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ここではサラブレッドとはなにか?サラブレッドの定義や、競走馬の生産から仕組みにいたるまでご紹介します。
サラブレッドとは
サラブレッドとは、競走用に品種改良された軽種馬のことを言います。
競馬で勝つことのみを考えて配合を繰り返しきた馬です。
すなわち現在JRAや地方競馬に登録されている馬はすべてサラブレッドと呼んでいい馬達なのです。
人間に対しても優れた遺伝子を受け継いだ人などをサラブレッドと表現したりしますよね。
馬に関しては例え未勝利馬も、G1馬もサラブレッドです。
競走馬の生産
当然のことながら、繁殖牝馬に種牡馬が種付けすることによって生産されます。
馬の発情期は3月から6月までの期間で、受胎してから約11ヶ月で出産します。
種付け料は馬によって異なり、当然産駒の成績の良い馬は年々金額が上がっていきます。
逆に成績が悪いと下がっていきます。
成績の良い馬の中には一回の種付け料で数千万する馬もいるくらいです。
誕生してからは2歳になる前後辺りで、人を乗せる訓練などを受けます。
レースにデビューするためには、厩舎という馬を調教する施設に預けなくてはなりません。
そこで馬を鍛えるのが調教師の役目というわけです。
ある程度の精神、身体共に成長したところで、調教師の判断でゲート試験を受けます。
そして、ゲート試験をクリアすれば、はれて競走馬としてデビューできるのです。
しかし、デビューしたのは束の間、そこからは何千頭といるライバルたちとの闘いが始まるのです。
毎年の生産数
近年ではかなり減ってきており、1990年代前半には12000頭を超えていた生産数も去年には7000頭前後に減少しています。
それでも一年に7000頭もの馬が誕生している訳ですから、例え未勝利戦であっても、限られたレース数の中で勝ち上がるというのはとても難しいことなのです。
ましてや各馬、生涯一度きりの日本ダービー制覇にいたっては、とんでもない偉業なのです。
馬主、調教師などの競馬関係者たちが何よりもの目標にする意味がわかりますよね。
サラブレッドの歴史
時は18世紀まで遡ります。
イギリスにてアラブ馬、ハンター(狩猟用の馬)などを品種改良して現在のサラブレッドと呼ばれる品種が生まれました。
当時は現在のサラブレッドと比べ、体格や筋肉も小さく、アラブ馬の特徴がよく現れた姿でした。
しかし、配合を重ね品種改良していくうちに現在の迫力ある姿へと変貌を遂げたのです。
昔と今の馬をレースで競走させたならばブッチギリで今の馬が勝ちます。