さて、競馬をやっている人にはよく耳にする言葉、本命馬と対抗馬どう違うのか?
競馬新聞や誰かが競馬の予想をする際には、必ずこの本命と対抗という言葉が使われます。
それは、どのような意味で使われているのでしょうか?
常に同じ意味で使われているのでしょうか?
この辺りについて書いていきたいと思います。
一般的な使われ方
だいたい、一般的な予想の時に使われている言葉の意味をまずはみてみたいと思います。
多くの場合、本命、対抗、単穴、連下などと表記されている場合が多いです。
簡単な違いを説明します。
本命
まずは、本命と言ったときには、1着になると思われる馬、レースの中で中心となる馬のことです。
馬券に絡む確率がもっとも期待できると予想される馬です。
対抗
対抗と言ったときには、本命を逆転出来るかもしれない馬で1着になることもありそうな馬のことです。
簡単に言うと2番手評価ということです。
単穴
単穴という言葉ですが、これは1着になる可能性もある馬のことで、本命や対抗をも負かす力も持っている馬につけられます。
3番手の評価です。
連下
次に、連下と言う場合ですが、これは1着にはならないかもしれないけど2着や3着ならば展開ひとつで来るかもしれないという場合に使います。
馬単、馬連、三連複、三連単で的中を狙うならばこの評価を大切にしなければなりません。
この選び方を間違えるとひも抜けなどの悲劇がおこります。(笑)
常に同じ意味ではない
さて、予想の際の表記について話をしましたが、常に同じ意味で使われているわけではありません。
例えば、力関係拮抗したレースならそれでもよいのですが、本命馬が強力な場合には対抗以下の表記の意味が変わります。
明らかに本命馬の能力が抜けている場合は対抗馬の1着になる可能性は非常に低くなります。
そういうときは対抗と言うのは連筆頭、つまり2着候補の最有力馬と考えるべきです。
対抗馬だからといって、必ずしも逆転出来る可能性があるわけではないということです。
どのようにして、本命馬と対抗馬を選ぶか?
さきほども書きましたが、ある程度力関係のはっきりしたレースであれば、本命馬や対抗馬も選びやすいでしょう。
しかしそうでない時には、どのようにして選べばよいのでしょうか?
実績
様々な選び方がありますが、例えば、実績です。
これまでの戦ってきた力関係や地方競馬に転入してきた馬なら中央での成績を加味して本命を選ぶ方法です。
これならば、選びやすいと思います。
タイム比較
それから、次に選びやすいのがタイム比較による本命馬選びです。
これはこれまで走ってきた馬のレースタイムを単純に比較して、選ぶ方法です。
もちろん、この場合は新馬戦やキャリアの浅い馬達のレースでは使えませんが、非常にこちらも選びやすい方法のひとつです。
つまり、本命馬や対抗馬というのは何を基準にするかによって変わってきます。
レース展開
実績やタイムそれからレース展開などにもよります。
雨が降ったりすると非常に速い時計が出やすくなります。
そうすると当然前に行く馬達に有利になったりします。
逆にいい天気が続いて乾いた馬場状態であれば後ろから行く馬達に有利になったりもします。
また、良馬場じゃないと走らない馬や、逆に湿った馬場の方が力を発揮する馬などもいるので、それらを考えながら予想を組み立てるのはとても困難です。
対抗馬が重要
対抗馬をどれにするかがとても重要です。
本命はすんなり決まるけど、などという話はよく聞きますがこの対抗馬選びを間違えてしまうと馬券を的中させることは難しくなるでしょう。
慎重に対抗馬を決める必要があります。
まとめ
本命馬や対抗馬というものを自分で選ぶ際には、なにを基準とするかによって変わります。
さきほどの、実績やタイム、レース展開どれを取るかによって選び方は変わるでしょう。
ですから、自分自身で決める際にはどれを基準にするのかをしっかりと決めておくことが必要です。
競馬新聞の予想についてもなにを基準に印を入れているのかを理解する必要があります。