競馬で儲ける方法とは一言でいうと回収率を101%以上にすることです。
回収率とは投資した金額と払戻金額をパーセンテージで表したものです。
競馬では的中率をあげることも重要視されますが極端な話、三連単で99回外しても100回目でそれまでの投資金額を上回れば競馬で儲けたこととなるのです。
逆にいくら的中率が高くても回収率で100%を超えていなければ競馬で損をしているということになるわけです。
そのため競馬で儲けるには的中率より回収率を重視して馬券を買う事が重要になってきます。
それでは、どの様に馬券を購入すれば回収率を上げる事が出来るでしょうか?
最初に回収率の仕組みを紹介し、そのあとに回収率を上げていくその方法について、紹介していきたいと思います。
回収率の計算方法
その前に回収率の計算方法はご存じでしょうか。
回収率を求める公式を紹介します。回収率は
払戻金額÷投資金額×100
で表すことができます。
例えば投資金額が100円で払戻金額が200円の場合は
200÷100×100=200%
となります。
もう一つ例を出します。馬券購入金額が10万円で払戻金額が9万円だった場合は
90000÷100000×100=90%
となります。
いくら高配当を獲得したとしても投資金額を下回れば回収率は100%を下回るため競馬で損したことになるのです。
回収率を上げる(高い)考え方
回収率を上げるという事は投資金額を上回る払戻金額を得ることです。
的中率を上げることは非常に簡単で、例えば全頭の単勝を購入すれば必ず的中します。
しかし、多くの人は単勝を全通りで購入することはありません。なぜなら頭数+0.1以上の配当が得られないとトリガミになってしまうからです。
よほど荒れない限りは全通りで回収率をあげることは難しく、全通り買いを推奨することはほとんどありません。
それでは、回収率が100%を超える様な買い方はどのようにすれば良いでしょうか。
最初の手順として、レースを選ぶことが重要となってきます。
レースの選び方
例えば新馬戦に一頭だけディープインパクトやオルフェーヴルレベルの馬がいればほとんどの馬はディープインパクト・オルフェーヴルレベルの馬が1着に来ると予想するでしょう。
このように出走馬の中で能力が一枚以上抜けた馬が出馬しているレースは非常に狙いやすいです。
ただし、当然多くの人はディープインパクト・オルフェーヴルレベルの馬を購入するはずなのでオッズ妙味は極めて悪いでしょう。
その場合は確実に2着に来るであろう馬を探します。例えば新馬戦レベルのレースにディープインパクトとオルフェーヴルが出走していればこの2頭で決まる傾向は非常に高いと思います。
そのときには単勝よりも的中率は低いものの配当妙味のある馬連や馬単で購入する方法もあるわけです。
人によっては単勝一筋という人もいれば三連単しか購入しないといった人もいますがレースによって当てやすい券種は変わります。
極端な話ディープインパクトレベルの馬が3頭出馬する新馬戦があれば単勝より三連複のほうが購入しやすいのです。
ひとつの券種に固執せずにレースに応じて幅広く対応していくのが大事になってくるのです。
回収率をあげる馬券
極端にいうと1着~3着の馬券内に絡む馬さえわかってしまえば回収率をあげるのは容易いです。
例えば必ず1着に来る馬が分かればその馬の単勝を買えばいいですし必ず3着内に来る馬が分かってしまえば複勝で購入、複数の馬が3着内に絡むことが分かればワイドや三連複で購入すればいいのです。
しかし、それができないからこそ様々な予想サイトや競馬新聞の情報が定期的に売られているように着内に来る馬を探すのは容易ではありません。
そのため確実に上位に食い込む馬を予想することが大事になります。
そこで見ていただきたいのがオッズです。
競馬は回収率でいかに100%を超えられるかどうかが儲かるか儲からないかの境目となるためオッズを考えることは避けては通れません。
買うレースが決まり、購入したい券種も決まったらまずはその馬のオッズを確認します。
的中率を上げるのであれば券種の中で最も的中率が高い複勝馬券で勝負したいところですがその馬が人気しているようでしたら的中しても大した金額にならないでしょう。
その場合は馬連やワイドといった複合馬券で相手馬を探します。
そして、組み合わせが決まれば再びオッズを確認するのです。
ここで気を付けていただきたいのがトリガミにならないかをしっかりと確認することです。
馬券が的中しても払戻金が投資金額を下回っていたら競馬で損したことになるため、トリガミを避けるように買い目、購入金額を決めなくてはなりません。
逆に、人気落ちしている馬であれば複勝でもそこそこの配当はつくはずなのでその場合は複勝で勝負してもよいでしょう。
ただ、人気落ちしていてもその馬の着順までしっかりと把握できる根拠があるのであれば単勝や馬単などで着順を固定して高配当を狙ってみるのも一つの方法です。
しかしながら馬券は的中して初めて回収率を上げられるためよほど自信がない限りは幅広く購入できる複勝で確実に回収率を上げることが大事です。
(番外)不安要素のある人気馬の例
人気は馬券購入者の支持に応じてオッズが変動します。
オッズの変動は馬券購入者が購入すればするほど安くなり、逆に買われない馬ほどオッズは高くなります。
しかしながら人気を集めた馬は馬券購入者が何らかのロジックを持って馬券を購入するためそれなりの信ぴょう性がありますが、時には人気を裏切るケースもあります。
例えば2019年の有馬記念に出走したアーモンドアイは有馬記念への出馬を表明した段階でG1タイトルを6つ手にしており、単勝オッズ1.5倍と圧倒的な支持を集めました。
しかしながらこのレースを制したのは牝馬のリスグラシューでした。
アーモンドアイは2400mのオークス、ジャパンカップを制したことで距離不安は特に不安視されていませんでしたが初の中山競馬場だったこと、それ以上に熱発直後のレースということで万全ではありませんでした。
また、オークスやジャパンカップを制したときが時計のでる高速馬場でした。高速馬場こそアーモンドアイが出し切れる真骨頂であるのに対し、暮れの有馬記念はそこそこ力が求められる舞台であったこともあり、アーモンドアイにとって苦しい競馬だったかもしれません。
この舞台を制したリスグラシューも中山競馬場は初めてでしたが年の春のグランプリレースである宝塚記念で力の要る馬場で勝っていることで馬場状態はリスグラシューにとって出し切れる状況でした。
また、アーモンドアイが東京や京都の長い直線で末脚を使える馬であるのに対し、リスグラシューはオーストラリアのムーニーヴァレー競馬場で開催されたコックスプレートで強い競馬を魅せました。
ムーニーヴァレー競馬場は直線距離が173mと非常に短いながらもコーナーワークから果敢に動き出して見事差し切り勝ちを収めました。
そのためリスグラシューは小回りの競馬が非常に上手で、4大馬場(東京・中山・京都・阪神)で最も直線が短い中山競馬場での適性が高かったのです。
また、2着馬に菊花賞馬エピファネイアを半兄に持つサートゥルナーリアが入選し、3着、4着、5着にそれぞれ菊花賞馬であるワールドプレミア、フィエールマン、キセキが入選し、ステイヤーレースである菊花賞を制した面子が揃って掲示板入りしました。
有馬記念で好走する馬の多くは菊花賞馬というデータもあるように菊花賞で好走する馬は有馬記念でも活躍するケースがが多いのです。
このようにアーモンドアイがいくら能力が高い馬とはいえそれを最大限発揮できる環境が整っているかどうかが馬券を当てることにおいては非常に大事なのです。
確かにアーモンドアイはそれまでにG1タイトルを6つ制したことで大多数の人がアーモンドアイを支持しましたが、結果的には舞台適正がミスマッチしていたのも事実でしょう。
どんな人気馬でも出し切れる環境であるか、逆に人気を落としている馬でも舞台適正が整っていることで出し切れる環境があり、なおかつ出走馬の中でも上位に食い込めるかを馬柱を通して見極めることが重要になってくるのです。
まとめ
回収率をあげるにあたって、3つのポイントを紹介しました。
3つのポイントのいずれにも共通しているのは選ぶ力を養っていくことです。
まずは、レースを選択する力です。
確実に馬券を的中させるためにメインレース以外のレースの馬柱をチェックし、どのレースが当てやすいかを身に付ける力を養うことです。
次に、そのレースに合った馬券を見極める力です。
レースに応じて出走馬は変わるため、その都度当てやすい券種は変わってきます。
多くの人が三連単で一発当てようと考えている方が多いですが競馬は的中しないと回収率が挙げられないことから、本当は単勝や複勝といった元々的中率の高い馬券で購入するほうが得策です。
もちろん、三連単で確実に狙えるレースがあるのであれば三連単で勝負してもいいと思いますがレースに応じて柔軟に馬券を切り替えることが大事です。
そして人気に左右されずに、出走馬の中から上位に入選する馬を見極める力を養うことです。
どんなに有力な馬でも果たして本当にその舞台で出し切れるかをしっかりと確認します。また、人気を落としている馬でも出し切れてなおかつ出馬の中で上位争いできる馬を探し出すことが大事です。
競馬は的中して初めて回収率を上げることができるため、高配当や人気に左右されずに確実に回収率を上げられるということを念頭に入れて、馬券を購入して頂ければと思います。
こちらの記事もおすすめ
>> 実際の経験者が語る100万馬券の取り方!戦略とレース選び、取る上で大事なこと
>> 競馬は負けない買い方をすることが重要!今週から実践できる方法
楽天マガジンなら月418円(税込)で競馬雑誌が読み放題!
競馬予想のために競馬雑誌を読む方は多いと思います。ですが、紙の競馬雑誌は1冊700~1000円くらいかかるので、「毎回買うのは高い...」という方も多いのではないでしょうか?
実はPCやスマホアプリで使える雑誌読み放題サービスの楽天マガジンなら、月額418円(税込)で有名競馬雑誌「週刊Gallop」「サラブレ」含め、600誌以上が読み放題なんです!週刊Gallopとサラブレを1冊ずつ買うだけで1700円くらいかかるので、それだけでもお得ですよね。競馬雑誌以外にも、IT・ガジェット、ビジネス、芸能エンタメなど様々なジャンルの雑誌が読めるので、競馬の息抜きにもおすすめです!
さらに初回登録後31日間は無料でお試し可能なので、月々の競馬雑誌の費用に悩んでいる方は一度試してみてはいかがでしょうか?
↓楽天マガジンの無料お試し登録(31日間無料)はこちら
>> 月額418円(税込)で約500雑誌が読み放題!楽天マガジン
↓楽天マガジンの登録手順や使用してみた感想はこちら
>> 500誌以上読み放題の楽天マガジンで競馬雑誌を読んだ感想【サラブレ・週刊Gallop】