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テイエムオーシャンの血統、レース成績と産駒一覧

2001年の牝馬クラシック路線で中心的な存在となり桜花賞と秋華賞を制したテイエムオーシャン。

 

父はダンシングブレーヴ、母はリヴァーガールという血統です。

 

ダンシングブレーヴはアメリカ産馬でヨーロッパを中心に活躍、凱旋門賞をレコード勝ちするなど10戦8勝し、イギリスで種牡馬入りをし、後に日本に輸入されています。

 

主な産駒にはテイエムオーシャン以外にもエリモシック、キョウエイマーチ、キングヘイローなどのG1ウィナーがいます。

 

リヴァーガールはJRAで11戦1勝という成績でしたが、リヴァーガールの母が桜花賞馬エルプスという血統的な背景もあり、繁殖入りをしました。

 

テイエムオーシャンの通算成績と主な勝鞍

テイエムオーシャンの競争成績は通算18戦7勝です。

 

重賞はG1で3勝(2000年阪神ジュベナイルフィリーズ、2001年桜花賞、2001年秋華賞)、G2で1勝(2002年札幌記念)、G3で1勝(2001年チューリップ賞)の合計5勝しています。

 

スピードのある先行馬であったテイエムオーシャンはマイルから中距離を中心に良績を残します。

 

3歳までのレースを振り返ると、そのスピードの違いは圧倒的なもので、接戦というより圧勝というべきものでした。

 

オークスこそ3着に敗れますが、適距離ではない中、よく頑張っていますし、秋華賞に向けてはトライアルも使わず、ぶっつけ本番で臨んだ結果、オークスの先着2頭(レディパステル、ローズバド)を下して2冠馬に輝いています。

 

また、秋華賞後のエリザベス女王杯でも距離が適距離ではなく、若干長い距離の中、着順こそ5着ですが、勝ったトゥザヴィクトリーとは0.1秒差の大接戦を繰り広げます。

 

このレースは上位5頭の接戦が素晴らしく名勝負として語り草になっていますし、実況も名実況と言われています。

 

しかし、古馬になってからは札幌記念こそ快勝するのですが、それ以外の牡馬とのレースでは主に距離、牝馬限定戦では主に斤量などとの戦いもあり勝利することはできませんでした。

 

牝馬限定戦に出るようになった最後の2戦(マーメイドステークス2着、クイーンステークス3着)は斤量59キロですから、いかに斤量に苦しめられたかがよくわかります。

 

鞍上は、全レースで本田優騎手が騎乗しました。

 

本田騎手と言えばテイエムオーシャンと出会うまでは久しく重賞勝利から離れていましたが、テイエムオーシャン以降は毎年のように重賞でも活躍し、マイソールサウンドやカワカミプリンセスとのコンビでの活躍は特に印象に残っています。

 

本田騎手の実力を競馬界に再認識させたのもテイエムオーシャンでした。

 

また、本田騎手は調教師に転身してから2017年桜花賞をレーヌミノルで勝利しますが、

騎手としてテイエムオーシャンで勝利している桜花賞を調教師になってからも勝利できたことで感慨もひとしおだったことと思われます。(史上4人目のダブル制覇)

 

テイエムオーシャンは2003年のクイーンステークス後エリザベス女王杯を目指していましたが、骨折が判明したため引退、繁殖入りすることとなりました。

 

テイエムオーシャンの繁殖生活と産駒一覧

テイエムプリキュアには繁殖馬となってからこれまでに9頭の産駒がいます。

 

2006年生まれ 牝馬 テイエムユメノコ    (父・テイエムオペラオー)

2008年生まれ 牡馬 テイエムモーション   (父・テイエムオペラオー)

2009年生まれ 牡馬 テイエムオペラドン   (父・テイエムオペラオー)

2010年生まれ 牡馬 テイエムオーライト   (父・ファンタスティックライト)

2011年生まれ 牡馬 テイエムスカイオー   (父・ディープスカイ)

2013年生まれ 牡馬 テイエムダグラス    (父・ディープスカイ)

2015年生まれ 牡馬 テイエムイチズオー   (父・メイショウボーラー)

2016年生まれ 牡馬 テイエムオーシャンの2016(父・オルフェーヴル)

2017年生まれ 牝馬 テイエムオーシャンの2017(父・ロードカナロア)

 

このうち、初仔テイエムユメノコは既に12戦3勝(地方競馬・荒尾3戦3勝含む)の競走馬生活を終え繁殖入りし、4頭の産駒を誕生させています。

 

テイエムオペラオーとの産駒は当時10冠ベイビーということで話題になりましたが、残念ながら目立った活躍をすることはできていません。

 

2017年8月現在、テイエムオペラドンが障害3勝含む通算4勝とテイエムダグラスが1勝の合計5勝がJRAでの勝利数となっています。

 

しかしながら、近年でもオルフェーヴルやロードカナロアなど産駒が期待されている種牡馬と交配されていることからも、まだまだ活躍する産駒が出現する可能性は残されています。

 

まとめ

テイエムオーシャンは古馬になってから様々な要因で勝利から遠ざかり、若干印象が薄くなりがちになってしまいましたが、それでも3歳までのスピード感あふれるレースぶりは忘れることができません。

 

再びテイエムオーシャンのようなスピード馬がターフを駆け抜けるのを楽しみに待ちたいと思います。

 

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