競馬ファンなら誰もが夢見る馬主。
『もし、自分の馬がG1を勝ったら』なんて想像したことありませんか?
私はもちろん何度もあります。
G1でなくても、自分の愛馬がターフを駆ける姿…想像しただけで鳥肌モノです。
しかし、馬主というのはそんなに甘い世界なんでしょうか?
確かにG1を優勝したならば億単位の賞金を手にするわけですが…最近では北島三郎さんの愛馬キタサンブラックの活躍が目覚ましいですが、今回のキタサンブラックのようにG1を制覇できる馬に出会う可能性は極稀であり、北島三郎さんもキタサンブラックで菊花賞を勝つまでにはとても長い年月がかかっています。
そもそも北島三郎さんは歌手としても大物ですから、賞金にそこまで執着はないかもしれませんが。
そこで今回は、競馬でもし馬主になれた場合、レース賞金の配分はどうなるのか?馬主にはいくら入るのか?実際のところ、馬主って儲かるのか?という話をしたいと思います。
馬主への賞金配分は?
まず気になるのは賞金ですね。
例えば現在日本の競馬で最高金額の賞金がもらえるレースは、優勝賞金3億円のジャパンカップです。
次いで有馬記念の2億5千万円。
ここまででなくてもG1レースであれば約1億円前後の賞金です。
では、この優勝賞金はすべて馬主のものなのか?
答えはNOです。
競走馬がレースに出走するまでには、馬主以外にたくさんの人間が係わっています。
そういった人たちにも分け前を与えなければいけません。
その内容は一般的に、馬主80%、調教師10%、騎手5%、厩務員5%となっています。
例えば賞金1億円なら、馬主は8千万円もらえるわけですね。
結論 馬主は儲かるのか?
はっきり言って、かなり難しいでしょう。
芸能人や著名人でも馬主をしている方々が、所持している競走馬が有名でないだけでけっこういます。
そんな中でG1を制覇した北島三郎さんや大魔神・佐々木さんが注目されているだけなのです。
競走馬を一頭、厩舎に預託すると1月に約50万円かかると言われます。
それを回収するには最低でも5着以内に入着しなければいけません。
実際には、この他にもお金はかかると思われます。
馬主の世界では一頭の馬に生涯かかる金額を回収するには1000万下クラスを行き来するレベルの実力が必要だと言われています。
1000万下と聞けば難しくなさそうですが、そこまで行くのに最低2勝し、その後も入着し続けなければいけません。
正直とても大変なことです。
また、馬が健康であり、レースも怪我なく終えてくるといった当たり前のように思えることにも、毎回気を遣うのです。
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