中山競馬場で指定席を予約するとき、どんな日程やレースなら予約が取りやすいのでしょうか。2019年の中山競馬場指定席当日発売分におけるシートごとの満席時刻(https://jra.jp/facilities/race/nakayama/qa/pdf/nakayama.pdf)を参考に、情報をまとめています。
なお、2020年以降は傾向が変わる可能性もあるため、都度状況を確認しましょう。指定席の倍率が低い場合は予約が取りやすく、高い場合は予約が取りにくくなります。
※2020年12月20日現在、新型コロナの影響でJRA指定席当日発売は行われていません。本記事のデータはあくまでレースや席種ごとの倍率傾向として参考程度に見ていただけると幸いです。
中山競馬場で指定席の倍率が低いレース・日程
中山競馬場で指定席が取りやすいのは、以下のようなケースです。全場に該当するものもありますが、中山競馬場ならではの傾向もあります。
重賞がない日や他場重賞開催が狙い目
ほとんどの競馬場に該当しますが、重賞開催がない日や、中山競馬場で重賞開催が行われない日は指定席が売り切れる時間が遅くなります。予約をしておかなくても、当日競馬場で席を取ることもできそうです。
G3開催日は比較的指定席が取りやすい
重賞の中でも、G3開催の場合は指定席の予約も少ない傾向です。たとえば、以下のようなレースが該当します。また、どちらかといえば日曜日よりも土曜日開催の方が取りやすいでしょう。
中山牝馬S(3月)
牝馬限定のG3レースは、比較的A-Seat・B-Seatの売れ行きがゆっくりになっています。中山牝馬Sはアメリカのローレルパーク競馬場が賞を提供しており、「ローレル競馬場賞」と冠名がついているのも特徴です。
マーチS(3月)
名前の通り、3月に行われるダート1800mの重賞です。2019年には発売終了時刻まで指定席が空いていたこともあり、比較的予約が取りやすいと言えるでしょう。全体的にダートG3は注目馬の出走がなければ指定席も取りやすい傾向です。
京成杯オータムハンデ(9月)
施行当初から競馬場や名前は変更されていますが、現在は中山競馬場の芝1600mで行われています。ハンデキャップ重賞ということもあり、全席が比較的遅くまで空いているようです。
G2開催でも指定席が取りやすいレースはある
中山競馬場では、G1やG2も開催されています。G1レースの指定席が取りにくいのは仕方がない面もありますが、G2なら3歳重賞に限定すると比較的指定席が取りやすい傾向です。
G3も古馬混合より、3歳限定重賞の方が指定席予約が取りやすくなります。ただし、弥生賞やセントライト記念など、一部の注目レースはやや早めに売り切れるようです。
ニュージーランドT(4月)
NHKマイルカップのトライアルとして行われている、芝のレースです。現在は1600mで開催されていますが、距離や開催競馬場は不定期に変わっています。
クラシック競走と直結しにくいレースでもあり、指定席も席種によっては遅くまで残っています。
スプリングS(3月)
皐月賞のトライアルとして設定され、優先出走権が与えられる芝1800mのレースです。2019年はA-Seat・B-Seatあたりが取りやすかったようですが、注目馬の出走状況によっても変化はあるでしょう。
中山競馬場で指定席の倍率が高いレース・日程
中山競馬場では、以下の場合に指定席が取りにくくなります。レースによっては事前のネット予約限定となるため、あらかじめ確認しておきましょう。
※2020年12月20日現在、新型コロナの影響で事前の指定席ネット予約のみで、JRA指定席当日発売は行われていません。本記事のデータはあくまでレースや席種ごとの倍率傾向として参考程度に見ていただけると幸いです。
有馬記念は抽選となる
中山競馬場で行われる、1年間の総決算的なレース「有馬記念」はハガキ抽選・指定席ネット予約(抽選)限定となります。普段は競馬場に訪れない人も、数多く来場するレースでもあり事前予約が必須です。
JRAカードなどを保有していると、比較的抽選も通りやすくなるでしょう。
※2020年の有馬記念はJRAカード会員限定の指定席ネット予約(抽選)のみです。
年末年始は混み合いやすい
2019年の中山競馬場の傾向として、12月初旬から1月の金杯までは比較的指定席が早めに売り切れています。土日や他場重賞開催であっても早く売り切れているため、注意が必要です。
中山競馬場でのG1開催日は事前の予約がおすすめ
中山競馬場で行われているG1レースは主に、皐月賞・スプリンターズS・中山大障害・中山グランドジャンプ・ホープフルSです。
どのレースも、G2・G3に比べると早く指定席が売り切れています。朝7時台に売り切れるレースもあり、来場よりも予約を考えておいたほうがよいでしょう。
各開催初日は指定席が早く埋まる傾向
中山競馬場の傾向として、各開催初日も指定席が早く埋まる傾向です。重賞開催なしの日は売り切れることはなさそうですが、土曜日に指定席を取る場合は開催初日を避けた方が取りやすいでしょう。
中山競馬場で指定席の倍率が低い席種
中山競馬場で取りやすい席種はA-Seat・B-Seatの2種類ですが、どちらかというと当日販売限定のB-Seatが取りやすい傾向にあります。
ただし、2020年はコロナの影響により当日販売はありません。
B-Seat
2019年のB-Seatは、当日の来場予約限定ということもあり売り切れる時間が遅くなっています。
残っているかどうか分からない分、埋まらない日は指定席が取りやすいようです。
A-Seatも比較的取りやすい席種ですが、当日に行くならB-Seatが残っていないか確認しましょう。
中山競馬場で指定席の倍率が高い席種
中山競馬場では、ボックスシート・K-Seatが取りにくい席種となっています。
指定席を予約・当日購入する人はモニター付き・ワイドタイプなどよい席を取る傾向があるようです。こちらも、コロナの影響により2020年12月現在、当日購入の受付はありません。
ボックスシート
ボックスシートは、複数人で楽しみたい人に最適な席種です。ファミリーや友だち同士など、お金を払って快適に競馬を楽しみたいときによく利用されます。
ボックスシートは席数が少ないこともありますが、早めの来場がおすすめといえるでしょう。
まとめ
中山競馬場で指定席を取るなら、重賞開催なし・他場重賞開催の土曜日が予約が取りやすいといえそうです。席種はB-Seatが適しています。
ただし、2020年以降はコロナの影響により指定席の席数が減っており、応募者も増えています。ネット予約限定となるため、2019年の傾向とはまた違う面がありそうです。