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全走で武豊が騎手を務めたマーベラスサンデーの血統、産駒特徴

マーベラスサンデーは、サンデーサイレンスの初戦度産駒ということもあり、期待が高まりましたが、馬体は小さく、調教中に骨折するなど問題も多いデビュー前になりました。

 

怪我の多い現役時代ながら、15戦10勝で、マヤノトップガンとサクラローレルとの3強の中に入る実力馬でもあるマーベラスサンデーの血統や騎手との関係を説明します。

 

血統

マーベラスサンデーの父は、母は、モミジダンサーです。

 

サンデーサイレンスは、長い間競馬会の種牡馬としてトップの地位を築いた実績のある馬で、ディープインパクトもサンデーサイレンス産駒になっています。

 

マーベラスサンデーを血統的にみると、サンデーサイレンス系である事から優秀な血筋である事は間違いなく、サンデーサイレンス自身もヘイロー系となっていて、力強い馬場をこなすことも可能な産駒が多くなっています。

 

実際のマーベラスサンデーの現役時代を考えると素質と実績は申し分ないことがわかると思いますが、骨折が多い事や気性難などの問題もあっただけに、血統や交配の難しさが理解できます。

 

産駒の特徴

マーベラスサンデー産駒の特徴は、ヘイロー系やサンデーサイレンス系にあるダートでも通用するタイプも多く産まれています。

 

母親との関連もありますが、芝で重賞級となった馬は基本的に中距離以上の距離を得意とする馬が多く、ダートの重賞級の馬も多くなっています。

 

GI級という意味では、障害レースで活躍をした馬がいるので、やはりスタミナや力強さという、サンデーサイレンス系ならではの血筋になっているのだといえます。

 

主な産駒は以下の通りです。

 

・シルクフェイマス 日経新春杯、京都記念、アメリカジョッキーC

・キングジョイ 中山大障害(2連覇)

・ネヴァブション 日経賞、アメリカジョッキーC

・スマートギア 中日新聞杯

 

BMS産駒

・レッツゴードンキ 桜花賞

 

幅広い適性を持った産駒が多い事から、常に人気の種牡馬として活躍をしたマーベラスサンデーは、2012年に一度種牡馬を引退するも、2014年度のみ復帰して、同年引退。

 

2016年6月に24歳で死亡しています。

 

武豊とマーベラスサンデー

マーベラスサンデーの騎手といえば、武豊騎手以外に思い当たる騎手はいません。

 

マーベラスサンデーの出走全レースで、武豊騎手が手綱を取り、数々の勝利をおさめています。

 

デビューをする前から、馬の素質を見抜いていた武邦彦からのすすめもあり、主戦騎手は武豊騎手に確定していたのですが、武豊騎手自身もこの馬にはかなりの思い入れがあったように思われます。

 

1997年の有馬記念は、マーベラスサンデーにとって結果的に引退レースとなったレースで、秋のジャパンカップを故障で回避していたこともあり、陣営も有馬記念では結果を残したいと思っていました。

 

有馬記念の出走メンバーには、武豊騎手が主戦騎手をつとめている、「女帝」エアグルーヴも出走をしていましたが、武豊騎手はマーベラスサンデーを選択します。

 

結果的に、レースは最後の直線でエアグルーヴをかわしたマーベラスサンデーは、1着が間違いないと思われましたが、大外から強襲してきたシルクジャスティスに差されてしまいアタマ差の2着に終わりました。

 

宝塚記念

1997年天皇賞・春の3強対決でライバル2頭に遅れて3着だったこともあり、宝塚記念では、雪辱を果たすつもりでしたが、マヤノトップガンは休養に入り、サクラローレルはフランス遠征を決めたことでファン投票だけでなく、当日1番人気もマーベラスサンデーとなりました。

 

レースは、シーズグレイスの逃げで、マーベラスサンデーは武豊騎手が大舞台で稀に行う戦法の後方待機での作戦となりました。

 

武豊騎手が後方待機の時には、多くとる戦法で、レース中盤から徐々に前に進出をしてきて、最後の直線に向かいます。

 

直線でバブルガムフェローとのたたき合いの末、クビ差で勝利をおさめたことで、1着バブルガムフェロー、2着マヤノトップガン、3着サクラローレル、4着マーベラスサンデーとなった1996年の天皇賞・秋の雪辱をまとめて返すことに成功したといえます。

 

まとめ

良血馬である事から、期待の大きかったマーベラスサンデー。

 

15戦10勝という戦績も見事なものですが、怪我と戦いながらの出走にもかかわらず、掲示板をはずしたことがない圧倒的な安定感が素質馬としての証明にもなるといえます。

 

有馬記念の後も現役を続行していくことを予定していたマーベラスサンデーですが、この時に目標としていた阪神大賞典を前に屈腱炎を発症してしまい引退となりました。

 

しかし、その後の種牡馬としての人気や安定感は生涯を通じて高い評価になりました。

 

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