ディープインパクトやナリタブライアン、古くはシンボリルドルフなど3冠馬が注目されますが、その陰で「惜しい」2冠馬も存在します。
代表格でいえば、ドゥラメンテ、ゴールドシップ、ネオユニヴァースなど蒼々たる面々です。
こうしてみると改めて3冠を取ることの難しさを感じます。
ここでは、歴代の2冠馬をご覧いただき、独断と偏見でランキングを作ってみたいと思います。
歴代の2冠馬一覧
まずは歴代の2冠馬を以下に並べてみました。
全部で26頭存在します。
改めてみるとこんなにいるのですね、って率直に感じました。
なお、ここでは牝馬2冠、変則2冠馬は除外しています。
1943年:クリフジ
1949年:トサミドリ
1950年:クモノハナ
1951年:トキノミノル
1952年:クリノハナ
1953年:ボストニアン
1954年:ダイナナホウシユウ
1960年:コダマ
1963年:メイズイ
1970年:タニノムーティエ
1971年:ヒカルイマイ
1973年:タケホープ
1974年:キタノカチドキ
1975年:カブラヤオー
1981年:カツトップエース
1985年:ミホシンザン
1987年:サクラスターオー
1991年:トウカイテイオー
1992年:ミホノブルボン
1997年:サニーブライアン
1998年:セイウンスカイ
2000年:エアシャカール
2003年:ネオユニヴァース
2006年:メイショウサムソン
2012年:ゴールドシップ
2015年:ドゥラメンテ
独断と偏見で選んだ2冠馬ベスト3
ここでは、私の独断と偏見で選んだ歴代2冠馬ベスト3を作ってみました。
ご意見はあるかと思いますが、ご覧いただけたらと思います。
1位:クリフジ 1943年
父:トウルヌソル 母:賢藤 母父:チャペルブラムプトン
ここまで古いとよく血統についてはよくわかりません。
クリフジは初の牝馬でダービーを獲った馬で、これ以降ウオッカまで64年間牝馬のダービー馬が現れませんでした。
また、ダービーの勝ち方もかなりすごいです。
このときクリフジはスタートで思い切り出遅れて、鞍上は若手の前田長吉騎手でした。
しかも当時は25頭立てで、24頭ゴボウ抜きを決めるのは決して楽ではありません。
にもかかわらず6馬身を離す圧勝劇を見せました。
その後菊花賞は10馬身離す圧勝劇を見せるなど、超ド級の強さを見せました。
デビューが遅く、皐月賞は出走できず、3冠をとることができませんでしたが、勝ち方はまさに伝説中の伝説の馬です。
2位:トウカイテイオー 1991年
父:シンボリルドルフ 母:トウカイナチュラル 母父:ナイスダンサー
3冠馬シンボリルドルフの初年度産駒として注目を浴びました。
調教師の松元省一は、同馬を見たときに、「これはクラシックを狙える器」として、皐月賞から逆算してレースを選定したといわれます。
実際、デビューから、皐月賞、ダービーに至るまですべて連勝いたしました。
しかし、この後、骨折により菊花賞には出られませんでしたが、古馬になって再び活躍しました。
引退の有馬記念は今でも伝説となっています。
3位:ゴールドシップ
父:ステイゴールド 母:ポイントフラッグ 母父:メジロマックイーン
ただ単純に私が好きな馬です。
随分振り回されました(笑)。
ゴールドシップのすごさはとにかくパワーとスタミナです。
2012年の皐月賞では馬場が悪く、どの馬も大外を回す中、ただ1頭だけ内を狙い、あっさり勝ち切り。
2015年天皇賞春では向こう正面からスパートをかけ続け、最後勝ち切る強さは着差以上のものがありました。
2015年宝塚記念では大出遅れをやらかしたりととにかく無茶苦茶な馬でしたが記憶に残る名馬で、子供の活躍も今後期待されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
このほかにも、石橋守の晩年を飾ったメイショウサムソン、悲運の最強場ドゥラメンテ、大西直宏とサニーブライアンのコンビなど語りつくせばきりがないのですが、私の中での最強、好きな3頭を厳選してみました。
改めて、いろんなドラマがありますね。
今後もこのような2冠、3冠馬が出てくることを期待して止みません。