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競馬の長距離レースが得意な2大血統ハーツクライとステイゴールド

菊花賞や天皇賞春などのG1レースもある長距離路線

 

昨年はキタサンブラックとサトノダイヤモンドという世代を代表する馬たちが制覇しました。

 

しかしその血統に限ってみると、より長距離に特化した血統が他にも存在します。

 

長距離レースとは?

長距離とは主に3000mを超えるレースのことを指し、日本ではクラシックの最後の1冠、菊花賞、春の盾と呼ばれる天皇賞春を筆頭に、ステイヤーズSダイヤモンドSなどの重賞レースもあります。

 

昨年はキタサンブラックやサトノダイヤモンドのような他の距離でも活躍できる馬が制覇しましたが、長距離のレースの特性上、ステイヤーと呼ばれる長距離レースを得意とした競争馬も存在します。

 

もちろん馬だけではなく、長距離で好成績を収めている血統もあります。

 

では長距離で好成績を収める2つの長距離血統について見ていきましょう。

 

 

ハーツクライ

By Goki - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=477606

 

サンデーサイレンスの産駒でG1馬も輩出している種牡馬ハーツクライ。

 

現役時代こそ長距離レースの実績はありませんが、現在の日本競馬の中で最も長距離が得意な血統といわれています。

 

現役馬では昨年天皇賞春でキタサンブラックに肉薄した激闘を8歳にして演じて見せたカレンミロティックと、同レースで3着に入選したシュヴァルグラン、一昨年の天皇賞春でゴールドシップに僅かな差で敗れたフェイムゲームなどがいます。

 

フェイムゲームは東京競馬場で開催される、3400mの重賞ダイヤモンドSを連覇しており、生粋のステイヤーだとわかります。

 

また過去には菊花賞で敗れはしたものの、オルフェーヴルのライバルとして名を上げたウインバリアシオンも代表産駒の1頭であるように、牡馬の重賞馬の多くが3000m以上のレースで好走しています。

 

下級条件のデータを見ても、2500m以上の成績が抜群に良く、能力が高い馬でなくとも長距離に適性があることがわかります。

 

一番タイトルを獲得した産駒こそ、中距離路線で活躍したジャスタウェイですが、今後も長距離路線でさらに活躍する産駒が生まれる可能性があります。

 

G1、重賞、下級条件では人気を問わず、長距離血統として抑えておかなければいけないです。

 

>>  世界のトップホース ハーツクライ産駒の特徴、コース別成績、適性

 

ステイゴールド

By Goki - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2580154

 

ステイゴールドはハーツクライと同じサンデーサイレンスの血を引く種牡馬です。

 

2015年に亡くなってしまったものの、残された産駒達の活躍が期待されます。

 

ハーツクライと違い、現役時代にも天皇賞春やダイヤモンドSの連対実績もあり、代表産駒も長距離が得意な馬が多いとされています。

 

ステマ配合と呼ばれる、ステイヤーとして名を馳せた名馬メジロマックイーンを母父に持つ、ステイゴールド×母父メジロマックイーンの配合は最高傑作と呼ばれる、オルフェーヴルとその兄ドリームジャーニー、葦毛の怪物ゴールドシップなど数々の名馬を生みました。

 

もちろんその長距離実績も抜群で、オルフェーヴルは菊花賞、ゴールドシップは天皇賞春と菊花賞、また阪神3000mで開催される阪神大章典を3連覇しています。

 

またステマ配合以外でも、天皇賞春を連覇した生粋のステイヤーフェノーメノや昨年菊花賞で2着になった現役馬のレインボーラインなど、代表産駒はすべて長距離レースの実績があります。

 

有馬記念や宝塚記念などのスタミナが問われるレースが得意なことから、豊富なスタミナで長距離をこなす馬が多いということもわかります。

 

もちろん下級条件でも距離が延びるほど成績が良くなる傾向があり、日本を代表する長距離血統です。

 

 

まとめ

長距離は特殊なレースで長距離血統を持つ馬が好走する場合が多い。

 

現在代表的な長距離血統はハーツクライとステイゴールドの2頭の種牡馬です。

 

天皇賞春では人気薄での好走歴も多いハーツクライ産駒を要チェック。

 

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