競馬予想をする時に、気をつけたいのがローテーションです。
これは厩舎ごとにパターンがあったりもするので注意が必要です。
あきらかに、出走間隔が短いとかいう場合にも注意が必要です。
また、前走からどのくらいの間隔をあけて出走しているのかも確認しておくとよいでしょう。
それが馬券を組み立てる際にはとても重要になってきます。
なぜ、競馬予想の時にローテーションを見るべきなのか?
ローテーションを見ると、このレースに向けての本気度を見抜くことが出来るからです。
もちろん毎回見抜けるわけではありませんが、だいたいの予想はつきます。
前走から間隔がかなりある時には注意が必要です。
例えば、半年ぶりのレースなどです。
そういった場合は少し割り引いて考える必要があります。
もちろん、いきなり勝つということもあります。
普段調教で乗っていてもどうしてもレースの間隔が開くと感覚が鈍ってしまうものです。
これは、我々人間で考えてみるとわかりやすいと思います。
例えば、あなたが会社に勤めているとします。
その会社は土曜日と日曜日が休みです。
あなたは、月曜日から金曜日まで、働き土日を休んでまた次の月曜日から仕事をはじめるというローテーションです。
ですが、あなたは残念なことにケガをしてしまい、医師から6ヶ月程度の期間が治療に必要だと言われました。
そして、6ヶ月後に完治したあなたの職場復帰が決まり明日から出勤することになったとします。
この場合あなたは以前のように職場で今までのパフォーマンスを初日から出せるでしょうか?
おそらく、多くの人が少し慣れる期間が必要です。
普段とは違う緊張感なども感じることでしょう。
馬にとっても同じです。
レースに久しぶりに出る馬はどうしても間隔が鈍ります。
何度かレースを使ううちにその感覚が戻ってくるものです。
ですから、レースがどれくらいぶりなのかをきっちんと把握しておく必要があります。
ローテーションの陣営の狙い
つまり、さきほどの例にもあげましたが、レースに勝つためだけに出走させているわけではありません。
言葉は悪いですが、慣らし叩き台として出走させたり、本番の重賞で力を発揮するために、同じ距離のレースに出しているというローテーションの場合もあります。
そういう叩き台としてレースに出している馬の馬券を購入することは非常に危険です。
ですから、なぜこういうローテーションなのか?このレースに勝ちたいのか?それともただの叩き台なのかを見極める必要があるのです。
陣営の狙いが重賞に向いている場合、馬の仕上がりにも影響が出ます。
馬の仕上げが完璧でなければそう簡単にレースに勝つことは出来ません。
ですが、レースの間隔を詰めて使うという場合にはレースに勝ちに来ている可能性があります。
間隔を詰める場合は馬の状態がよいので続けて使うという場合があります。
そういう風に明らかに勝負気配の高い馬は積極的に馬券に組み入れていくことをおすすめします。
まとめ
競馬におけるローテーションには、陣営の思惑が見え隠れしている場合が多いです。
それを見極めることが非常に大切です。
なぜ、この馬はこのレースに使われているのだろう?と自分なりに考えてみる癖をつけておくと良いと思います。
競馬のローテーションの意味を見抜いて馬券選びの参考にしましょう。
前走が外国のレースなどで使われている場合も注意が必要です。
海外遠征の見えない疲れの影響も考慮しないといけないので。
こういったものを見抜くにはたくさん経験を重ねるのが大切です。
レース結果とレースの内容からその馬がどんな意味合いで出走したのかを考えるという経験です。
ぜひ、競馬のローテーションに注目してみてください。