函館記念(GⅢ)　3歳以上　函館芝2000ｍ

 

出走馬紹介

 

マイネルミラノ

前走のエプソムカップではマイペースの逃げから直線早めにスパートし、得意とは言えない上がり勝負の中、勝ち馬には離されたものの見せ場十分の3着に粘りこみました。

 

昨年の同レースはペースが速すぎて2番人気8着と敗れましたが、昨年の巴賞勝ちで実績があるように、単騎で逃げて自分のペースに持ち込めるようなら逃げ切りも十分期待できそうです。

 

トーセンレーヴ

昨年の有馬記念では上がり最速で、勝ち馬から0.3差の6着と好走しましたが、今年2戦は大敗が続いています。

 

しかし、京都記念は重馬場、天皇賞・春は距離が敗因と考えれば参考外と言えそうで、2000ｍで4戦4勝の実績からここで巻き返しがあっても全く驚けないでしょう。

 

近走の凡走と、8歳という年齢から人気が落ちそうな今回は絶好の狙い目と言えそうです。

 

ダービーフィズ

昨年の勝ち馬ですが、札幌記念3着以降は掲示板にも載れない大敗が続いています。

 

近走のレース内容からも復調気配に乏しく、もう少し時間がかかる印象を受けます。

 

洋芝適性と、夏場に実績を残している点でどこまでといったところでしょうか。

 

ハンデも昨年より3キロ重くなっており、人気するようならやや割引きたい1頭です。

 

トゥインクル

天皇賞・春では2周目向こう正面で一気に動くも、前残りの流れの中外々を回らされた影響もあって大敗しましたが、極悪馬場のダイヤモンドSを圧勝したように、スタミナ勝負にはめっぽう強いです。

 

函館芝も連対率100％と得意にしていて、一気の距離短縮で追走に苦労しなければ十分勝負になるでしょう。馬場が渋るとさらに良さそうです。

 

ホッコーブレーヴ

昨秋の豪州遠征の影響か、今年2戦は見せ場が作れない大敗が続いてますが、天皇賞・春3着があるように実績は最上位の存在です。

 

休み明け初戦から動けるタイプで、春に早めに休養に入ったことで仕上がり状態は良さそうです。

 

ハンデも56キロは正直恵まれたと言えそうなので、近走長距離を中心に使われていることでのペースの違いで、追走に苦労しなければといったところでしょうか。

 

 

注目レース紹介

 

★巴賞（OP）函館芝1800ｍ

ペースの割に先行馬が軒並み失速した流れの中、3コーナーから一気にマクって先頭に並びかけたレッドレイヴンが直線余裕十分に抜け出しての快勝でした。

 

2～4着は全て勝ち馬を見るように後方から伸びた馬ですが、終始内で脚を溜めながら、直線前が壁になって立ち上がる程の不利があった6着のケイティープライドは、人気急落しそうな今回狙ってみても面白いと思います。

 

★エプソムC（GⅢ）東京芝1800ｍ

ややゆったり目の平均ペースで逃げ、直線も早めにセーフティーリードを取ったに見えたマイネルミラノですが、最後は勝ち馬のGⅠ級の切れに屈しての3着でした。

 

前走好走したことで、今回若干マークがキツくなりそうな点でどうかといったところでしょうか。

 

中団から直線伸びなかったダービーフィズは、本調子までもう少し時間がかかりそうな印象です。

 

★天皇賞・春（GⅠ）京都芝3200ｍ

2周目向こう正面で一気にポジションを上げ始めたトゥインクルでしたが、そこから全体のペースが上がった為、最後は一杯になっての13着大敗でした。

 

スタミナ面では問題ないだけに、後は2000ｍのペース次第でしょう。

 

14着、18着に敗れたファントムライト、トーセンレーヴは明らかに距離が長く、前走の結果はノーカウントにしても良さそうです。