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吉田勝己とは?競馬界の重臣ともいえる吉田勝己が日本競馬界に与えた影響について

ノーザンファームの代表である吉田勝己さん。

1948年11月23日に生まれました。

父は社台グループの創業者である吉田善哉さん。

 

社台グループは強い馬づくりに力を入れていて、世界的にみても有数な競馬生産集団ですね。

 

そんな、社台グループの一角の大将を務める吉田勝己さんについてまとめてみました。

 

父・吉田善弥さん

そもそも、社台グループとはどういった組織なのでしょうか。

 

前述したように、世界的にみても有数な競走馬生産集団であることは間違いありません。

吉田勝己さんや、兄の昭弥さんの父親である吉田善弥さんが北海道で設立したのが社台グループの創基ともいえる社台牧場です。

 

善弥さんはもともと畜産農家の子でしたが、アメリカに渡り、先進的な競走馬の育成を目撃して衝撃を受けたそうです。

帰国後、日本でも強い馬づくりをすることを決意しました。

 

その後、北海道で土地を拡大し、設備投資に力を入れました。

 

また、現在でも有名なカナダのノーザンテースト。アメリカの競走馬であるサンデーサイレンスを日本の繁殖馬として導入したことでも有名ですね。

 

吉田善弥さん亡きあと

競馬界に一石を投入した吉田善弥さんは1993年に亡くなりました。

 

そのころには社台グループも

 

社台ファーム

ノーザンファーム

追分ファーム

社台コーポテーション

 

といったようにグループ化されています。

 

善弥さんが亡くなったあと、3人の息子がそれぞれのグループの代表をつとめることとなります。

 

兄の吉田昭弥さんは社台ファームを

三男の吉田晴哉さんは追分ファームを

 

そして、次男の勝己さんはノーザンファームの代表となりました。

 

吉田勝己さんの功績その1 私営のトレセン設立

JRA管轄のトレーニングセンターは滋賀県栗東市にある栗東トレーニングセンター、茨城県美浦村の美浦トレーニングセンターがあります。

 

ところが、JRA管轄のトレーニングセンターは古くから存在するもので、設備が旧式になり、また、施設も老朽化が進んでいます。

 

その反面、ノーザンファームのトレーニングセンターであるノーザンファームしがらき、ノーザンファーム天栄は外国のトレーニングセンターを参考にした最新の設備が整っています。

 

関係者によると、JRAのトレーニングセンター以上に競走馬を育てるのに最適な環境と言われています。

 

そして、ノーザンファームが運営するトレーニングセンターで調教された馬がここ最近、レースで結果を残しているのをご存じでしょうか。

 

 

例えば

 

クラシック三冠を制したアーモンドアイ

菊花賞と天皇賞春を制したフィエールマン

グランプリホースのブラストワンピース

マイルチャンピオンシップを勝ったステルヴィオ

 

上記の馬は2018年のG1を制した馬です。

そして、いずれの馬もノーザンファーム天栄で調教された馬です。

 

ノーザンファーム天栄は主に関東馬が使用する施設で、リニューアル工事も行われていて、時代の流れに合った競走馬の育成に力を注いでいます。

 

一時期は西高東低、関西馬が強い風潮が強く残っていましたが、ノーザンファーム天栄で調教された関東馬が西(京都・阪神競馬場)を制する傾向が強くなり、東と西の力関係が変わってきていますね。

 

吉田勝己さんの功績その2 ディープインパクト

吉田善哉さんが亡くなった直後、90年代は兄の昭哉さんが代表をつとめていた社台グループが競馬界の中心となっていました。

ところが、2000年代に入ると吉田勝己さんが代表を務めるノーザンファームが勢いづいていきます。

 

ノーザンファームが競馬界にもたらした最大の功労馬はディープインパクトでしょう。

 

ディープインパクトは今更いうまでもないですが、クラシック三冠に古馬のG1を勝ち、現役でG1タイトルを7つ獲得した名馬です。

 

繁殖馬としても大成功をおさめ、競馬界に多大な影響を与えました。

 

そのディープインパクトもノーザンファームの所有馬だったのです。

 

主なノーザンファーム生産馬

ここでは、ディープインパクト以外にもノーザンファーム所有馬で有名な馬をまとめています。

 

ジェンティルドンナ

牝馬クラシック3冠・ジャパンカップ・有馬記念・ドバイシーマクラシックを制しました。

 

平成で最強の牝馬としても名高く、有名な馬ですよね。

 

アーモンドアイ

牝馬クラシック3冠・ジャパンカップ・ドバイシーマクラシックを勝っています。

 

現役でも活躍している馬。

ロードカナロアの種牡馬価値を一気に高めた馬でもあります。

 

ドゥラメンテ

皐月賞・ダービーを制覇。

 

父が大型種牡馬であるキングカメハメハ

母はエリザベス女王杯を制したアドマイヤグルーヴです。

アドマイヤグルーヴの母エアグルーヴは桜花賞とオークスの勝ち馬でエアグルーヴの父は凱旋門賞を制した外国馬のトニービン

母の父は日本に旋風を巻き起こしたサンデーサイレンス

 

社台グループの結晶ともいうべき馬で超がつくほどの良血馬です。

怪我に泣かされ、3歳のダービーを最後に休養を余儀なくされました。

 

4歳の宝塚記念でゴール板を過ぎた直後に骨折が判明し、引退してしまいました。

 

今後は、種牡馬となるそうです。

 

ブエナビスタ

阪神JF・桜花賞・オークス・ヴィクトリアマイル・天皇賞秋・ジャパンカップを勝ちました。

いうまでもない名馬でしょう。

 

引退レースとなった有馬記念は当時3歳のオルフェーヴルに敗れてしまいましたが、牡馬相手にも強い競馬をしたことで有名ですね。

 

サートゥルナーリア

ホープフルステークス・皐月賞の二冠を達成しています

 

ダービーは出遅れで4着に敗れてしまいましたが、菊花賞トライアルである神戸新聞杯ではダービーで先着を許したヴェロックスに3馬身差の強い競馬で勝ち切り、現時点での3歳勢の中で一番強い馬ともいわれていますね。

 

吉田勝己さんの主な所有馬

ノーザンファームの代表でもあり、馬主でもある吉田勝己さん。

吉田勝己さんが所有している馬をまとめてみました。

 

ゴールドドリーム

現役の競走馬です。

デビューからダートで走っています。

 

フェブラリーステークス、チャンピオンズカップと、中央のダート2大G1を勝ちました。

地方交流G1でも帝王賞を勝ち、かしわ記念を連覇しています。

 

ジャングルポケット

2001年のダービー馬です。

ダービー以外にもジャパンカップを制し、現役時代2つのG1タイトルを手にしました。

 

現在は種牡馬として活躍しています。

 

フラワーパーク

90年代半ばごろに世間を賑わせた馬です。

 

96年の高松宮記念・スプリンターズステークスを勝ち、春秋スプリングG1を勝ち切りました。

 

妻・和美さんの所有馬

妻である和美さんも馬主です。

和美さんの所有馬をまとめました。

 

キンシャサノキセキ

高松宮記念を連覇しました。

 

最終的に重賞タイトルを6つ掴んで引退しました。

 

モーリス

セリ価格1050万円で落札されました。

3歳のクラシック路線では結果を出せませんでしたが、古馬になってマイルに距離を縮めると覚醒しました。

 

最終的にはG1タイトル6つ掲げて引退し、現在は種牡馬として存在しています。

 

今後のノーザンファーム

吉田勝己さんが代表となったノーザンファームの勢いは留まるところを知りません。

 

昨年、アーモンドアイやフィエールマンが日本競馬界で快進撃を続けたように、今後もノーザンファームの勢いはますます加速するでしょう。

 

馬券を買う人にとっては、所有牧場を中心に買い目を決める人もいるようですが、ノーザンファームが結果を残せば残すほど、そういう人が増えるかもしれませんね。

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