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スペシャルウィーク産駒の特徴、成績、2016年デビューのクリノイサベルはダートで期待!

出典:wikipedia

 

スペシャルウィーク(父サンデーサイレンス、母キャンペンガール、母の父マルゼンスキー)は、サンデーサイレンス系種牡馬の中ではステイゴールドと並んで長距離に適性を示す種牡馬です。

 

スペシャルウィーク産駒というと、ディープインパクトのように走れば勝つというタイプではありませんが、ときおり歴史に名を残すレベルの名馬を輩出するという意味では、種牡馬としてはやはりステイゴールドのタイプということになるかもしれません。

 

 

現役時代の主な成績

2016年の世代は、久々に「3強世代」などと呼ばれ、かなり盛り上がりましたが、スペシャルウィークの世代は、「3強」を通り越して「最強世代」などと呼ばれ、おそらく多くの競馬ファンにとって最もインパクトが強かった世代のひとつだったと思います。

 

この世代、スペシャルウィークは天才・武豊にはじめてのダービーをプレゼントしましたが、皐月賞と菊花賞は芦毛の逃げ馬セイウンスカイの前に苦杯を喫します。

 

この世代は外国産馬のレベルがあきれるほど高く、秋のジャパンカップでこのスペシャルウィークを寄せ付けずに快勝したのが、NHKマイルCを勝ち、後に凱旋門賞で2着の星を挙げたエルコンドルパサーでした。

 

そして、翌年の宝塚記念でも完敗を喫したのが、2歳王者にして有馬記念を連覇した怪物グラスワンダーでした。

 

さらに、クラシック最有力候補といわれながらセイウンスカイとスペシャルウィークの前に一歩届かなかったものの、古馬になってなぜかスプリントの高松宮記念を勝ったキングヘイローもいた世代でした。

 

グラスワンダーとスペシャルウィーク、キングヘイローは種牡馬としても大活躍を見せているわけですが、このハイレベルの世代にありながら、古馬になってスペシャルウィークのステイヤーとしての資質がようやく開花したといえるでしょう。

 

AJCCをペリエの手綱で快勝し、春の天皇賞でついにセイウンスカイを破り、宝塚記念ではグラスワンダーの前に屈したものの、秋は天皇賞で再びセイウンスカイ、ステイゴールドらを退けました。

続くジャパンカップでは香港のインディジェナスをまったく寄せ付けない横綱相撲で快勝し、有馬記念では再びグラスワンダーの前にハナ差で屈しましたが、このレースは歴史に残るデッドヒートとして未だ語り継がれています。

 

このレースを最後に、スペシャルウィークは種牡馬生活に入りました。

 

 

現在までの産駒成績、代表産駒

スペシャルウィークの代表産駒といえば、やはりシーザリオ(母キロフプリミエール、母の父サドラーズウェルズ)、ブエナビスタ(母ビワハイジ、母の父カーリアン)の名牝2騎や、驚愕の菊花賞馬トーホウジャッカル(母トーホウガイア、母の父アンブライドルズソング)ということになるでしょう。

 

シーザリオはすでに母としても大成功をおさめており、スペシャルウィークの血は今後牝系が活気を帯びてきそうな勢いを感じさせます。

 

もちろん、繁殖として超名牝のビワハイジの血を持つブエナビスタの産駒にも、非常に大きな注目が集まることは言うまでもありません。

 

そして、現在は現役として活躍中ですが、やはり父が果たせなかった菊花賞のタイトルを手に入れたトーホウジャッカルという後継種牡馬候補が誕生(もちろんリーチザクラウンも期待されますが)したことが、スペシャルウィークやファンにとってもこの上なくうれしいことであるはずです。

 

また、母方はかなり重厚な血(シラオキ牝系)で、ヒンドスタンからの流れも加わったことが影響してか、およそスペシャルウィークのイメージからは遠いダートの活躍馬が多く出ているという特長があります。

 

 

2016年デビューの注目産駒

徐々に産駒数が減少しているのは少し寂しい感もありますが、スペシャルウィークもすでに21歳ということで、これは仕方がないところでしょう。

 

2016~17年デビュー予定の産駒は、中央・地方合わせて16頭なので、ここからピックアップするのは少し難しいところではありますが、ダートでの活躍を期待して、牝馬クリノイサベル(母の父クロフネ)にはちょっと注目してみたい気がします。

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