながら種牡馬として大成できなかったといわなければなりません。

 

バブルガムフェローの代表産駒とかろうじていえるのが、自身の晩年の産駒であるアーリーロブスト(京成杯勝ち)、トシキャンディ(プロキオンS勝ち)の2頭ということになるでしょうか。

 

産駒の特徴という特徴もなく、このあたりはバブルガムフェローのように「競馬のうまさ」が最大の武器である種牡馬のウィークポイントになってしまった印象も正直あります。

 

ディープインパクトのような抜群のキレがあるわけでもなく、ステイゴールドのような並外れたメンタルとフィジカルがあるわけではなかったバブルガムフェローにとって、種牡馬生活は決して順風満帆とはいきませんでした。

 

とはいえ、地方では産駒がかなりの数の活躍を見せたことから、スピードよりもパワーで押しきるタイプが産駒の特徴だったかな、という気はします。

 

そしてその中に牝馬もけっこういますので、もしかしたらこれからは血統図の牝系にバブルガムフェローの名前を見ることになるのかもしれませんね。

 

バブルガムフェローは2010年、肺炎のため17年の生涯を閉じています。

 

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