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競馬の欧州三冠とは?歴代欧州三冠馬2頭と3大レースの歴史

欧州三冠馬は、欧州3大レースを制覇した馬のことですが、日本馬は欧州3大レースのうちひとつもとれていないことから、全てを勝つのがいかに難しいかは理解できると思います。

 

制覇例が少ないだけにあまり話題になることも少ない欧州三冠馬に関しての概要や制覇をした馬について、まとめています。

 

欧州各国の代表的な三冠と日本の三冠

欧州三冠を語る前に、欧州各国の競馬で行われている代表的な三冠レースについて簡単に触れておこうと思います。

 

突然、欧州三冠というよりも各国でどのようなレースを三冠の対象にしているのかを知っておくのは、欧州三冠馬の偉大さを知るにも都合が良いといえます。

 

イギリスの三冠

・英2000ギニー (約1600m)

・英ダービー (約2400m)

・英セントレジャー (約2900m)

 

イギリスの牝馬三冠

・英1000ギニー (約1600m)

・英オークス (約2400m)

・英セントレジャー (約2900m)

 

フランスの三冠

・仏2000ギニー (約1600m)

・仏ダービー (約2100m)

・ロワイヤルオーク賞 (約3100m)

 

フランス牝馬三冠

・仏1000ギニー (約1600m)

・仏オークス (約2100m)

・ヴェルメイユ賞 (約2400m)

 

アイルランドの三冠

・愛2000ギニー (約1600m)

・愛ダービー (約2400m)

・愛セントレジャー (約2800m)

 

アイルランド牝馬三冠

・愛1000ギニー (約1600m)

・愛オークス (約2400m)

・愛セントレジャー (約2800m)

 

日本の三冠

・皐月賞 (2000m)

・東京優駿 (2400m)

・菊花賞 (3000m)

 

日本の牝馬三冠

・桜花賞 (1600m)

・オークス (2400m)

・秋華賞 (2000m)

 

イギリスの三冠は、競馬の展開が早くなりスピード競馬が中心になるにつれて、英セントレジャーの価値観がなくなり、その流れで三冠・牝馬三冠共に価値が下がっています。

 

フランスの三冠は、ロワイヤルオーク賞が古馬の出走も可能になっていますし、牝馬三冠のヴェルメイユ賞も古馬に開放されたことから、厳密な三冠という見方が難しくなっています。

 

アイルランドでは、愛セントレジャーが古馬に出走権が与えられたことにより、三冠・牝馬三冠、共に三冠目のレースはあまり意味のないレースになってしまいました。

 

 

欧州三冠に該当する3大レース

英国をはじめ、フランスやアイルランドの三冠が様々な理由で価値観を下げている中で、欧州三冠という名称でよばれているレースがあります。

 

欧州三冠や欧州3大レースに該当をするのは、以下の3レースになります。

 

・英ダービー (イギリス)

・キングジョージVI&クイーンエリザベスステークス (イギリス)

・凱旋門賞 (フランス)

 

この3レースが欧州三冠や欧州3大レースと呼ばれているレースです。

 

英ダービーは、イギリスのエプソム競馬場で芝・約2400mで行われるレースで、イギリス国内では、ダービーステークスと言いますが、欧米諸国では、他の国のダービーと区別をするために「エプソムダービー」という呼び方をすることもあります。

 

キングジョージVI&クイーンエリザベスステークスは、イギリスのアスコット競馬場で芝・約2400mで行われるレースです。

 

凱旋門賞は、フランスのロンシャン競馬場で芝・約2400mで行われるレースになっていますが、2016年からはロンシャン競馬場が改修工事に入っているので、シャンティイ競馬場で開催されています。

 

この3レースを欧州3大レースや三冠レースと呼び、欧州では最高峰のレースとして格付けされている名誉あるレースになります。

 

ちなみに過去のこれらのレースに出走した日本馬は、キングジョージVI&クイーンエリザベスステークスに5頭出走実績があり、2006年にハーツクライが3着になったのが最高順位になっています。

 

凱旋門賞は、2017年度までに、数多くの日本馬がチャレンジしていますが、2012年と2013年にオルフェーヴルが記録した2着が最高順位です。

 

 

歴代の欧州三冠馬2頭

欧州三冠馬になった馬は、以下の2頭です。

 

・1971年 MillReef (ミルリーフ) 14戦12勝

・1995年 Lammtarra (ラムタラ) 4戦4勝

 

1971年に欧州三冠に輝いたミルリーフは、アメリカ生まれのイギリス育ちの馬になります。

 

1970年にデビューをすると、1971年に行われたコヴェントリーステークスで2着馬に8馬身の大差で勝つと、関係者から10年に1度の馬と評価をされて、3歳時に英2000ギニーで2着に敗れはするものの、英ダービー、キングジョージ、凱旋門賞と続けて勝利をして見事に欧州三冠馬となりました。

 

引退後は種牡馬として、1978年と1987年の2回イギリスのリーディングサイアーに輝いていますし、日本への輸出馬は、マグニチュードやミルジョージが代表的な馬になります。

 

ミルルーフは、2回目のリーディングサイアーになる1年前の1986年に亡くなっています。

 

1995年に欧州三冠馬になったラムタラは、アメリカ生まれでイギリスとドバイで調教されてデビュー戦に向かい、勝利をするとその後は、欧州3大レースに出走をして、見事に欧州三冠馬となっています。

 

4戦4勝で、欧州3大レースを制覇しているにもかかわらず、ヨーロッパでの世間的な評価は決して高いものではない馬で、年度代表馬には選ばれずに現役を引退しています。

 

種牡馬になってからは、日本でも種牡馬として活躍が期待されましたが、結果を出すことはできずにイギリスに帰国して余生をすごし2014年7月に亡くなっています。

 

 

まとめ

欧州の3大レース全てで勝つことがどれだけ難しいかは、過去の三冠馬をみれば理解できると思います。

 

まだ、日本馬は欧州3大レースのどのレースでも勝利を手にしている馬はいません。

 

現時点では、凱旋門賞が最も近いと思われていますが、それでもなかなか勝利を収める事ができない理由には、馬場状態の違いや長期距離輸送などの様々な要因があると思いますが、いつかは欧州三冠馬に日本の競走馬の名前が連なることを期待したいと思います。

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