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次世代を担う!?ドゥラメンテ産駒の特徴、評判、主な産駒の紹介!【種付料・種付頭数も】

2015/5/31 東京優駿 ドゥラメンテ 

出典:wikipedia

 

2019年、キングカメハメハとディープインパクトの死が相次いで報じられ、二大巨頭である種牡馬の死に競馬界は衝撃を受けました。

 

次代を担う種牡馬は誰なのか?注目を集めているのが、2020年に産駒がデビューするドゥラメンテです。現役時代から話題になることが多かったドゥラメンテ。その産駒はいったいどのような競走馬となるのでしょうか?

 

ここでは、ドゥラメンテ産駒について紹介します。

 

ドゥラメンテの現役時代と血統

短い現役時代を駆け抜けたドゥラメンテ。今また種牡馬として注目されている彼は、一体どのような馬なのでしょうか。

 

荒ぶる現役時代

ドゥラメンテの馬名は、イタリア語の音楽用語で「荒々しく」という意味です。その名が表す通り、現役時代は荒々しいまでの末脚が魅力の馬でした。

 

後方から一気に差し切った皐月賞やレースレコードで制したダービーは、人々の記憶に鮮烈に残るレースです。

 

いよいよ三冠かと思われた矢先に骨折が判明し休養に入ります。復帰後に出走したドバイシーマクラシックでは、落鉄した状態で走っての2着と健闘します。

 

しかし、その後の宝塚記念のレース後に再び故障が判明。競争能力喪失との診断が下り、早すぎる引退が決まりました。

 

競馬界のエリート

ドゥラメンテが種牡馬として注目される理由の1つとして、その華やかな血統があります。母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯を連覇した名牝、祖母エアグルーヴは並み居る牡馬を押しのけて秋の天皇賞を制した女傑です。また曾祖母ダイナカールもオークスを勝っています。ドゥラメンテには強い女の血が脈々と流れているのです。

 

牝系だけでなく牡系もそうそうたる顔ぶれです。父は名種牡馬キングカメハメハ、母の父は日本競馬界を変えたと言われるサンデーサイレンス、それからトニービンの血も入っています。

 

ドゥラメンテはまさに競馬界のエリート、良血馬なのです。

 

種牡馬として

ドゥラメンテは、2017年から種牡馬として供用開始しました。良血馬であることに加えて現役時代の成績もあり、種牡馬としても期待されています。

 

種付け料、種付け頭数の推移

ドゥラメンテの種付け料(種付け頭数)の推移です。

 

2017年:400万円(284頭)

2018年:400万円(290頭)

2019年:600万円(184頭)

2020年:700万円( ― )

 

産駒のデビュー前にも関わらず種付け料が上がっています。これは生まれた仔の出来がいいことを示しています。

 

ドゥラメンテはキングカメハメハとサンデーサイレンスの血統なので、交配相手が限定されます。国内では両種牡馬の血を引く馬が非常に多いためです。よって相手は輸入牝馬が多くなっています。

 

そんな中で話題になったのがスイープトウショウです。秋華賞、宝塚記念、エリザベス女王杯を制した馬で、ドゥラメンテの最初の仔を出産しました。

 

血統から見る特徴や傾向

まだ産駒がデビューしていないので明確な特徴や傾向は不明ですが、父と同じような距離適性になることが予想されます。また、血統からはダート馬が出てもおかしくはありません。

 

気性は父と同じく癇癪持ちなのが特徴で、調教には手を焼くようです。気性が激しいのは闘争心があるということでもあるので、プロが育ててこそ良い競走馬になるといわれています。

 

ドゥラメンテ産駒の評判、デビュー産駒一覧

 

血統の上では申し分ない評価のドゥラメンテの産駒。実際に産まれた産駒はどのような馬なのでしょうか?評判と特に注目度の高い馬を紹介します。

 

産駒の評判、評価

種付け料の高騰やセレクトセールでの落札価格を見ても、産駒のデビュー前にも関わらず、その評価は非常に高いことがわかります。

 

関係者の間では、ドゥラメンテ産駒は骨が太くて体ががっしりとしているとの評判です。「とにかく他の馬とは違う」という声も聞こえるため、デビュー前から注目されているのもうなずける話です。

 

2020年デビューの主な産駒

2020年デビュー予定の注目されている主な産駒です。

 

・スイープトウショウの2018(牝)

母は秋華賞・宝塚記念・エリザベス女王杯を制したGI馬です。

 

・アイムユアーズの2018(牡)

2018年のセレクトセールで1億8千万円という高額で取引されたことで話題となりました。母はフィリーズレビューの勝ち馬です。

 

・スターアイルの2018(牝)

兄はマイルチャンピオンシップを制したミッキーアイルです。

 

・ラッドルチェンドの2018(牝)

2019年のセレクトセールで、1億6,500万円で落札されました。

 

・ヴィアメディチの2018(牡)

兄は朝日杯フューチュリティステークスを制したアドマイヤマーズです。

 

・テディーズプロミスの2018(牝)

兄に期待の2歳馬マイラプソディがいます。

 

一口馬主

ドゥラメンテの仔を応援したい、という人のために一口馬主についての情報です。

 

ドゥラメンテ産駒も一口馬主を募集しています。現在募集しているものでは、一口1.3万円というものから、一口90万円のものまであります。

 

ここでは、代表的なものを7つ紹介します。興味のある人は、一口馬主として産駒を応援してみてはいかがでしょうか。

 

・タミーンの2018(牡)

[募集総額(口数)/一口出資金]3600万円(2000口)/1.8万円

[クラブ/生産/予定厩舎]DMMバヌーシー/下河辺牧場/[東]木村哲也

 

・ラフィエスタの2018(牝)

[募集総額(口数)/一口出資金]4800万円(2000口)/2.4万円

[クラブ/生産/予定厩舎]DMMバヌーシー/ノーザンファーム/[西]池添学

 

・レッドミモザの2018(牡)

[募集総額(口数)/一口出資金]2600万円(400口)/6.5万円

[クラブ/生産/予定厩舎]TCライオン/杵臼牧場/[西]松下武士

 

・バクシンヒロインの2018(牝):、

[募集総額(口数)/一口出資金]1200万円(200口)/6万円

[クラブ/生産/予定厩舎]ユニオンOC/佐竹学/[西]大橋勇樹

 

・マルヴァーンスプリングの2018(牡)

[募集総額(口数)/一口出資金]3300万円(2000口)/1.7万円

[クラブ/生産/予定厩舎]広尾TC/三嶋牧場/[西]武幸四郎

 

・フレンチサマーの2018(牡)

[募集総額(口数)/一口出資金]2700万円(300口)/9万円

[クラブ/生産/予定厩舎]ユニオンOC/グローリーファーム/[西]清水久詞

 

・オリエンタルリリーの2018(牝)

[募集総額(口数)/一口出資金]2000万円(400口)/5万円

[クラブ/生産/予定厩舎]TCライオン/辻牧場/[東]林徹

 

※2019年12月現在

 

産駒に夢を託して

荒々しいまでのレースでファンを沸かせたドゥラメンテ。その早すぎる引退はあまりにも惜しいことでした。

 

しかし、もうすぐその仔たちがデビューします。もしかしたら、父を超える存在も出てくるかもしれません。だとしたら、それはドゥラメンテの血が流れているからなのです。

 

引退した名馬の夢を産駒に託すことができる、それも競馬のひとつの楽しみ方かもしれません。

 

参考書籍

・競馬レジェンド(株式会社KADOKAWA発行)

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