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まだ牡馬のG1馬を輩出していないゼンノロブロイは前評判ほどの活躍をしているとはいえません。
古馬秋の3冠を制したものの、その後の勝ちきれない印象が産駒にも受け継がれているのが特徴ともいえます。
2017年の種付け料は150万円で2016年の種付け頭数は46頭まで減少しました。
種牡馬としての価値は下がる一方で一口クラブでも産駒の人気はありません。
POG2017-2018 ゼンノロブロイ注目の産駒10頭
そんな中でも2017年のPOGで気になるゼンノロブロイ産駒を10頭ご紹介いたします。
1. コウエイラッド 牡
父:ゼンノロブロイ 母:サクセスウイッチ 母父:ブライアンズタイム
兄姉:マカニビスティー 馬主:伊東政清 厩舎:山内研二 (栗東)
母の姉は フィリーズレビューを制し桜花賞、オークスに駒を進めたサクセスビューティです。
兄達はダート路線で活躍していますが、母は芝で勝っており同馬には芝路線での活躍も期待したいです。
2. メディスンホイール 牝
父:ゼンノロブロイ 母:スティーリンキッシーズ 母父:Sky Mesa
兄姉:ペルフィカ 馬主:ノースヒルズ 厩舎:岡田稲男 (栗東)
全姉のペルフィカは2歳新馬を勝ちフィリーズレビューでは2着と健闘し桜花賞、オークスと駒を進めました。
全妹である同馬にもクラシック路線での活躍を期待したいです。
3. ジョイオブライフ 牝
父:ゼンノロブロイ 母:ジョイオブフライト 母父:Silver Hawk
兄姉:ストークアンドレイ 馬主:カナヤマホールディングス 厩舎:池添兼雄 (栗東)
デビューから2連勝で函館2歳Sを制したストークアンドレイの半妹になります。
姉のように早い時期からの活躍を期待出来そうな1頭です。
4. ナムラユメ 牝
父:ゼンノロブロイ 母:ビストロドゥパリ 母父:フレンチグローリー
兄姉:ナムラマース 馬主:奈村睦弘 厩舎:福島信晴 (栗東)
半兄のナムラマースは7戦目の札幌2歳Sで初重賞制覇し毎日杯も制して皐月賞、日本ダービーに出走しました。
他の兄姉達もコンスタントに走っており、同馬にも堅実な走りが期待出来そうです。
5. エルモーソ 牝
父:ゼンノロブロイ 母:ザナ 母父:Galileo
兄姉:目立った活躍馬なし 馬主:ノースヒルズ 厩舎:矢作芳人 (栗東)
優秀な血統の母ザナですが自身も上2頭の子供も全くと言っていいほど走っていません。
そんなな中で父がゼンノロブロイに代わってアッと言わせる走りを見せてくれるかもしれません。
6. ガッツポーズ 牡
父:ゼンノロブロイ 母:ニンナナンナ 母父:Unbridled's Song
兄姉:目立った活躍馬なし 馬主:未定 厩舎:未定
母の弟はフェブラリーSを勝って種牡馬入りしたメイショウボーラーです。
デビューから4連勝で臨んだ朝日杯FSは僅差の2着で皐月賞、NHKマイルカップともに3着でした。
同馬にも芝ダートを問わない走りを期待したいです。
7. ゴールドレリックの2015 牡
父:ゼンノロブロイ 母:ゴールドレリック 母父:Kingmambo
兄姉:目立った活躍馬なし 馬主:未定 厩舎:未定
とても優秀な牝系の母ですが産駒は期待ほど走っていません。
Mr. Prospectorの4 x 3となった同馬に何とか結果を残してほしいものです。
8. ナムラキヌ 牝
父:ゼンノロブロイ 母:ナムラシゲコ 母父:エンドスウィープ
兄姉:ナムラビクター、ナムラアラシ 馬主:奈村睦弘 厩舎:福島信晴 (栗東)
母の兄はNHK杯(芝2000m)を制し日本ダービーで6着と健闘したナムラコクオーです。
兄達はダート路線で活躍していますが、母は芝で勝っているように同馬には芝でも活躍を期待したいです。
9. ホローポ 牝
父:ゼンノロブロイ 母:シルクスパークル 母父:フォーティナイナー
兄姉:オースミスパーク 馬主:畑佐博 厩舎:牧田和弥 (栗東)
母の兄は新馬から2連勝して朝日杯3歳Sに出走したクリスザブレイヴです。
母シルクスパークルは未勝利でしたが、芝の走りは悪くなくマイル戦あたりでの活躍に期待です。
10. ジョーグランツ 牡
父:ゼンノロブロイ 母:ジョーアラマート 母父:キングヘイロー
兄姉:ジョーストリクトリ 馬主:未定 厩舎:未定
半兄のジョーストリクトリは2017年のニュージーランドTを制しNHKマイルカップに出走しました。
また母の姉アポロティアラはフェアリーSを制し桜花賞に出走しました。
同馬にはそれ以上の活躍を期待したいです。
まとめ
2017年の2歳勢は何故か牝馬の数がかなり多いゼンノロブロイ産駒ですが、待望の牡馬G1制覇を夢見てPOGで1頭くらい選んでみるのはいかがでしょうか。