皆さんは競馬を予想する際、どのようなメディアを使っていますか?
例えば競馬新聞。競馬新聞は古くから使われてきた情報ツールです。最近は競馬専門紙以外にもスポーツ新聞や夕刊紙でも専門紙並みの情報が掲示されていて情報量は格段に上がりました。
他にもJRAの公式ホームページから情報を入手することもできます。公式ホームページでも出馬と枠順、過去のデータを見ることができますし、オッズの更新にも敏感です。また、無料で閲覧できるのもありがたいですね。
このように競馬の情報ツールは新聞・ネットはもちろん、それ以外にも競馬アプリやテレビ、または現地で馬の状態を自分の目で確認して予想を立てる方法もあり、予想方法は挙げればキリがありません。
その中で、今回テーマにしたいのが競馬予想ソフトで予想する方法です。競馬予想ソフトとは過去のデータをAIが分析して独自のロジックで買い目を教えてくれるツールです。また、データそのものが膨大なため純粋に情報収集する目的でも役に立ちます。
新聞やアプリで予想される方には馴染みがないかもしれませんが競馬予想ソフトもコンスタントに収支・回収率ををあげていて決して侮れません。ソフトも世に何百何千と出回っていてどのソフトが良いのか探すだけでも大変なことです。
そのため当記事では筆者が選ぶ競馬予想ソフトをいくつかをご紹介します。
1位 JRA-VANネクスト【月額880円(税込)】
JRAの有料ソフトの中でも特に有名なソフトでしょう。最大の特徴はそのデータの量、それにつきます。
過去30年分のデータを保持していていつでもチェックすることが可能です。AIソフト「JRA-VAN データマイニング」というAI予想コンテンツも人気です。
競走馬の成績、血統、騎手・調教師のデータやコース条件といったありとあらゆる情報を駆使したうえで独自の予想を組み立てられます。その精密さと制度さは競馬のプロすら唸らせるレベルです。
JRA-VANネクストはパソコン専用ソフトですが、JRA-VANネクストの有料会員の方はJRA-VANスマホ・ケータイサービスも無料で利用することができます。
月額880円とソフトの中では安価で、在宅時も外出先でも情報を入手でき、JRAが提供しているソフトなので安心感もありますね。
詳細はこちら
2位 TARGET【月額2052円】
JRAの20年分以上の公式データを自由自在に閲覧できるTARGETも多くの利用者に支持されているソフトです。
最大の特徴はその分析力。
過去のレースをジャンルごと、例えば騎手・血統・コースごとに見ることができるソフトであらゆる角度から情報を収集できます。
それによりひとつの視点からでは全く見えない情報もゲットでき、分析力は世に出回っている全てのソフトの中でもトップクラスといえるでしょう。いろんな角度からの情報を知りたい人におすすめできるソフトです。
TARGETは多くの人に支持されていることから、JRA-VANネクスト同様、安心して使えるのも大きな長所です。
JRAデータラボの会員になることでTARGETは利用可能になります。また、データラボの会員の方はTARGET以外にもJRAが推奨する100本以上の予想ソフトが使い放題となります。
詳細ははこちら
3位 スゴウマROBOT【スタンダード会員・月額5000円(税別)】
競馬サイト「ウマニティ」が自信を持ってお届けするソフトです。
期待値の高い馬を自動的に算出して馬券に盛り込むAI予想です。こちらは馬券種を決めて指示するだけであとはAIが自動的に買い目を教えてくれます。
予想する時間を大きく削減できるのがメリットでしょう。
ただし、利用料金は予想サイトの中でも比較的高価です。スタンダード会員は月額5000円かかる上、自動予想するための予想燃料代費が馬券代の3%かかります。また、馬券種は枠連は非対応なので枠連至上主義者には向いていないソフトです。
比較的高価ではありますが時間削減と自動化に特化されていて自分の時間を確保する点では文句なしに優れたソフトですね。
詳細はこちら
>> https://umanity.jp/robotip_super/
4位 馬王Z【中央+地方競馬 1か月12000円(税別)、中央or地方競馬 1か月6000円(税別】
2013年の「ハズレ馬券経費認定裁判」で卍氏が利用していたソフトです。
その裁判の詳細はここでは割愛しますが、3年間で30億円の払戻を受けて1億4000万円の利益を得ました。
このニュースからも信頼できる馬王Z。馬王Zは1995年に「馬王」としてリリースされ、馬王Zと名称を変えて現在最終形態を迎えました。
中央競馬だけでなく地方競馬にも対応しています。土日だけでなく平日も馬券を購入している人にとってうってつけのソフトですね。
自動投票を搭載しており、中央競馬であれば即パットもしくはA-pat、地方競馬であれば楽天競馬に登録する必要がありますが、予め指定したレースに買い目を入力していると、時間前に自動的に馬券が購入できるようになっています。
価格は安くはありませんが「馬券経費裁判」の件も考えたらいかに有用なソフトであるかは瞭然ですね。中央だけでなく地方競馬の予想ツールとしても最適なソフトで、毎日競馬をしたい人におすすめできるソフトです。
詳細はこちら
>> https://jra-van.jp/dlb/sft/lib/baoz.html
5位 カツラギ for JRA-VAN【JRAデータラボ会員なら無料】
JRAデータラボで入手できるソフトです。
独自で開発したスピード指数を基に、数字で表現できるあらゆるデータを数学で処理することで競走馬の能力をピックアップするソフトです。どのような条件下でも安定した回収率と的中率をあげていたため多くの人に支持されました。
ソフト開発者である河内一秀氏が平成30年の10月に亡くなられたことで、基準データの更新とサポートが終了する可能性もあるようです。
JRAデータラボ会員(月額2052円)の人なら無料で利用できます。
詳細はこちら
>> https://jra-van.jp/dlb/sft/lib/katuragi.html
6位 馬吉 for data lab【JRAデータラボ会員なら無料】
JRAデータラボ会員なら無料で利用できるフリーソフトです。
情報量は無料とは思えないほどで、その豊富さは競馬新聞以上です。
出走の変更や騎手変更、馬場状態といったリアルタイムの情報もすぐに更新され、現在の競馬場の状況をリアルタイムで知りたい人にはお勧めできるソフトです。
また、「マイニング」という項目では各馬のレースタイムを予想しています。このレースタイムは馬吉が過去のデータを参照したうえで独自のデータとして反映されていています。
比較的予想タイム通りに入選することから意外と利用者も多いです。
詳細はこちら
>> https://jra-van.jp/dlb/sft/lib/umakichi.html
7位 速うまシューター【JRAデータラボ会員なら無料】
JRAデータラボ会員なら無料で利用できるフリーソフトです。
データラボが提供しているフリーソフトですが、先ほどまで紹介したデータ支援サイトではありません。
速うまシューターはオッズの変動をお知らせするソフトです。例えば、大きなレースでひとつの馬に馬券が集中することでオッズが暴落、それに対して他の馬のオッズが高騰したときにアラートでお知らせしてくれます。
中央競馬・地方競馬に対応しているためオッズの変化が激しい地方競馬、中央でも売り上げの大きなG1等で役に立つソフトでしょう。
特に馬券で収支を得るためにはオッズは非常に大きなファクターとなるのでオッズ情報を瞬時に教えてくれるのは非常にありがたいですね。
詳細はこちら
>> https://jra-van.jp/dlb/sft/lib/sokuumashooter.html
8位 ALGO SPEEDER【JRAデータラボ会員なら無料】
独自のスピード指数を基に指数を形成するサイト。
スピード指数は純粋なラップタイム以外にもそのレースが流れる・時計のかかる馬場適正、出走馬の脚質を踏まえています。
また、休み明けの馬や成長性の高い若い馬にはそれぞれ補正がかかっているため、どのようなレースプランを組んだ馬、若駒問わず精密性の高い指数を出しています。
そのため、スピード指数の評価は競馬予想ソフト愛好家の中でも非常に信頼度が高いです。
JRAデータラボが提供する数あるソフトの中でも上位10内に入るほどの支持を集めていてJRAデータラボ会員なら無料で利用することができます。
詳細はこちら
>> https://jra-van.jp/dlb/sft/lib/algospeeder.html
9位 時系列オッズViewer【JRAデータラボ会員なら無料】
オッズ研究家に支持されているソフトです。
時系列にオッズを調べることができるので1つのレースで複数の券種のオッズを調べたい方にとっては最有力候補となるソフトでしょう。
枠連や馬連、馬単といった複合馬券のオッズデータをくまなくチェックすることもできます。
そのデータはExcelに保存することもできます。
詳細はこちら
>> https://jra-van.jp/dlb/sft/lib/jikeiretuodds.html
10位 血統クロスオーバーX【JRAデータラボ会員なら無料】
コース別に血統、血量(インブリード)、騎手、枠、持ちタイムを表示しています。
過去のデータを使って好みの期間の予想を集計することもでき、その内容は細かく設定できます。
例えば血統でいうなら「父」だけでなく「父」+「母の父」といったようにより詳細を設定することができます。騎手の集計は調教師と組み合わせることも可能です。
ソフト名に対して血統以外の要素から集計できるソフトで、データ収集ソフトとして非常に使いやすいソフトになっています。
詳細はこちら
>> https://jra-van.jp/dlb/sft/lib/crossover.html
まとめ
競馬予想ソフトは世の中にたくさんあり、価格も、無料で使えるものから高額で情報提供されているものまでさまざまです。
ソフトの内容も、ただ単に今までのデータが見られるだけのもの、データをしっかりと分析出来るもの、おすすめや穴っぽい馬を含めた組み合わせで馬券の買い目を表示してくれるものまであり、それぞれに特徴があるので、どれが一番いいというのは一概には言えません。
そのため、自分が使いたい機能が充実しているソフトを選ぶと良いでしょう。
競馬予想ソフトを選ぶときには、インターネット上の口コミなども参考にするとより信頼性の高いソフトを見つけるのに役立ちます。まずは、どんなソフトなのかをしっかりと情報収集してみてください。
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