出典:wikipedia
日本馬がはじめてドバイWCを制し、世界をうならせたのが、国内では皐月賞、有馬記念を優勝したヴィクトワールピサ(父ネオユニヴァース)でした。
今回はヴィクトワールピサ産駒についていろいろご紹介していきたいと思います。
ヴィクトワールピサ代表産駒の一覧を紹介
ヴィクトワールピサは今年2016年が念願のセカンドクロップになります。
昨年ファーストクロップの代表というと、やはり桜花賞馬のジュエラー(母の父ピストレットブルー)ということになるでしょう。
重賞勝ち馬という意味では、現在のところまだジュエラー1頭のみですが、他では、以下のような初年度産駒のラインナップになります。
3勝馬
ナムラシングン(牡3、母の父ピヴォータル)・・・主な勝ち鞍:宮崎特別1000万
皐月賞でも穴人気(7着)しましたが、3勝しているだけに、菊花賞もチャンスはあるでしょう。母方の血統的には短距離ですが、走りそのものはむしろ長距離歓迎かもしれません。
アジュールローズ(牡3、母の父セヴラスローズ)・・・主な勝ち鞍:プリンシパルS3歳オープン
ヴィクトワールピサ産駒で唯一ダービーに出走(12着)した馬です。現在は放牧中、秋は流動的ですが、将来性はありそうです。
2勝馬
ジョルジュサンク(牡3、母の父ラムタラ)・・・主な勝ち鞍:すみれS3歳オープン
パールコード(牝3、母の父ロストコード)・・・主な勝ち鞍:ミモザ賞3歳500万
サンライズクロンヌ(牡3、母の父フサイチペガサス)・・・主な勝ち鞍:美濃特別500万
スパーキングジョイ(牡3、母の父エルコンドルパサー)・・・主な勝ち鞍:富良野特別500万
ヴィクトワールピサ産駒の特徴
まだ主に初年度産駒ということもあって、ヴィクトワールピサ自身皐月賞を勝っているものの、どちからといえば晩成タイプだっただけに、どの馬もまだ奥がありそうなタイプが多いです。
ダートで良さそうな馬がもっと出るかな?と思っていましたが、意外と芝に良績が集中しているというのが現状です。
とはいえ、1勝馬の多くがダートの未勝利を勝ちあがった馬たち(9頭)なので、まだ何とも言えませんが。
お父さんのネオユニヴァースの子は、ヴィクトワールピサ自身もそうでしたが、かなり道悪巧者が多かった印象です。
ただヴィクトワールピサ産駒はそこまで道悪巧者という印象は、今のところはありません。
ヴィクトワールピサ産駒の成績
ここまで中央では、48勝(2016年は33勝)を挙げたヴィクトワールピサ産駒、リーディングサイアー争いでは現在21位につけています。
まだ1世代であることを考えると、上々のすべりだしといったところでしょうか。
まとめ
まだ産駒を世に送りだしたのがわずか2世代ですから、ヴィクトワールピサの種牡馬としてのポテンシャルをこの段階で云々することはできません。
ただ、意外と早い時期に「これは!」と思わせてくれるような大物が登場する予感はあります。お父さんがそういうタイプでしたから。
子供たちにもぜひお父さんの並々ならぬ「大物感」を伝えてほしいと思います。