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スマート出馬表の見方、使い方を徹底解説!【血統の亀谷さん考案】

出馬表を見られるアプリは数多く存在しますが、ここ最近、注目を浴びているのがスマート出馬表です。

 

スマート出馬表とは、競馬評論家でもあり、血統馬券予想理論の「血統ビーム」の提唱者でもある亀谷敬正(かめたにたかまさ)さんが、考案した無料の出馬表を見ることができるサイトです。

 

スマート出馬表は2018年に大幅リニューアルしました。PC、スマホともに非常に見やすい出馬表がなんと全レース無料で見ることができます。

 

無駄なコンテンツを一切排除した出馬表は、見やすい反面、使い方についての説明がされておらず、人によってはかえって使いにくいと思われる方もいるでしょう。

 

ここでは、スマート出馬表の見方について、解説を行いたいと思います。

 

スマート出馬表で馬柱を見るまでの手順

 

サイトにアクセスしたらいきなり表示されるのは、その月の開催日です。そこをクリック(タップ)すれば、全レースの出馬表が見られます。

 

見たいレースを開いたら、すぐに出馬表を見ることができます。

 

ほんの数回のクリック(タップ)のみで、見たいレースの出馬表までたどり着けるのがスマート出馬表なのです。

 

スマート出馬表の用語説明

そのサイト名の如く、無駄な画像やコンテンツがなく、非常にすっきりとしたスマート出馬表は、動作が非常に速くてすぐに出馬表を見ることができます。

 

ただし、馬柱には専門用語がズラリと並んでおり、言葉によっては競馬の玄人でもはてなマークがついてしまいそうな言葉も使われています。

 

用語の意味を理解しないと使いこなせないのが、スマート出馬表の難しいところです。

 

公式サイトで用語説明しているページはありますが、いくつか理解が難しい部分もあるので、今回ここでは2020年7月5日(日)に開催されたラジオNIKKEI賞を例に用語について説明していきます。

 

推定人気

専門紙の印や、各ファクターのオッズを基に、コンピュータが公開する予想人気です。

 

推定人気と当日の人気順位は、90%以上の確率で±1以内に収まります。つまり、推定人気が2の場合、当日の人気は90%以上の確率で1~3の間になると予測できます。

※障害レースは公開されません

人気ランク

A~Eの五段階あり、Aに近いほど、人気のある馬ということになります。

 

人気のある馬はオッズも低くなりがちで、逆に、人気ランクがEに近い馬ほど配当妙味が高くなります。

 

※障害レースは公開されません

短縮用語

スマート出馬表では、競馬用語を短縮して表示していることが多いです。

 

ローテーション=

前走から距離延長=

前走と同じ距離=

前走から距離短縮=

コースランキング=CR

 

異種

今回のレースが芝レースの場合は過去にダートレースの出走経験があるかダートレースの場合は過去に芝レースの出走経験があるかを表します。

 

異種/経=近2走以内に異種経験がある馬は〇がつけられる

異種/実=今回出走するクラスと同じクラスの異種戦で5着以内or異種戦で1着経験がある馬に〇がつけられる

 

タイムによる短縮言葉

テンP=テンパターン 近走のテン3Fタイム順位を距離ごとにパターン化したもの。

テンパターンで数字(15・30・50)が記載されている馬は、近走でテンの位置取りが上位(前)だった馬で、その数字が小さい程、先行力が上位のタイプという判断が可能です。

引用:http://k-beam.com/11409

 

テンT=テン持ちタイム 近3走のテン3Fタイムの最も速いタイム。

 

上がりP=上がりパターン 近走の上がり順位を距離ごとにパターン化したもの。

 

上がりT=上がり持ちタイム 近3走の上がり3Fの最も速いタイム

 

テン1F=各馬の過去のレースのテン1Fに補正をかけたタイム

 

シェア

全距離のダート戦及び、1400m以下の距離における芝&ダート戦の全体の賞金額に対して各種牡馬の産駒が獲得した賞金の割合です。1~8段階の数値で表示され、数値が大きいほど、その産駒はその距離に対して適性があることを指します。

 

数値が着色されるルールは

・ダート戦=ダートシェアの低い種牡馬(=ダートが苦手)

・芝戦=ダートシェアの高い種牡馬(=芝が苦手)

・短距離=1400m以下シェアの低い種牡馬(=短距離が苦手)

・中距離以上=1400m以下シェアの高い種牡馬(=中距離以上が苦手)

となります。

 

つまり、シェアが着色されている馬は該当レースの適性が低いと判断できます。

 

ラジオNIKKEI賞の例でいうと、本レースは芝1800mなので、「ダートシェアの高い種牡馬」「1400m以下シェアの高い種牡馬」が着色されています。このレースではシェアの数値が一番低い2番ディープキングがこの中ではレース適性が一番高い種牡馬(ディープインパクト)の産駒であると判断できるでしょう。

 

双馬メモ

競馬予想家である双馬毅氏が、前走でコースや馬の適性に対して不利があったことを下記の単語でメモしたものです。5走前までのメモを見ることができます。

 

=枠順の不利があった

馬場=馬場適性で不利があった

脚質=脚質で不利があった

展開=展開で不利があった

ローテ=ローテーションで不利があった

 

ラジオNIKKEI賞では

・4番コンドゥクシオンが前走でローテーションの不利があった

・6番アールクインダムが前々走で展開の不利があった

ことがこの双馬メモから読み取れます。

 

TB(トラックバイアス)

TBとは競馬予想家の馬場虎太郎氏によるトラックバイアス判定のことで、同氏によって各レースがどのような馬場でどのような展開であったかを記録されたデータになります。

 

コース取りは超外・外・超内・内の4段階、位置取りは超差・差・超前・前の4段階でまとめられています。

 

印がついたものほど、有利傾向を表しています

 

なお、特に強い傾向がない場合は空白になっています。

 

レース評価

こちらも予想家・馬場虎太郎氏による各レースの各馬の評価です。各馬のレース内容をアルファベットで評価しています。A~Eの5段階評価で、Aが最も不利だった馬、Eはそのレースで最も恵まれた馬(不利を受けなかった馬)になります。

 

言い換えると、A評価の馬は今回のレースが適条件であれば、好走する可能性が高い馬と判断できる指標になります。

合成オッズ

いくつかの買い目を組み合わせ、どの買い目が的中したとしても、同額の払い戻しになるように資金を配分して買った場合のオッズです。

 

血統カラーの紹介

 

スマート出馬表を開いて目にするのは血統をカラー分けしている場所でしょう。

 

それぞれ、カラフルな色を用いて、これでもかというほど、血統を細分化しています。

 

大血統にあたる馬を大きく10パターンにわけています。

 

サンデー系(黄緑色)

サンデーサイレンス系の馬は黄緑色で囲われていて、サンデー系はサンデーの括りでさらに5種類の小系統で分けられています。

 

◆Pサンデー系

スピードのある馬で、マイル以下の距離で好走する系統

 

◆Tサンデー系

スタミナのあるサンデー系で、芝の1800m以上で好走する系統

 

◆Dサンデー系

ダートで好走するサンデー系

 

◆Lサンデー系

中央4大競馬(東京・中山・京都・阪神)よりも、ローカル馬場(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)で好走する系統

上記のP・T・D以外のサンデー系はここに該当する

 

◆ディープ系

ディープインパクト産駒

 

ノーザンダンサー系(水色)

水色で枠が囲われているのはノーザンダンサー系の馬です。ノーザンダンサー系は9の小系統にわけられています。

 

ヴァイスリージェント系

サドラーズウェルズ系

ストームバード系

ダンチヒ系

ニジンスキー系

ヌレイエフ系

ノーザンダンサー系

ノーザンテースト系

リファール系

 

ネイティヴダンサー系(肌色)

肌色で囲われているのはネイティヴダンサー系で、ミスタープロスペクター系もここに含まれます。5つの小系統があります。

 

キングマンボ系

ネイティヴダンサー系

フォーティナイナー系

ミスプロ(ミスタープロスペクター)系

レイズアネイティヴ系

 

ナスルーラ系(赤色)

ナスルーラ系は赤色で枠組みされていて、7つの小系統があります。

 

エーピーインディ系

グレイソヴリン系

プリンスリーギフト系

ポールドルーラー系

ナスルーラ系

ネヴァーベンド系

レッドゴッド系

 

ターントゥ系(緑)

緑で枠組みされているのはターントゥ系です。4つの小系統で分けられています。なお、サンデーサイレンス系は該当しません。

 

ターントゥ系

ハピタット系

ヘイロー系

ロベルト系

 

ヘロド系(茶色)

ヘロド系は茶色で枠組みされており、2つの小系統でまとめられています。

 

ヘロド系

マイバブー系

 

ハンプトン系(薄紫)

薄紫で囲われているのはハンプトン系で、3つの小系統でまとめられています。

 

ハイペリオン系

ハンプトン系

ファイントップ系

 

セントサイモン系(紫)

紫で囲われているのはセントサイモン系で、3つの小系統で分けられています。

 

セントサイモン系

ヒンドスタン系

リボー系

 

マイナー系(クリーム色)

クリーム色で枠組みされているのはマイナー系統が集まったマイナー系です。6つの小系統でわけらえています。

 

スターリング系

ストックウエル系

ダマスカス系

ニアークティック系

フェアウエイ系

マイナー系

 

マッチェム系(オレンジ)

オレンジ色で表記されているのはマッチェム系で、1種類のカテゴリーで分けられています。

 

マッチェム系

 

国種牡馬別カラーの紹介

スマート出馬表では、国種牡馬別の項目も設けています。大きく3つのカテゴリーで色分けし、更に国系統を分けています。

 

米国型(茶色)

茶色で囲われているのは米国型で、4つのカテゴリーに当てはまった馬があてはまります。

 

米国型ノーザンダンサー系

米国型ナスルーラ系

米国型ミスプロ系

米国型(その他)

 

欧州型(青)

青で囲われたのは欧州型で、こちらも4つのカテゴリーに当てはまった馬が該当します。

 

欧州型ノーザンダンサー系

欧州型ナスルーラ系

欧州型ミスプロ系

欧州型(その他)

 

日本型(薄緑)

薄い緑で囲われたのは日本型で、2つのカテゴリーに当てはまった馬が該当します。

 

日本型サンデー系

日本型(その他)

 

スマート出馬表の見方を極めるには専門用語を把握すること!

スマート出馬表は、何の知識もなく、ページを開いたら、専門用語や略語が多数並んでいるため、精々出走馬の枠順と騎乗騎手、血統くらいしか得られる情報はありません。

 

しかし、無料で見られる出馬表で、これほど細かく情報が記されたサイトはほとんどないです。

 

スマート出馬表を使いこなすための一歩は、言葉の意味を理解することです。

 

専門用語が少し難しいだけで、言葉の意味をしっかりと理解すれば、これほど便利なサイトはないでしょう。

 

今回の記事が、スマート出馬表で充実した競馬予想ライフを送れることに少しでも貢献出来たら幸いです。

 

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