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日本の競馬史を塗り替えた馬といえば「サンデーサイレンス」が一番の功績馬ではないでしょうか。
アメリカのケンタッキーダービーを制し、G1を5勝して米国年度代表馬にも輝いて現役時代も優秀でした。
しかし、サンデーサイレンスを一躍有名にしたのは種牡馬としてでしょう。
サンデーサイレンスの代表産駒の特徴、適性、成績
1994年に新馬がデビューし、翌年にはわずか2世代で種牡馬リーディングを獲得しました。
それから数々の記録を塗り替えており、1995年から2007年まで種牡馬リーディングを譲りませんでした。
2002年に衰弱性心不全のためにこの世を去りますが、同年に生まれたディープインパクトが日本競馬界に衝撃を与える大活躍をしています。
産駒の功績と代表産駒一覧
芝・ダートを問わず超一流馬を輩出し、牡馬・牝馬で三冠馬を出しています。
さらに、サンデーサイレンスの血を受け継ぐ産駒たちも優秀な種牡馬になり、アグネスタキオンやマンハッタンカフェ、ディープインパクトらが種牡馬リーディングに輝いています。
サンデーサイレンスの代表馬は数え上げればきりがありませんが、三冠馬ディープインパクトを始め、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ハーツクライ、ダイワメジャー、ステイゴールド、ゼンノロブロイらは常に種牡馬リーディング上位に位置づけています。
牝馬には三冠馬スティルインラブ、ダンスパートナー、アドマイヤグルーヴ、ヘヴンリーロマンスなどがいます。
これら産駒は、ほぼすべてのG1競走を制覇しています。
また、ブルードメアサイアー(母の父)としても2006年から継続して1位となっており、非常に優秀な成績を残しています。
サンデーサイレンスは種牡馬として2歳戦の成績が抜群に良く、芝コースでは複勝率は50%、ダートコースでも同48%を誇っており、サンデーサイレンスの血を受けつぐ産駒達も同様に、比較的早くから良績を残しています。
今や貴重な非サンデーサイレンス系の血
サンデーサイレンスの血を受け継ぐのは「サンデーサイレンス系」といわれており、これだけの活躍をしたので、同馬の血が入っていない非サンデー系の馬が貴重となっています。
2011年の三冠馬オルフェーヴルは父がステイゴールドですが、母の父は非サンデー系のメジロマックイーンで、翌年の2冠馬ゴールドシップも母の父はメジロマックイーンでした。
サンデーサイレンス系はデインヒル系の繁殖牝馬との相性も良く、逆にサンデーサイレンス系の繁殖牝馬はキングカメハメハとも相性が抜群といえます。
特にキングカメハメハはディープインパクトとリーディングを毎年争っており、非サンデー系なのでディープには出来ない、良質のサンデー系の繁殖牝馬を配合できるメリットがあります。
2015年の2冠馬ドゥラメンテはキングカメハメハとアドマイヤグルーヴ配合でした。
ノーザンファームの良質サンデー系繁殖牝馬と配合された、キングカメハメハ産駒が新馬戦で出てきたときは、2歳戦から十分に好勝負できる可能性は高いといえます。