全国の競馬ファンから絶大な支持を得ているスポーツニッポンの競馬欄。
皆さんも一度は手に取った事があるのではないでしょうか。
スポーツニッポンでは敏腕記者たちが個性豊かな馬券予想を披露しているのですが、その中で一際目立つ活躍を見せているのが、「万哲」こと小田哲也記者です。
ここでは、小田哲也記者の競馬予想の特徴や過去の実績を振り返るほか、万哲予想を実際に馬券に活用する方法をご紹介します。
万哲の競馬予想とは
スポーツニッポン・競馬面の人気コラム「万哲の乱」を執筆している小田哲也記者。
「万哲」というニックネームは、小田哲也記者が何度も万馬券を的中させていた事からつけられていて、インターネット上で小田哲也記者の予想が話題に上がる事もしばしばあります。
競馬予想のスタイルは「穴予想」。
G1レースでもあっても予想の形を崩す事はなく、徹底した穴狙いを展開します。
主な馬券の種類は単勝、複勝、三連単1着固定のフォーメーション。
長距離レースの予想を得意にする一方、短距離レースはやや苦手、という特徴があります。
万哲の競馬予想過去の的中実績
2004年 皐月賞
◎は10番人気・ダイワメジャー。
スプリングステークス3着ぐらいしか実績がなかったダイワメジャーに本命を打ち、単勝3,220円をゲット!
今では種牡馬としても大活躍しているダイワメジャーに注目が集まっていなかった頃から、高い素質を評価していました。
2004年 天皇賞・春
◎は10番人気・イングランディーレ。
ネオユニヴァースなどの「4歳4強」に人気が集中する中、横山典弘騎手騎乗の逃げ馬・イングランディーレを本命に指名し、単勝7,100円をゲット!
2008年 秋華賞
◎は11番人気・ブラックエンブレム。
前走・ローズステークスで15着に敗れていた伏兵に本命を打つ、という無謀とも思えるような予想をしたものの、この大博打が見事に成功!
単勝2,990円を的中させました。
2009年 菊花賞
◎は8番人気・スリーロールス。
菊花賞は騎手の腕がものを言うレースですが、当時G1未勝利だった若武者・浜中俊騎手を信頼して本命を打ち、単勝1,920円をゲット!
2015年 宝塚記念
◎は6番人気・ラブリーデイ。
宝塚記念3連覇が懸かっていたゴールドシップに注目が集まったレースだったものの、人気の盲点になっていたラブリーデイで果敢に勝負し、三連単528,510円をゲット!
2017年 高松宮記念
◎セイウンコウセイ(5人気)
◯シュウジ(4人気)
▲ソルウェイグ(6人気)
△フィエロ(7人気)
△レッツゴードンキ(2人気)
△レッドファルクス(1人気)
△メラグラーナ(3人気)
☆クリスマス(13人気)
馬単(1着流し)
6-9,10,13 各2000円
6-2,3,7,12 各1000円
払い戻し 馬単6-3 1,000円x47.5倍=47,500円
2017年 天皇賞(春)
◎シュヴァルグラン(4人気)
◯サトノダイヤモンド(2人気)
▲ディーマジェスティ(8人気)
△シャケトラ(3人気)
△アルバート(6人気)
△アドマイヤデウス(10人気)
△ゴールドアクター(5人気)
☆キタサンブラック(1人気)
馬単(1着流し)
6-3,9,15 各2000円
6-1,7,10,12 各1000円
天皇賞春は、2着に食い込んだシュヴァルグランを軸にするも、キタサンブラックが1着の人気通りの結果となり、的中とはなりませんでした。
万哲の予想を活用する方法
万哲予想のベースとなっているのが、各出走馬の近走データです。
近走で大敗していたとしても、距離やコース、馬場状態、レース展開が不向きだった場合は度外視OK!というスタンスで本命馬を選んでいきます。
ほとんどの競馬ファンは近走で良い成績を残している出走馬を馬券の軸にすると思うのですが、万哲予想では近走大敗馬にスポットライトを当てて、巻き返し可能な馬に本命を打つのです。
近走成績が悪い馬をやみくもに買うのではなく、敗因をしっかり分析して穴馬券を呼び込みそうな馬を探し出すのが万哲予想の大きな特徴になります。
万哲予想は穴党にとっての最適な教科書です。
ぜひご活用ください!
まとめ
穴馬券をたくさんヒットさせている万哲予想の基本は、近走成績が悪い馬を洗い直す事です。
近走成績はJRAのホームページで簡単に探し出す事ができますし、レース動画もチェックできます。
まずは近走成績が悪い馬の敗因を自分なりに分析してみる事から始めてみましょう。