レース日程
レース名 | 第64回クイーンステークス(G3) |
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日程 |
2016年7月31日15:25発走 |
競馬場 | 札幌競馬場/芝/右1800m |
条件 | 3歳以上オープン 牝馬 別定 |
今回は、過去5年の歴代優勝馬から見るレース傾向についてです。
☆過去5年歴代優勝馬
2015年 メイショウスザンナ 7人気
2014年 キャトルフィーユ 2人気
2013年 アイムユアーズ 1人気
2012年 アイムユアーズ 1人気
2011年 アヴェンチュラ 1人気
☆優勝馬プロフィール
2015年 メイショウスザンナ 牝6歳 鹿毛
生年月日 |
2009年4月27日 |
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調教師 |
高橋義忠(栗東) |
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馬主 |
松本好隆 |
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生産者 |
北星村田牧場 |
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血統 |
父 |
アグネスデジタル |
父 |
Crafty Prospector |
母 |
Chancey Squaw |
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母 |
グリーンオリーヴ |
父 |
サンデーサイレンス |
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母 |
メイシヨウスキー |
2014年 キャトルフィーユ 牝5歳 鹿毛
生年月日 |
2009年3月3日 |
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調教師 |
角居勝彦(栗東) |
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馬主 |
ロードホースC |
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生産者 |
ケイアイファーム |
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血統 |
父 |
ディープインパクト |
父 |
サンデーサイレンス |
母 |
ウインドインハーヘア |
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母 |
ワンフォーローズ |
父 |
Tejano Run |
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母 |
Saucyladygaylord |
2012・2013年 アイムユアーズ 牝(2012年優勝時)3歳 栗毛
生年月日 |
2009年1月15日 |
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調教師 |
手塚貴久(美浦) |
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馬主 |
ユアストーリー |
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生産者 |
ノーザンファーム |
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血統 |
父 |
ファルブラヴ |
父 |
Fairy King |
母 |
Gift of the Night |
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母 |
セシルブルース |
父 |
エルコンドルパサー |
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母 |
セシルカット |
2011年 アヴェンチュラ 牝3歳 鹿毛
生年月日 |
2008年3月7日 |
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調教師 |
角居勝彦(栗東) |
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馬主 |
キャロットF |
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生産者 |
ノーザンファーム |
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血統 |
父 |
ジャングルポケット |
父 |
トニービン |
母 |
ダンスチャーマー |
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母 |
アドマイヤサンデー |
父 |
サンデーサイレンス |
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母 |
ムーンインディゴ |
☆レース回顧
2015年 メイショウスザンナ
<レースでの動き>
平均ペースの中を後方から追走。
3角あたりから進出を開始。
直線入口でもまだ馬群の中にいたが、前が開くと素晴らしいキレ味を見せ、2着レッドリヴェールをクビ差退けた。
<評価>
これまでコーナー4つ且つ1800mの重賞は、2戦して2着1回と3着1回。
洋芝は未経験だったが、コース適性があったのだろう。
人気の盲点だった。
2014年 キャトルフィーユ
<レースでの動き>
好スタート。
オツウが外枠からハナを奪いに行き、離した逃げを打つ。
キャトルフィーユは4・5番手のインを追走。
3~4角中間で各馬の手綱が激しく動きだす。
直線に入って抜け出すが、アロマティコとスマートレイアーが猛追。
ゴール前は3頭横一線のゴールとなったが、キャトルフィーユがハナ差抜け出していた。
<評価>
昨年は悔しい5着だったが、この1年の間に愛知杯2着→中山牝馬S2着→福島牝馬S2着と立て続けに好走。
前走のヴィクトリアマイルでも、勝ち馬ヴィルシーナに0.1秒差の5着とメキメキ力をつけていた。
2013年 アイムユアーズ
<レースでの動き>
好スタートから内のクイーンズバーンにハナを譲り2番手を追走。
少頭数にしては速い流れ。
4角で馬なりのまま進出を開始。
直線入口では戦闘に立つ。
ゴール前スピードリッパーに迫られるが、戸崎騎手のムチに応えクビ差しのいだところがゴールだった。
<評価>
前年に続いての勝利。
この年は札幌競馬場改修により函館でレースが行われたため、異なる競馬場でのクイーンS連覇という珍しい記録のおまけつきだった。
2012年 アイムユアーズ
<レースでの動き>
好スタート。
内に行く馬を見ながら6・7番手のやや外目を追走。
3角から動き出すと、スピードに乗ってグングン進出。
直線に入ったところですでに先頭に立ち追い出しにかかる。
ゴール前でラブフールの猛追にあうがクビ差しのいだ。
<短評>
前走からプラス24キロという馬体重に、ファンの間では動揺が走ったが、単独1番人気は変わらず。
1400mまでの勝ちしかなかったが、阪神JF2着・桜花賞3着と底力はあった。
洋芝の複勝率も100%だった。
2011年 アヴェンチュラ
<レースでの動き>
激しい雨が降る中でのレースになった。
スタートは無難に出る。
カウアイレーンが飛ばす速い流れの中、6番手の外めを追走。
3角付近からムチを連打し追い出しを開始。
直線では横一線の攻防が続いたが、最後はコスモネモシンとの追い比べになり、これを制した。
<評価>
姉にオークス馬トールポピーがいる良血馬。
当然クラシックの主役を張るものと思われたが、阪神JF後に骨折が判明。
ここで悔しさを晴らす重賞初制覇となった。
☆優勝馬の総評
2012年から2015年まで、生まれ年2009年が4連勝しており、ジェンティルドンナ世代の層の厚さを物語っています。
メイショウスザンナは今年も出走予定。
新しい世代との戦いに注目です!
血統的にはメイショウスザンナ・アヴェンチュラ・アイムユアーズが母系に、キャトルフィーユが父系にサンデーサイレンスを持っており、今年もこの点を要チェックです。
栗東の角居調教師と美浦の手塚調教師が2勝ずつ勝ち星を挙げており、関西vs関東はほぼ互角。
所属はそれほど気にしなくても良さそうです。
以上、クイーンSの過去5年歴代優勝馬から見る傾向と対策でした。