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競馬における本賞金と収得賞金の違いとは?総獲得賞金の内訳を一挙紹介!

競馬新聞などでみかけるレース賞金欄に「本賞金」と「収得賞金」がありますが、違いについてご存じない方も多いと思いますので、今回は賞金についてのあれこれをご紹介します。

 

収得賞金

現在、JRAのレースには新馬戦・未勝利戦・500万下・1000万下・1600万下・オープンとそれぞれクラスがありますが、そのクラス分けの際に使用する賞金のことを言います。

(障害レースでは未勝利戦とオープンのみ)

 

したがって実際に獲得する賞金(本賞金や総獲得賞金)とは異なるので注意が必要です。

 

なお、重賞レース以外は1着馬のみが加算対象で重賞レースのみ1着馬と2着馬が加算対象となっています。

 

JRAで行われるレースで加算される額は次のとおりです。

 

新馬戦・未勝利戦 400万円

500万円下   500万円

1000万円下 600万円

1600万円下 900万円

オープン 700万円 ※ 2歳馬限定・九州産馬限定レース

  800万円 ※ 2歳馬限定・上記以外

  1000万円 ※ 3歳馬限定

  1200万円 ※ 3(4)歳以上=古馬

  600万円 ※ 障害一般レース

  750万円 ※ 障害特別レース

重賞レース   該当する着順の本賞金額の半額

 

2014年夏競馬より現制度になっていますが、それまではオープンクラスのレースでは固定金額ではなく重賞レースのように該当レースの本賞金から算出を行っていました。

 

また、地方や海外で行われたレースにおける収得賞金の参入方法は次のとおりです。

 

1着本賞金1200万円以上       本賞金の半額

1着本賞金400万円以上1200万円未満 400万円

1着本賞金400万円未満        そのままの額     

2着本賞金480万円以上        本賞金の半額

2着本賞金160万円以上480万円未満  160万円

2着本性金160万円未満        そのままの額 

 

よく、格上挑戦という言葉がありますが、例えば本来であれば収得賞金合計が1600万円下のクラスの馬がオープンクラスや重賞レースに出走することを指します。

 

もちろんそのレースで1着や重賞レースの2着に入れば上記の収得賞金が加算されるので、1600万下クラスを卒業して晴れてオープンクラス入りを果たすことになります。

 

なお、現在の制度では4歳の6月に競走馬生活で1度だけ収得賞金が半額になる制度があり、多数の馬が降級=下のクラスのレースに参加できることになっていますが、2018年を最後に2019年からは廃止されることがすでにJRAから発表されています。

 

夏競馬において降級馬の取捨選択は予想する上で重要なファクターとなっていただけに、2019年以降どのように変化が起きるのかに今から注目しておきたいと思います。

 

本賞金

実際に各レースで1着から5着に入線した(いわゆる掲示板に載った)馬が獲得できる賞金のことです。

 

レース毎の賞金詳細は、割愛しますが、現在日本で行われているレースの最高額はGⅠジャパンカップと有馬記念の1着3億円です。

 

2着馬は1着馬の本賞金の40%、3着馬は1着馬の本賞金の25%、4着馬は1着馬の本賞金の15%、5着場は1着馬の本賞金の10%と定められています。

 

ただし、本賞金以外にも現在の中央競馬では以下に記すような様々な賞金が加算され、それらを合計して総獲得賞金と言われています。

 

なお、それぞれの賞金には細かいルールが定められていますが、予想の参考にはならないこともありますので詳細な金額などについては省略しています。

 

色々と賞金が出ているんだということを理解していただければ十分だと思います。

 

総獲得賞金の内訳(本賞金以外)

 

出走奨励金

6着から8着(重賞レースでは6着から10着)になった馬に対して交付される賞金のことです。

 

特別出走奨励金(GⅡ)

芝1800メートル以上の古馬GⅡにおける11着以下の馬に対して支給されます。

 

対象となるレースは以下の15レースです。

・日経新春杯

・アメリカジョッキークラブC

・京都記念

・中山記念

・金鯱賞

・阪神大賞典

・日経賞

・目黒記念

・札幌記念

・オールカマー

・毎日王冠

・京都大賞典、

・府中牝馬S

・アルゼンチン共和国杯

・ステイヤーズS

 

特別出走奨励金(有馬記念)

ファン投票上位10位以内の馬が出走した場合に交付対象となります。

 

特別出走奨励金(ワールドオールスタージョッキーズ)

出走した場合に着順に応じて全馬に交付されます。

 

特別出走手当

すべてのレースのすべての出走馬に対してレースのクラスなどに応じて交付されます。

 

ただし、次のような加算もしくは減算措置もあります。

 

加算措置対象 古馬の芝・中長距離競走の出走馬

       障害レースの出走馬

       2歳新馬・2歳未勝利戦の出走馬

減算措置対象 1着馬とのタイム差

       平地の未勝利馬や収得賞金額

       馬の所属(地方・外国)

 

距離別出走奨励賞

古馬の芝1800メートル以上の平地競走の1着から8着馬に対して交付されます。

 

内国産馬所有奨励賞(内国産馬奨励賞)

平地の全レースにおいて内国産馬の内、1着から5着馬に対して交付されます。

 

内国産馬所有奨励賞(内国産牝馬奨励賞)

牝馬限定競走以外の平地の新馬戦・未勝利戦(3歳未勝利については春季のみ)に出走した内国産牝馬のうち、2歳については「1着から3着馬」、3歳については「1着馬」に対して交付されます。

 

付加賞

特別レースの1着から3着馬に交付され、原資は特別登録料となっています。

 

まとめ

2017年12月24日に中山競馬場で行われたGⅠグランプリ有馬記念を勝利して引退の花道を自ら飾ったキタサンブラックについて、通算獲得賞金(付加賞を含む)で歴代トップになったと報道されました。

 

TOP10と獲得賞金は次のとおりです。

 

1位 キタサンブラック(20戦12勝) 18億7684万3000円

2位 テイエムオペラオー(26戦14勝)18億3518万9000円

3位 ディープインパクト(13戦12勝)14億5455万1000円

4位 ゴールドシップ(27戦13勝)  13億9776万7000円

5位 ブエナビスタ(21戦9勝)    13億8643万3000円

6位 オルフェーヴル(17戦10勝)  13億4408万4000円

7位 ジェンティルドンナ(17戦9勝) 13億2621万円

8位 ウオッカ(22戦10勝)     13億 487万6000円

9位 ゼンノロブロイ(19戦7勝)   11億1560万8000円

10位 スペシャルウィーク(17戦10勝)10億9262万3000円

 

もちろん、開催年度によって賞金の額が異なるので単純比較でキタサンブラックはディープインパクトより強かったと言い切ることは決してできませんが、一つの指標としてディープインパクトと並ぶくらい強い馬であったことは間違いない事実と言えそうです。

 

今後しばらくはキタサンブラックを超えるような馬は出てこないのかもしれません。

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