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調教タイムはどこを見ればいい?セントウルSを例に挙げて解説!

枠順や騎手、前走成績など、競馬の予想に使われるデータがたくさん存在します。その中でも出走馬の調子の良し悪しを判断する時に有効とされているのが「調教タイム」です。

 

調教タイムは、レース当週の水曜・木曜にトレーニングセンター(通称・トレセン)でマークした時計を意味していて、「追い切り時計」とも呼ばれています。

 

調教ではレースのように全力疾走する事はありませんが、余力を残した中でどんなタイムを記録していたのか、というところを事前に知っておく事は、競馬の予想をする上でとても大切な事になります。

 

ここでは、具体的に調教タイムのどこを見ればいいのか、を実際のレースを例に挙げて解説します!

 

調教タイムの見方

 

坂路(はんろ)

 

例:52.7-38.4-24.4-12.1

 

左から、800m、600m、400m、200mのタイムです。

 

調教時の馬場状態や調教をした時間によってタイムが変わってくるのですが、基本的には800mのタイムが速ければ速いほど、良い調教タイムだった、という判断になります。

 

坂路の調教タイムで注目していただきたいところは、200mごとのラップタイムが右肩上がりであるかどうか、です。

 

例に挙げた坂路の調教タイムの200mごとのラップタイムを見てみましょう。

 

14.3-14.0-12.3-12.1、となりますよね。

 

最初の200mから順調にタイムを上げている事がお分かりいただけると思いますし、右肩上がりのラップタイムを刻んでいた馬は、レースでも好結果を残す事が多くなっています。

 

逆に、全体の800mのタイムが速くても、最後の200mのタイムが遅くなっていた場合は、理想の調教ができなかった事の証明でもありますから、レースでは評価を下げた方が良いと思います。

 

 

コース(ウッド、ポリトラック、芝、ダートなど)

 

例:85.4-68.2-53.5-39.8-12.6

 

左から、1200m、1000m、800m、600m、200mのタイムです。

 

コースの調教タイムで注意していただきたい箇所が、調教した馬がコースの内側を通ったのか、外側を通ったのか、というところです。

 

内側を通ればコースロスを防げますから、タイムが速くなるのは当然ですよね

逆に外側を通ると、内側を通った馬よりもコースロスが大きくなりますので、タイムが遅くなります。

 

どのコースを通ったのかは、1から9までの丸数字で表記されるのが一般的。

 

1が最内、9が大外を通った事を意味していますので、調教タイムが遅くても、9の丸数字が表記されていれば、特に問題はありません。

 

 

セントウルS勝ち・ビッグアーサーの勝因が調教タイムで分かる!

 

先日行われたセントウルステークスで見事1番人気に応えたビッグアーサーの勝因が調教タイムから見抜く事ができます。

 

まずは、ビッグアーサーのセントウルステークス時の調教タイムを見てみましょう。

 

栗東坂路:51.9-37.0-23.5-12.2

 

右肩上がりのラップタイムではありませんが、800mの51.9秒というタイムは優秀ですし、400mの23.5秒というタイムも立派でした。

 

約5ヶ月半の休み明け初戦、という楽じゃない状況での出走で、ビッグアーサーの状態を懸念する声も少なくありませんでした。

 

しかし、調教タイムを見れば、ビッグアーサーが良い状態に仕上がっているのは一目瞭然だったのです。

 

競馬新聞はもちろん、スポーツ新聞の競馬面にも重賞レースの調教タイムは必ず掲載されますので、常に調教タイムをチェックする習慣をつけておきましょう。

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