大和屋暁さんと言えば、アニメ好きならご存知の方も多いのではないでしょうか。
最近ではジャスタウェイの馬主として話題にもなり、多方面で活躍が見られます。
所有馬が多い大手馬主ではありませんが、少ない持ち馬から活躍馬が出ていることは注目です。
またハーツクライ産駒に対するこだわりも強く、デビューした5頭のうち3頭がハーツクライ産駒と言う熱の入れようです。
競走馬ジャスタウェイの馬主、大和屋暁さんとは?
大和屋暁さんは脚本家、作詞家などの顔を持ち幅広く活躍しています。
アニメの脚本家として多くの作品を手がけていますが、銀魂アニメの脚本家としても有名です。
父親もルパン三世などのアニメ脚本や映画監督として活躍しており、親子二代で多くの作品を作り上げています。
大和屋暁さんは競馬好きとして知られ、アニメ作品の随所に競馬関連の用語やエピソードを絡めています。
ここ数年は馬主としても有名になりましたが、当初は一口馬主として活動していました。現在も一口馬主と並行して馬主活動を行っています。一口馬主で最も活躍した出資馬がハーツクライで、馬主として活動を始めた後はハーツクライ産駒を中心に所有しています。
代表馬ジャスタウェイの活躍を簡単に紹介!
大和屋暁さん所有の代表馬と言えば、もちろんジャスタウェイです。
2歳新馬戦を勝利した後はアーリントンカップで重賞制覇を果たしました。それからしばらく勝利からは遠ざかっていましたが、毎日王冠2着やエプソムカップ2着など重賞でも活躍を見せていました。
ジャスタウェイがG1レースを初勝利したのは2013年の天皇賞秋で、その後は中山記念、ドバイDF、やすだ記念と重賞、G1レースを立て続けに4連勝しました。
中でもドバイDFは圧巻の走りで、2着馬に6馬身以上の大差をつけ圧勝しました。世界的なレーティングであるワールド・サラブレッド・ランキングでも1位の130ポンドを獲得し、注目を集めています。
2014年のワールド・サラブレッド・ランキングでは海外馬も含めてジャスタウェイの130ポンドが最高で、名実ともに世界一の称号を得ました。
日本馬の世界レーティングではエルコンドルパサーが134ポンドを記録したのが最高ですが、2001年以降オルフェーヴルが129ポンド、ロードカナロアが128ポンドとジャスタウェイのレーティングは他の名馬と比べても遜色のないものです。
ジャスタウェイは2014年の有馬記念をラストランとして引退し、現在は種牡馬として活躍しています。初年度産駒は2018年にデビュー予定です。
ジャスタウェイ以外の所有馬一覧
大和屋暁さんが今までに所有した馬はジャスタウェイ以外に4頭います。
一番最初に購入したのがジャスタウェイですから、最初からG1馬を引き当てる強運を持ち合わせていたことになりますね。
一口馬主の時も2年目にハーツクライに出会っており、引きの強さは昔からのようです。
高額馬を購入しているわけではなく、ジャスタウェイ自身もセレクトセールで1260万円で購入した手頃な価格帯の馬です。
オツウ
新馬戦で2馬身以上の着差をつけて快勝し、その後も期待された牝馬です。大和屋暁さんの2番目の所有馬ですが、新馬戦勝利の後も最終的に1600万下レースを勝利し、重賞やオープンレースでも3着に好走しました。
セレクトセールで1050万円の値がついたハーツクライ産駒で、生涯獲得賞金は1億2000万円ほどです。
イイナヅケ
ジャスタウェイのお嫁さん候補として大和屋暁さんが購入したワークフォース産駒です。未勝利レースで好走したものの勝ち上がりはできず、笠松競馬で3勝しJRAに戻ってきました。
500万下レースでは成績が振るわず2018年に引退しています。
パンデモニウム
パンデモニウムもハーツクライ産駒の牝馬です。デビューから3戦しましたが勝ち上がりはできず、繁殖入りしました。産駒は地方競馬に出走し勝利をあげています。
マダムジェニファー
大和屋暁さんが所有するヘニーヒューズ産駒です。2015年生まれで新馬、未勝利レースを走っていますが入着は果たすもののなかなか成績は伴っていません。
大和屋暁さんはその他に、2016年のセレクトセールでジャスタウェイ産駒のレイズアンドコール16を4700万円で競り落としています。
この馬が実質今までの所有馬の中で最高の落札価格ではないでしょうか。ジャスタウェイ産駒を買うことは決めていたようで、血統面からこの馬を選んだそうです。
デビューは2018年から2019年頃予定ですが、ジャスタウェイの初年度産駒として期待も寄せているようです。
まとめ
大和屋暁さんの所有馬は、それほど多くありません。
一口馬主以外では友人と半持ちするなど、無理のない範囲で馬主活動を行っているようです。
ただジャスタウェイ産駒に対する思い入れは強いようで、セレクトセールでも最初にジャスタウェイ産駒を競り落としています。
2017年にはジャスタウェイにつける繁殖を購入したいと希望を述べており、セールでも牝馬を中心に考えているようです。
繁殖に上がった所有馬も多く、今後は所有馬の子供での活躍も期待できそうですね。