競馬のアクシデントで最も有名なのが、レース中の落馬です。
騎手が競走馬から振り落とされてしまうシーンは何度見ても心が痛みます。
騎手だけではなく、競走馬にもアクシデントが発生しますが、競走馬にアクシデントが起きた場合、「予後不良」というワードを目にしたことがあるかと思います。
予後不良とはどんな意味を持つのでしょうか。
競馬初心者の方にも分かりやすく解説するのはもちろん、過去に安楽死となった名馬の一覧もご覧いただきます。
予後不良とは?
レース中、あるいは調教中に競走馬がケガをして、ケガの回復が見込めず、後に重い病気にかかる危険性が高い競走馬に対する診断のことを「予後不良」といいます。
予後不良になった競走馬に対し、薬物を投与して安楽死させます。
薬物の種類は、麻酔薬や筋弛緩剤、心停止薬などです。
馬は4本の脚で重い体を支えなければならず、1本でも脚をケガしてしまうと動けなくなってしまい、一気に衰弱してしまいますので、予後不良となった馬は安楽死になるケースがほとんどです。
安楽死の措置をとられた名馬達
過去に予後不良となり安楽死させられた競走馬は数え切れないほどいます。
ここでは、特に競馬界に衝撃を与えた名馬の安楽死を紹介したいと思います。
サクラスターオー
1987年の皐月賞と菊花賞を優勝し、牡馬クラシック二冠を達成したものの、同年の有馬記念のレース中に左前脚の故障を発症し競走中止。
予後不良の診断が下されます。
獣医たちによる懸命の治療も実らず、翌1988年5月12日に安楽死となりました。
誕生後すぐに母親を亡くし、自身もレース中の故障でこの世を去ったことから、悲運の名馬として知られています。
ライスシャワー
ミホノブルボンの牡馬クラシック三冠達成を阻止しただけでなく、メジロマックイーンの天皇賞・春3連覇を阻んだ「関東の刺客」。
1992年の菊花賞など、通算でG1・3勝を記録しています。
1995年の宝塚記念のレース中に転倒し、左脚を故障。
症状が重かったため、コース上で安楽死措置が取られました。
>> 黒い刺客!ライスシャワーの血統と現役時代、宝塚記念の悲劇
ホクトベガ
1993年の桜花賞を優勝したほか、帝王賞や川崎記念といった地方競馬のダート重賞を次々に勝つ、など芝・ダートで頂点を極めました。
1997年にダートの世界最高峰のレース・ドバイワールドカップに出走したものの、レース中に転倒し、左前脚を故障。
予後不良の診断を受け、まもなく安楽死の措置が取られました。
>> ダート最強馬!?ホクトベガの戦績、ドバイワールドカップでの悲劇と幻の産駒
サイレンススズカ
G1勝利は1998年・宝塚記念だけですが、圧倒的なスピードで逃げ切り勝ちを決める姿に惚れ込む競馬ファンが続出しました。
6連勝で臨んだ1998年の天皇賞・秋では、単勝オッズ1.2倍という抜けた1番人気に支持されますが、レース中に左前脚を骨折し、競走中止。
後に予後不良と診断され、安楽死の措置が取られました。
>> 永遠の疾風!サイレンススズカの魅力とは?悲劇のレース天皇賞秋
まとめ
「アクシデントは見たくない!」とお考えの方はたくさんいらっしゃるかと思いますが、どんなスポーツにもアクシデントは付き物で、競馬も例外ではありません。
特に競馬のアクシデントは競走馬の命に直結しますから、レース中に競走中止する競走馬がいると、いつもゾッとしてしまいます。
悲しいアクシデントが少しでも減って、予後不良となる競走馬が1頭でも少なくなることを切に願っています。
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