競馬新聞には、新聞各社に所属している予想記者がいます。
1紙につき数人の記者が予想印を打っているため、それぞれお気に入りの記者を見つけて参考にするのも良いでしょう。
今回は、日刊スポーツの田中洋平記者の紹介をしていきます。
田中洋平記者のプロフィール
田中洋平記者は1976年生まれ。
日刊スポーツ予想家の中にあって、「コンピ指数」を使うという予想スタイルを確立しています。
単行本を出版したり、競馬月刊誌に寄稿したりするなど、ファンの多い予想家でもあります。
予想スタイル
まず前提として、競馬新聞では本紙予想と呼ばれるものがあります。
これはその競馬新聞が一番押し出したい、一番信頼している記者の予想を「本紙の代表」として掲載しているものです。
一般的には馬柱の予想印で一番上に配置したり、1面の予想で特集して掲載したりすることがあります。
そのため、本紙予想はその新聞紙を代表するものであるため、的中率を上げて読者の信頼を得なければいけません。
その結果、本命馬重視になることがほとんどであり、本命派の人にとってはありがたい予想方法です。
逆に言えば、中穴や大穴を狙っている人にとっては、本紙予想はあまり旨味が無いため、魅力的には映らないでしょう。
田中洋平記者は徹底してコンピ指数を使う
田中洋平記者は、本命や大穴派という括りではなく、徹底してコンピ指数を使うというところに特徴があります。
そもそもコンピ指数とは、日刊スポーツが1970年代に使い始めたといわれる数値で、馬を様々な側面から捉えて、能力を数値化したものになります。
利点として各馬の能力が目に見えやすい、オッズが事前に予想しやすい、出走馬の数値差を考え、荒れるレースか固いレースかということを予想しやすいことなどが挙げられます。
田中洋平記者はこのコンピ指数をアレンジしながら使っているため、論理的でわかりやすく、徹底したデータ派の予想家ということがわかります。
過去の的中実績
2017年8月27日、新潟12R3歳上500万下
田中洋平記者はこのレースでコンピ指数8位のラブターボを推奨。
前走は8着と惨敗しており、少し頭打ちかなという感じがありました。
そのため単勝6番人気と人気しておりませんでした。
しかし見事逃げ切って1着。単勝1180円の高配当を的中させることに成功しました。
2017年8月12日、新潟12R3歳上500万下
田中洋平記者はこのレースでコンピ指数7位のスピーディクール、同じく8位のアサクサレーサーを推奨します。
スピーディクールこそ2番人気でしたが、アサクサレーサーは近走成績と若手騎手の影響か8番人気でした。
しかし結果は、スピーディクールが2着、アサクサレーサーは3着と、ダブルで的中することに成功しています。
この2頭でワイドを買っていれば、1520円とワイドにしては高配当を得ることができました。
2017年8月6日、札幌12R藻岩山特別
田中洋平記者はこのレースでコンピ指数7位のシャララを推奨。
シャララは初めての札幌コース、さらに条件上がりの初戦ということもあり、6番人気とそれほど人気していませんでした。
しかし田中洋平記者は推奨し、見事2着に粘り切りました。
1着と3着に人気馬が入ってしまったため、連系の配当は上がりませんでしたが、中穴を見事に的中といったところでしょうか。
複勝では260円の配当となっています。
まとめ
今回は日刊スポーツ競馬の田中洋平記者を紹介しました。
コンピ指数というデータを使い、わかりやすく数値化されているため、初心者の方にも参考にしやすいと思います。
また、競馬をやってきたけど予想スタイルを変えてみたいと考えている人にとっても、参考にしやすい予想家なのではないでしょうか。