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史上初外国産ダービー馬!エイシンフラッシュの血統、現役時代、種牡馬としての可能性

By Cake6 (talk) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=10908808

 

「最強世代」と呼ばれる世代が過去に何世代かありました。

 

まさに今年のディーマジェスティ(皐月賞)、マカヒキ(ダービー)、サトノダイヤモンド(菊花賞)の世代も、最強世代と呼ばれるにふさわしい、ハイレベルな世代でした。

 

過去には何といっても、セイウンスカイが皐月賞と菊花賞を勝ち、ダービーをスペシャルウィークが勝ち、そして世代No1とも言われたキングヘイローは古馬になってからなんとスプリントGⅠを勝ち、そして外国産馬には「怪物」と呼ばれたグラスワンダー、そして凱旋門賞2着のエルコンドルパサーなど、ほんとうに熱い世代もありました。

 

もっとさかのぼるなら、実は筆者が本格的に競馬をはじめたナリタタイシン(皐月賞)、ウイニングチケット(ダービー)、ビワハヤヒデ(菊花賞)の世代も、今にして思えば典型的な「最強世代」だったのかもしれません。

 

翌年オルフェーヴルといういろいろな意味でとてつもない怪物が登場したこともあって、もしかしたらこの世代を「最強世代」と呼ぶ人はあまりいないのかもしれませんが、皐月賞を「世界のヴィクトワールピサ」が制し、菊花賞をビッグウィークが制したあの世代も、少なくとも春のクラシックシーズンまでは、多くのファンが「最強世代」と呼びました。

 

そして、その最強世代の輝くダービー馬は、その後も多くのファンを引き付ける魅力ある馬体の、外国産馬エイシンフラッシュでした。

 

今回は史上初めて外国産馬として日本ダービーを制したエイシンフラッシュについてお話したいと思います。

 

エイシンフラッシュの血統

史上初めて外国産馬がダービー馬に輝いたその実績を持ちながらも、若い世代からの猛烈な追い上げもあって、エイシンフラッシュは競走馬として決して順風満帆な現役生活ではありませんでしたが、そこは不屈の闘志で、感動の天皇賞制覇など、ドラマを演出した名馬でした。

 

エイシンフラッシュの父キングズベストは大種牡馬キングマンボの代表産駒といえるでしょう。

 

キングズベストはアイリッシュダービーで不慮の事故により競走中止となりましたが、一命をとりとめました。

 

英2000ギニーを勝った実績と、半姉に凱旋門賞馬アーバンシーがいる血統背景も考慮され、アイルランドで種牡馬(のちにシャトル種牡馬)として活躍し、現在は日本で種牡馬生活を送っています。

 

母ムーンレディの父プラティニは、レガシーワールドがコタシャーンとの叩きあいを際どく制したあのジャパンカップに参戦していたので、もしかしたらその名前をご存知のファンもいるのではないでしょうか。近年世界レベルで注目が集まるドイツ血統(父はズルムー)でした。

 

 

エイシンフラッシュの現役時代〜天皇賞秋でのミルコデムーロの最敬礼

2012年の天皇賞(秋)で下馬し天皇に最敬礼するミルコデムーロとエイシンフラッシュ

By Flickr user kanagen (trimmed by Pastern) - File:2012 Tennō Shō (Autumn) 001.jpg, CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=23175367

 

エイシンフラッシュがダービー馬になったことは、すでに再三お話してきましたが、やはりファンにとって思い出深いのは、5歳になってデムーロ騎手で勝った天皇賞秋(ダービーは内田博幸騎手)でしょう。

 

デムーロのゴール入線後のパフォーマンスも大きな話題になりましたが、それより何より、ダービー優勝以来実に13戦ぶりの優勝だったわけですから、エイシンフラッシュ陣営や、何よりもエイシンフラッシュのファンにとって、ほんとうに思い出深い天皇賞になったのではないでしょうか。

 

そういった意味では、ダービー馬になって、日本の競馬ファンなら忘れることができない天皇賞を勝ったわけですから、エイシンフラッシュはその印象以上に幸せな星のもとに生まれてきた競走馬だったといえるのかもしれません。

 

展覧競馬の天皇賞で、デムーロが天皇皇后両陛下に向かって最敬礼したあたりも、エイシンフラッシュがヒーローとしての印象を残した幸運だった気がします。

 

とはいえ、エイシンフラッシュは力が衰えて勝てなくなったわけでは決してなく、たとえば4歳有馬記念の2着は怪物オルフェーヴルとは(内容はともかく)小差でしたし、天皇賞春の2着も距離が合わなかった印象が強かったですし、また、馬場が合わないドバイワールドカップにチャレンジするなどの、「積極的な敗戦」が続いた印象も正直ありました。

 

世代を超越して日本の競馬が世界でもおそらく最もハイレベルの時代だっただけに、エイシンフラッシュが善戦を続けたことのほうが、むしろ大きな意義を感じられるのです。

実際大ベテランの6歳になっても、GⅡとはいえ、強豪ひしめく毎日王冠を鮮やかに抜け出して勝利したあたりは、エイシンフラッシュのしたたかさを感じさせてくれたものです。

 

毎日王冠勝利後、天皇賞秋の連覇を目指したものの3着に敗れ、続くジャパンカップでは人気を裏切る形の10着に大敗、有馬記念がラストランと発表されたものの、脚部不安のため有馬記念を回避し、結局ジャパンカップの10着がラストランとなりました。

 

引退式は、オルフェーヴルの引退式があまりにもド派手だったので、エイシンフラッシュにとってはオルフェーヴルの引退式と同日だっただけに少し寂しい引退式になってしまった印象もありましたが、それでも大観衆の前で立派に引退式を終えることができました。

 

 

種牡馬としてのエイシンフラッシュの可能性について

エイシンフラッシュは、上記の血統のところでもおわかりいただけるとおり、ヨーロッパ系の血統であること(つまり、大人気種牡馬キングカメハメハやルーラーシップと同様サンデーサイレンスが入っていないこと)、そして150万円(2016年)という種付け料の手ごろ感が人気を呼び、たいへんな人気種牡馬としての地位を早くも固めようとしています。

 

実際2016年のエイシンフラッシュの種付け頭数は、196頭ということで、サンデーサイレンスを持っているヴィクトワールピサあたりよりも種付け頭数は多かったことになります。

 

また、サンデーサイレンス系の牝馬を種付けすることができるという点でもメリットが大きく、お相手にはなかなかの良血牝馬が用意されていることから、種牡馬としても現役時代以上の大きな期待がこのエイシンフラッシュにかかってきているという印象です。

 

中でも、「スカーレットレディの2015」は、母スカーレットレディ(その父サンデーサイレンス、叔母にスカーレットブーケ、いとこにダイワメジャー、ダイワスカーレット)の超良血牡馬ですから、この一族の発展の起点となったスカーレットインクの一族に、エイシンフラッシュの名前が登場するというのも、血統が好きな人からすると、うなってしまうような魅力を感じるのではないでしょうか。

 

まだエイシンフラッシュ産駒はデビュー前ですから、産駒の特徴などに関しては、一概に言えない部分もあります。

 

ただ、やはりこうした良血馬の名前が、エイシンフラッシュの代表産駒一覧に刻まれるようになる可能性は極めて高いという気がします。

実際この「スカーレットレディの2015」は、七冠牝馬ジェンティルドンナを管理した栗東・石坂正厩舎への所属がすでに決まっているということですから、いかにこの馬に高い期待が込められているかがわかります。

 

それと、エイシンフラッシュの最大の特長というと、もちろん競走成績や種牡馬としての活躍もそうですが、何よりあの黒光りする素晴らしい馬体にあったような気がします。

 

実は早くもエイシンフラッシュが人気種牡馬となっているその背景には、もしかしたらあの馬体の素晴らしさも理由のひとつになっているのかな、という気がしないでもありあません。

 

機会があれば、エイシンフラッシュのあの光り輝く好馬体を、ぜひ一度見学されることをおすすめします。

 

【2017年デビュー】エイシンフラッシュ産駒の評判、血統的な特徴を紹介!

 

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