競馬には枠順があります。
単純に言うとスタートする位置です。フルゲート18頭立の場合、1~18番まで枠があります。
競馬は陸上競技と違って、イン側とアウト側でもスタート位置は同じですので、この枠順とコース特性により有利不利が出てきます。
今日はこの枠順について見ていきたいと思います。
※枠は厳密に言うと1頭~3頭をくくったもので、最大8枠となります。
枠順はいつ、どのように決められるのか?
通常、土曜のレースは金曜午前10時、日曜のレースは土曜午前10時にJRAがコンピューターで自動的に決定します。
日曜のG2、G3は前日発売がない厳寒期は土曜、前日発売がある今の時期は金曜に同じく自動的に決まります。
決定方法が異なるのはG1。
皐月賞、ダービーなどのクラシックやジャパンC、有馬記念など、金曜の前々日発売を行うG1・11レースは木曜午後2時に自動的にコンピューターで決まりますが、その他のG1は厩舎関係者や騎乗騎手が自ら抽選を行います。
50音順のアかワのどちらを先にするか予備抽選を行った後、馬番を決めていきます。この時、使うのが商店街の福引きなどで使う“ガラガラ”と呼ばれるおなじみの抽選器です。
決められた枠順の発表ですが、原則、レース前日の10時すぎに馬番号・枠番号が付された出馬表が発表されます。
ただし、GIレースや一部重賞レースなど、前日発売(前々日発売)を行うレースは、レースによって発表時刻などが異なります。
枠順別の有利不利
枠順別での有利不利ですが、コースの特徴を考慮しなければ一般的には内枠の方が距離的にロスなく走れるため有利と考えられます。
特に開催まもないコースの場合は内側の馬場がそれほど傷んでいないために、馬場コンディションとして内側と外側の差がないため、距離が短い内側が有利となります。
ただし、特に差し・追い込みの馬については内側から発走の場合、最後の直線で馬群に包まれて進路がふさがり、スパートをかけることができないということが発生します。
レースによっては、内側発走でもスタート時にあえて後ろに下げて、外側に馬を出すという戦法も見受けられます。
コースの特徴を考慮した場合の有利不利の例ですが、中山ダート1200mや阪神ダート1400mなどのスタート地点が芝のコースでは、外枠のほうがスピードの出る芝コースを走る距離が長いため、外枠のほうが有利とも言われています。
また、中山芝2200mのようにスタート地点から最初のコーナーまでの距離が十分にあるため、外枠の不利が緩和されるケースもあります。
まとめ
レースの予想の際に、競馬新聞やテレビ・ラジオなどにおいて、過去の傾向としてどの枠番別の勝率が取りざたされます。
そのくらいレース結果を左右するのが、この枠順です。
もし、予想の際にあまり枠順を考慮されていなかった場合は、ぜひ枠順を考慮してみてください。
予想の視点がまた変わるかもしれません。
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