シンハライト
性別 | 牝馬 |
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年齢 |
3歳 |
毛色 | 黒鹿毛 |
生年月日 | 2013年4月11日 |
父 | ディープインパクト |
母 | シンハリーズ |
母父 | Singspiel |
母母 | Baize |
直近レース成績
開催日 | 競馬場 | レース名 | 馬場 | 頭数 | 着順 | 人気 |
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2016.04.10 | 阪神 | 桜花賞G1 | 芝1600良 | 18頭 | 2着 | 2番人気 |
2016.03.05 | 阪神 | チューリップ賞G3 | 芝1600m良 | 16頭 | 1着 | 2番人気 |
2016.01.17 | 京都 | 紅梅S | 芝1400良 | 13頭 | 1着 | 1番人気 |
2015.10.10 | 京都 | 2歳新馬 | 芝1600良 | 15頭 | 1着 | 1番人気 |
またしてもディープインパクト産駒の名牝馬が誕生してしまいました。
ジェンティルドンナ、ハープスターに続くような成績でここまできています。
今後も期待したい一頭です。
桜花賞でジュエラーとの写真判定の激戦を、ハナ差およばず惜しい負け方をした前走。
このレースのメンバーには先日NHKマイルカップを制したメジャーエンブレムもいたのですから、桜花賞のレベルの高さは疑いようもありません。
しかし、負けた相手のジュエラーには1勝1敗、この最大のライバルとの決着が今後楽しみです。
過去のレースの結果から見る特徴
脚質は先行~差し馬です。
終いの末脚は確実に伸びてきて、上がりこそ最速ではありませんが、とても強い内容です。
さらに、これはライバルのジュエラーにも言えることですが、最後の直線で馬体を併せた時の勝負根性が素晴らしいの一言です。
桜花賞とチューリップ賞のレースを見ていただきたい。
どちらのレースもジュエラーとシンハライトの写真判定です。
写真を見るまではどちらが勝ったのかわからないレベルの接戦でした。
桜花賞に関しては先にシンハライトが抜け出したところにジュエラーが差してきました。
並の馬ならば、ジュエラーに並ばれた時にあっさり抜かれてしまうでしょう。
しかし、シンハライトは更にそこから一伸びしました。
こういったレースをできる馬はそうそういません。
スローペース、ハイペースのどちらにも対応でき、馬群にいてももまれない精神力、直線でするする馬群をすり抜ける機動性、どれをとっても一流です。
不屈の根性と精神力と競馬のセンスを併せ持った名馬です。
今後の活躍と出走レースの予想
次走はもちろんオークス(優駿牝馬)。
ここに来て最大のライバルであるジュエラーが骨折のため回避です。
1勝1敗のライバル対決の決着が実現されないのは非常に残念ですが、そうなればシンハライトの独壇場でしょうか…しかし、不安がないことはないです。
気になる点が2つほどあります。
まず一つに東京競馬場での経験がないこと。
東京競馬場は左回りです。
これまでシンハライトが経験してきたレースはすべて右回り。
せめてオークスまでに左回りでの競馬を経験をしていてほしかったところです。
対応できる力はあると思っていますが。
二つ目に距離です。
最長で1600mまでの経験しかないこと。
オークスは2400m、長丁場に耐えうるスタミナも重要になってきますね。
2400mのコースでもこれまで通りの末脚を発揮できるのかは、走ってみなければわかりません。
しかし、そうは言ってもG1レベルの実力は悠々あるシンハライト。
ジュエラーのいない今、ここで勝てないような馬ではないと思っています。
ここまで4戦3勝2着1回ですから今のところ、歴代の代表牝馬達に引けを取らない成績です。
このまま順調に成長していけば、歴史に残るような名牝馬になるのも夢では無さそうです。
まずはその第一歩、オークスは絶対に落とせない一戦です。
オークスについて
牡馬ならば日本ダービー、牝馬はオークスという位置づけ。
オークスは3歳の牝馬限定ですから、日本ダービーと同じく1頭の馬に対して一生に一度しか出走できません。
そのため、陣営の気合いの入り方もより一層強いものになります。
数え切れないほどいる3歳馬の中、出走できるだけでも名誉あることです。
それほど大事なレースなのです。