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ディープインパクト産駒の最高傑作はどの馬?部門ごとに分けて紹介【マイル・中距離・長距離・牝馬】

2019年7月に頸椎骨折のために死去したディープインパクト。

 

ディープインパクトは現役時代にクラシック三冠を獲得したのみならず、古馬になってからも天皇賞(春)、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念と、4歳で現役を引退したにもかかわらず実に7つのG1タイトルを手にしました。

 

引退後はポストサンデーサイレンスとして早々にシンジケートを組まれ、種牡馬入りします。

 

年間100頭から200頭ほどの種付けを送ってきたディープインパクト産駒は当然のことながらターフにデビューし、父ディープインパクトを彷彿させるようにビッグレースで活躍してきました。

 

現役で走るディープインパクト産駒もいれば、引退して種牡馬、繁殖牝馬入りしたディープインパクト産駒もたくさん存在します。

 

その中で史上最強といわれるディープインパクト産駒はどの馬でしょうか。

 

ここでは部門ごとに分けてディープインパクト産駒最高傑作である馬を紹介していきます。

 

ディープインパクト産駒の意外な特徴

そのまえにディープインパクト産駒の意外ともいえる特徴について説明します。

 

ディープインパクト産駒でピンと来る馬は皆さんどの馬でしょうか。

 

女傑であるジェンティルドンナでしょうか。3歳のときに菊花賞と有馬記念を制したサトノダイヤモンドでしょうか。そのサトノダイヤモンドに勝ったダービー馬マカヒキでしょうか。それとも福永騎手と共にダービーを制したワグネリアンでしょうか。

 

どの馬にも魅力がたっぷり詰まっていますが意外なことにディープインパクト産駒でG1タイトルを3つ以上手にした馬は2020年3月時点でジェンティルドンナのみです。

 

ディープインパクトと同じサンデーサイレンスの仔であるステイゴールドはG1タイトルを7つ手にしたオルフェーヴル、G1タイトルを6つ手にして引退したゴールドシップを輩出しています。

 

また、種牡馬時代のディープインパクトのサイヤーリーディング争いの最大のライバルだったキングカメハメハもスプリンターG1を6つ手にしたロードカナロア、ダートのG1(地方G1含む)を10個手にしたホッコータルマエを輩出しました。

 

ステイゴールドの仔に比べると産駒数も多く、もっとG1を手にしている感じがしますがそうではなく、サトノダイヤモンドもトーセンラーもキズナもワグネリアンもG1タイトルは2つ以上手にしていないのです。

 

マイルで最強のディープインパクト産駒

個人的に推したいのはダノンプレミアムです。

 

デビュー時はそこまで期待がかかりませんでしたが2着馬に4馬身差の圧勝劇で鮮やかにデビューすると続くサウジアラビアロイヤルカップも制覇。

 

連勝のままこの年最後に出走したレースは2歳王者を決めるG1、朝日杯FSでした。まだホープフルステークスがG1に昇格していない年の話でこの朝日杯FSを制した馬はほぼ確実に最優秀2歳牡馬に選出されるのです。

 

ところがダノンプレミアムが出走した2016年の朝日杯FSはメンバーが揃っていました。

 

2017年のマイルCSを制するステルヴィオ

2019年のスプリンターズステークスを制するタワーオブロンドン

2017年のNHKマイルカップを制するケイアイノーテック

2020年3月時点で短距離重賞を4つ手にしているダノンスマッシュ

このようにいまも大舞台で活躍する馬が出走しました。しかしダノンプレミアムの勢いはとどまることを知りません。

 

錚々たるメンバーが出馬を表明した中でダノンプレミアムは2着馬ステルヴィオに3馬身半差をつけあっさり勝ち切ったのです。

 

3歳。クラシック初戦にダノンプレミアムが選んだレースは皐月賞トライアルである弥生賞でした。後にダービー馬となるワグネリアン1馬身半差で捻じ伏せ見事皐月賞への切符を手にします。

 

ところが、直後に3歳の時に期待がかかりながらも挫跖(ざせき)のために皐月賞を回避することとなりました。

 

挫跖とは後ろ脚で前脚の蹄底をぶつけた際に起こる脚の炎症のことを指します。

 

無敗で4連勝で皐月賞に挑む予定でしたがこの挫跖のために泣く泣く皐月賞を回避し、日本ダービーへ直行することが決まりました。

 

迎えた日本ダービーは破竹の4連勝と鮮やかな勝ちっぷり、そしてそれまでダノンプレミアムが戦ってきた相手のことを考えると十分すぎるほど納得のいく1番人気で支持されます。

 

しかしながら、ダービーで有利と言われる最内枠を引きながらも少し包まれすぎる格好となったダノンプレミアムは過去4戦のときのようにベストを尽くせません。

 

大きな期待を背負いながらもこのダービーでは6着に敗れてしまったのです。

 

その後は秋の天皇賞、マイルCSへ調教が進められたものの出走する意向を見せず、この年はダービーを最後に幕を閉じたのです。

 

ダノンプレミアムが復活したのは2019年の金鯱賞からでした。

 

この金鯱賞では条件戦から勢いに乗るエアウィンザーやこの年の東西グランプリを制することとなるリスグラシュー、皐月賞馬アルアインといったメンバーが揃いましたが休み明けにも関わらず2着馬リスグラシューをかわしてあっさり優勝。

 

続くマイラーズカップでも前年の安田記念を制したモズアスコット、京都巧者のグァンチャーレ、この年のマイル王となるインディチャンプら相手に強い競馬で勝利しました。

 

クラシックこそ無冠に終わりましたが長期休暇をものともしない活躍ぶりで一気に多くの人から支持を集めることとなります。

 

この春最大の目標は春のマイル王を決める安田記念でした。

 

安田記念はただのマイル決定戦という位置づけではなく、梅雨の宝塚記念を回避した中距離馬や3月開催の高松宮記念を最後に余力が残った短距離馬などが集い、例年群雄割拠します。

 

この年はドバイターフで5つ目のG1を手にした同期の牝馬であるアーモンドアイが参戦することとなりただでさえ豪華なメンバーにさらに華が添えられました。

 

人気はアーモンドアイにこそ譲りましたがダノンプレミアムも負けません。今年の戦績から多くの人からの支持を受け、2番人気に推されました。

 

ところが、ゲートスタート直後にアクシデントが発生します。

 

ダノンプレミアムは8枠15番からの発走でしたがそのひとつ外である8枠16番からゲートを出たロジクライがスタート直後に内に斜行してしまいます。

 

ダノンプレミアムは外から寄ってきたロジクライと内に走っていたアーモンドアイ、ペルシアンナイトに挟まれる格好となり接触、一気に進路が狭まってしまったのです。

 

この影響か、直線でもそれまでの重賞で魅せた力強い競馬ができずにずるずると、しんがり負けしてしまったのです。

 

競馬には何が起こるか分かりませんが、この一戦でダノンプレミアムの今後に影響が出るかと誰もが心配しました。

 

しかし、その心配をよそに秋競馬で持ち前のポテンシャルを如何なく発揮したのは秋の初戦に選択した天皇賞(秋)でした。

 

ここでも昨年の年度代表馬であるアーモンドアイが参戦し、だれもがアーモンドアイを支持します。

 

また、この年の皐月賞馬であるサートゥルナーリアも最後の一冠である菊花賞ではなく、天皇賞(秋)を選択しました。ダノンプレミアムは3番人気にまで支持を落とすこととなります。

 

レースでは逃げるアエロリットを後目に持ち前の先行競馬で自分のペースを保ちます。

 

直線に入り、後続を突き放す強い競馬を披露するとそのままぐいぐいとゴール板目掛けて走ります。

 

かつての最優秀2歳牡馬が2つめのG1タイトルを目掛けて全力を出しますが、直後に同期の最強牝馬がダノンプレミアムに襲い掛かりました。

 

アーモンドアイです。

 

ダノンプレミアムを交わしたアーモンドアイは最優秀2歳牡馬も、皐月賞馬をも赤子扱いする形で楽勝したのです。

 

ダノンプレミアムは2着に敗れてしまいましたが勝ち馬アーモンドアイが強すぎただけで十分すぎるほどの強い競馬ができ、安田記念の接触の影響は全くなかったのです。

 

悔しい2着でしたがそれでも強い競馬ができたダノンプレミアムは秋のマイル王決定戦であるマイルCSに駒を進めました。

 

秋のマイル王決定戦であるマイルCSも例年豪華メンバーが揃います。この年の顔はダービーで2着に健闘したダノンキングリーでした。

 

その他にもマイルCSを制したペルシアンナイト、元マイル王であるモズアスコット、現マイル王のインディチャンプ、皐月賞馬アルアインといったメンバーが顔を揃えます。

 

ダノンプレミアムは前走のレースぶりから1番人気に支持されます。

 

マイラーズカップを制したときと全く同じ舞台で得意の先行競馬で競馬をします。

 

しかし、直線でこの年の安田記念を制したインディチャンプがマイラーズカップの下克上と言わんばかりにダノンプレミアムに襲い掛かり、インディチャンプが春秋マイル決定戦を制したのです。

 

ダノンプレミアムはここでも2着に敗れる形となりました。

 

この年はこのマイルCSを最後に放牧されました。今後の予定については2020年3月時点でも未定です。

 

マイルG1を手にしたディープインパクト産駒はトーセンラーダノンシャークがいます。

 

ダノンプレミアムはマイルG1を手にしていないものの今回取り上げたのは一重に戦ってきた相手関係でしょう。

 

朝日杯の面子はもとより古馬となって初レースとなった金鯱賞の相手、天皇賞(秋)の相手を考えると少しでも相手関係に恵まれていたらG1を手にしてもおかしくない器なのです。

 

まだまだ現役での走りに期待ができるダノンプレミアムの2つめのG1タイトル獲得はそう遠くない話だと思います。

 

中距離で最強のディープインパクト産駒

近年競馬を始めた人にとって、中距離で最も強いディープインパクト産駒といえばサトノダイヤモンドやワグネリアンと答える人もいるかもしれませんがここで紹介したいのはディープインパクト産駒でただ一頭、G1タイトルを7つ手にしたジェンティルドンナです。

 

ジェンティルドンナの2歳の頃は2戦1勝と買ったレースこそ強い競馬でしたが多くの人の度肝を抜かすほどではありませんでした。2歳女王決定戦である阪神JFにも未出走だったためにあまり強い印象はこのころはありませんでした。

 

そのジェンティルドンナの株を上げたのは3歳初戦に挑んだシンザン記念です。

 

牝馬として出走したジェンティルドンナは牡馬相手に勝利し、クラシックへ名乗りを上げます。

 

余談話を挟みます。

 

ジェンティルドンナを最後にシンザン記念を制することとなる牝馬は久しく現れませんでしたが、ジェンティルドンナがシンザン記念を制してから6年後に、アーモンドアイがここを勝ち切り牝馬三冠を手にすることとなります。

 

アーモンドアイはこの後牝馬クラシック三冠を成し遂げます。このことからシンザン記念を制した牝馬はクラシックで大活躍するという烙印を押されることとなりました。

 

2020年のシンザン記念を制したのも牝馬のサンクトゥエールです。サンクトゥエールがクラシックでどのように活躍するか期待がかかりますね。

 

話を戻してシンザン記念を制した後は桜花賞トライアルであるチューリップ賞に出走しますが数日前に起きた熱発の影響か、4着に敗れてしまいます。

 

しかし、本番である桜花賞で元横浜ベイスターズの大魔神佐々木氏所有のヴィルシーナ相手に勝ち切り桜の女王になりました。

 

続くオークスでは主戦を務めていた岩田騎手が騎乗停止のために急遽川田騎手が手綱を握ることとなります。

 

桜花賞馬ながらこのオークスでジェンティルドンナは支持を落としています

理由は二つあり、一つはジェンティルドンナの騎乗に慣れない川田騎手が騎乗することでした。

 

そしてもう一つは当時ディープインパクト産駒はマイルでの活躍こそありましたが2400mの中距離で結果を残していなかったのです。

 

そのことから多くの人が疑問にもったために桜花賞馬ながら、3番人気まで支持を落としました。

 

しかし、フタを開けてみれば直線で大外からライバルをあっさりかわしてグングン突き抜け、2着馬ヴィルシーナに5馬身差の完勝だったのです。

 

このジェンティルドンナの活躍と翌週のダービーを制したディープブリランテによりディープインパクト産駒の中距離適正は改められることとなりました。

 

秋の初戦に挑んだのは秋華賞トライアルであるローズステークスです。休み明け初戦でしたが2着馬ヴィルシーナに勝ち切り春の勢いままに強い競馬を披露します。

 

迎えた秋華賞では地方騎手の激闘となりました。

 

ジェンティルドンナに騎乗したのは元園田競馬所属の岩田騎手です。そして最後の一冠を狙って闘志を燃やすのは元大井競馬所属の内田騎手と、ヴィルシーナでした。

 

誰もがジェンティルドンナとヴィルシーナの一騎打ちに思われましたが道中ですーっと先手を狙ったのが15番人気のチェリーメデューサでした。

 

チェリーメデューサに騎乗したのは元園田競馬所属の小牧太騎手です。

 

誰もがノーマークだったチェリーメデューサが思わぬ方向からやってきたことで、思いもよらぬ形で元地方騎手の三つ巴の対決となったのです。

 

チェリーメデューサは向こう正面あたりから前へ押し上げ前半逃げていたヴィルシーナをかわしてハナにたつとそこから大逃げを打つ形で競馬をしました。

 

小牧太騎手も虎視眈々と秋華賞のタイトルを手に勝負に出たのでした。

 

直線に入ってもチェリーメデューサは7馬身ほどのリードを保って粘ります。

 

京都競馬場に詰めかけた多くの人がまさかの大荒れで決まるのかとどよめく中で2頭の馬が頭角をあらわにしました。

 

クラシック二冠馬のジェンティルドンナと最後の一冠を手に勝負したヴィルシーナです。

 

ジェンティルドンナはスローペースからの大外ぶん回しで勝負し、ヴィルシーナは前半逃げていたにもかかわらず直線で末脚をフルに発揮しチェリーメデューサに襲い掛かります。

 

2頭がチェリーメデューサを交わすと併せ馬のようにジェンティルドンナとヴィルシーナが一進一退の攻防をし、両頭が全く並んでゴール板を通過したのです。

 

写真判定の結果、ハナ差で制したのは二冠馬ジェンティルドンナでした。

 

前半レースをコントロールしたヴィルシーナは直線でも末脚を伸ばして勝負し、ジェンティルドンナはスローからの苦しい展開の中で大外ぶん回しで地力を発揮し、チェリーメデューサは不意を突く形で最後の一冠をもぎとろうと勝負しました。

 

この元地方所属騎手の3名の攻防は多くの人に競馬の面白さと熱中させた名レースなのです。

 

少し余談話をするとジェンティルドンナのためにクラシックを手にできなかったヴィルシーナはその後、これまでの勢いはどこにいったのかというようにスランプに陥ります。

 

しかしながら春の最強牝馬決定戦であるヴィクトリアマイルを連覇するなどして、クラシックの銀メダリストとしての威光を世に広めました。

 

もう一つ余談話を挟むとこのときの檜川アナウンサーの直線での

「全く並んでゴールイン!」

という台詞は非常に有名で、2019年の頃に放送されていたラジオNIKKEIのクイズ番組のCMの問題として取り上げられています。

 

話を戻します。

 

大接戦の末に最後の牝馬三冠を手にし、アパパネ以来となる牝馬三冠を制したジェンティルドンナが目指したのはジャパンカップでした。

 

ジャパンカップでは2010年を制したエイシンフラッシュ、この年の凱旋門賞を制したソレミアが参戦しましたがその中でも筆頭は前年の三冠馬である世紀の暴れん坊、オルフェーヴルでしょう。

 

凱旋門賞ではソレミアによってぬぐい切れないほどの土をかぶさったオルフェーヴルが参戦することで夢の三冠馬対決が幕を下ろされたのです。

 

ジェンティルドンナにとってもシンザン記念以来となる牡馬戦となりました。

 

レースは逃げるビートブラックがペースを握ります。ジェンティルドンナは前走とは打って変わって積極的な先行策で競馬をします。対するオルフェーヴルは後ろからの競馬をします。

 

レースが動いたのは府中の欅のある3コーナーから4コーナーにかけてです。

 

オルフェーヴルがオーバーワークともいえる進出を開始し、直線に入る前から勝負を開始したのです。

 

コーナーワークにてジェンティルドンナは最内からの競馬をしましたが外からオルフェーヴルが接近します。

 

2頭の三冠馬が叩き合いで直線勝負を仕掛けましたがジェンティルドンナにとってやや不利だったのは逃げたビートブラックを交わす際に横にいたオルフェーヴルとビートブラックに挟まれる形になり進路が狭まってしまったのです。

 

しかしジェンティルドンナは併せて走る世紀の暴れん坊オルフェーヴルを突き飛ばして強引に進路を切り開いたのです。

 

ビートブラックを交わした二頭の三冠馬は叩き合いの末に並んでゴールインしました。

 

しかし、秋華賞ほどの際どい判定ではなく勝った馬は明らかでした。

 

ジェンティルドンナが一つ年上の三冠馬であるオルフェーヴルに先着したのです。

 

ジャパンカップを制して4つ目のG1タイトルを手にしたジェンティルドンナ。

 

この年は牝馬三冠にくわえてジャパンカップでオルフェーヴルを筆頭に、中距離の猛者相手に勝ち切ったことが評価され、三歳牝馬にして史上初となる年度代表馬に選出されたのです。

 

4歳になり古馬となったジェンティルドンナは3歳の頃ほどの勢いはありませんでしたがそれでも

 

2013年のジャパンカップ

2014年のドバイシーマクラシック

 

と2つのG1タイトルを手にしましたし大舞台で勝ち切れなくとも競合相手に強い競馬で馬券に絡んでいました。

 

そのジェンティルドンナが引退を発表したのが2014年の有馬記念でした。

 

この時点でG1を6つ手にしているジェンティルドンナは1番人気に支持されてもおかしくなかったのですがこの年の有馬記念は非常に層が厚かったのです。

 

オルフェーヴルとは別のベクトルで暴れん坊の芦毛のゴールドシップ

ドバイデューティフリーを制し世界ナンバーワンホースとなったジャスタウェイ

前走ジャパンカップで強い競馬を魅せたエピファネイア

この年のダービー馬ワンアンドオンリー

天皇賞(春)を連覇したフェノーメノ

ディープインパクトの初年度産駒であるトーセンラー

3歳時にジェンティルドンナと死闘を繰り広げたヴィルシーナ

 

このようなメンバーが揃った有馬記念は近年でも史上最強メンバーと揚げる人も多いほどです。

 

これほどのメンバーを前に、ジェンティルドンナはG1ホルダーを6つ所持しているにもかかわらず4番人気でした。

 

しかしながら、これが引退レースと分かっていたのか、好枠からの先行競馬から直線で他の有力馬を出し抜き見事有終の美を飾ったのです。

 

最終的にG1タイトルを7つ獲得したジェンティルドンナは

 

史上初となる牝馬で4大馬場(東京・中山・京都・阪神)G1を制覇

ディープインパクトと親子で有馬記念制覇

通算獲得賞金額で3位(1位キタサンブラック、2位テイエムオペラオー)

 

と、この一戦だけで数多くの記録を新たに造り上げたのです

 

引退後はもちろん繁殖牝馬入りします。

 

2016年に初子が誕生しモアナアネラという名前で現役で活躍しています。

 

キングカメハメハやモーリス、ロードカナロアとの交配で新たに競馬界を沸かせる馬が誕生することに期待したいですね。

 

長距離で最強のディープインパクト産駒

2018年の菊花賞を制したフィエールマンを紹介したいです。

 

フィエールマンの知名度が世に浸透したのはデビュー3戦目に挑んだラジオNIKKEI賞でしょう。

 

夏の福島競馬場で開催される3歳限定戦のG3のラジオNIKKEI賞は通称「都落ち重賞」と呼ばれます。

 

なぜそう呼ばれるかというと皐月賞やダービー、桜花賞といったビッグレースを目指す馬が志半ばで大舞台に出場できず、クラシック以外の重賞を獲得しようと出馬を表明するからです。

 

そのためメンバーレベルは玉石混合とも呼べるものでなおかつ夏開催の3歳限定のハンデ重賞ということで非常に予想し辛いレースなのです。

 

フィエールマンは春のクラシックとは無縁でしたがデビューから2連勝を飾っていたために1番人気に支持されました。

 

しかし、ここを制したのは松山騎手が手綱を握ったメイショウテッコンで、フィエールマンは2着に敗れてしまいました。

 

2着に敗れたフィエールマンが次に選んだのはなんと最後の一冠菊花賞でした。

 

トライアルレースもはさまずに、関東馬は大苦戦している菊花賞にキャリア4戦で挑む。

 

競馬関係者、データ予想屋の人からしたら全く訳がわからないローテーションで出馬を表明したフィエールマンは絶好調ルメール騎手が手綱を握ったにもかかわらず7番人気にまで支持を落としました。

 

しかし、ノーザンファーム天栄仕上げで力をつけていたフィエールマンはこの年の有馬記念を制することとなるブラストワンピースやシルバーコレクターエタリオウを退けなんとここを勝ち切ったのです。

 

キャリア4戦目で菊花賞制覇は史上初の快挙でした。また、関東馬における菊花賞勝利は2001年のマンハッタンカフェ以来となり、実に17年ぶりの快挙だったのです。

 

この年は菊花賞を最後に放牧に出されます。フィエールマンの2つ目のG1タイトルは翌年の天皇賞(春)でした。

 

叩きの一戦で使われたAJCCこそ古馬のシャケトラの2着でしたがノーザンファーム天栄仕上げと前年の菊花賞馬ということもあり迎えた天皇賞(春)では1番人気に支持されました。

 

最後のコーナーから直線にかけてじっくり脚を溜め、直線で瞬発力を活かした競馬がこのときの京都の馬場とマッチしていて、2着馬グローリーヴェイズとのたたき合いにもつれ込むも見事かわして優勝し、春の盾を奪取します。

 

3着馬パフォーマプロミスには6馬身差を空けての完勝でした。

 

名ステイヤーといえばジェンティルドンナの項で紹介したゴールドシップフェノーメノ、過去にさかのぼるとライスシャワーメジロマックイーンを挙げる人がいるでしょう。

 

しかしディープインパクト産駒に限ればこのフィエールマンが最強だと思います。

 

現在は5歳馬でまだまだ元気いっぱいのフィエールマンの今後の活躍に期待したいですね。

 

(番外編)牝馬で最強のディープインパクト産駒

ディープインパクト産駒最強の牝馬は先ほど紹介したジェンティルドンナでしょう。

 

しかし、ディープインパクト産駒で大活躍した牝馬はまだまだ存在します。

 

ここで紹介する牝馬は3歳のときに怪我を発症し泣く泣くターフを去りました。

 

イフの話になりますが、その馬が怪我なくその後も走り続けていたら、個人的にはジェンティルドンナに匹敵するだけの活躍を見せたと思っています。

 

その馬はシンハライトといいます。

 

馬名は宝石名で「輝かしい成績」を込めてという意味があるそうです。

 

シンハライトは2016年のクラシックを沸かせた一頭で、同期にヴィヴロス、クロコスミア、牡馬であればサトノダイヤモンド、マカヒキがいます。

 

デビューから無傷の2連勝で挑んだ桜花賞トライアルではヴィクトワールピサの初年度産駒であるジュエラー相手に直線で大接戦を演じましたがハナ差でジュエラーを抑えて見事優勝しました。

 

クラシック初戦となる桜花賞にて、ルメール騎手騎乗のメジャーエンブレムとジュエラー、そしてシンハライトとの3強対決となりましたがここでもジュエラーとのマッチレースとなるのです。

 

チューリップ賞を見ているかのような大接戦に多くの観客は馬券を握りしめました。チューリップ賞のときのようにジュエラーとシンハライトはもつれ合うようにゴール板を通過しましたがここで勝ったのはジュエラーだったのです。

 

初の黒星となってしまったシンハライトでしたが順当にオークスに駒を進めました。

 

しかし、同期にアクシデントが発生します。

 

ジュエラーがこのレースのあとに故障を発生し、オークス出走を断念しました。

 

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