出典:http://blog.goo.ne.jp/umaichi_news/
韓国の競馬の事はあまり知られていませんでしたが、2015年JRAのエスメラルディーナが韓国競馬に参戦し、快勝したことで注目が集まったかと思います。
お隣の国なので何かと興味が沸いてきますが、韓国競馬とはいったいどんな競馬を行っているのでしょうか?
韓国競馬についてご紹介していきます。
韓国競馬と日本競馬の主な違い
韓国競馬と日本競馬の一番の大きな違いは、韓国競馬はダートコースの競馬場しかないところです。
国内すべての競馬場がダートコースしかないのは世界的に見ても珍しいことで、日本で言えば地方競馬しかやってないようなものですね。
韓国競馬独特のルール
韓国競馬独特のルールが存在します。
それはスタートしてから約100メートルはポジション争いしてはいけないことです。
日本だと(世界では)スタートしたら取りたい位置(ポジション)を競ってでも取りに行きますが、韓国ではこれが出来ません。
スタートして100メートルは真っすぐ走らせなければ制裁を受けることになります。
変わったルールですよね。
陸上の短距離走みたいです。
ということは内枠が絶対的に有利になります。
外枠だと余分な距離を走らなければなりませんからね。
日本馬の参戦
近年になって日本馬の韓国競馬への参戦が多くなっています。
それは2015年2月に日本のサンデーレーシング代表である吉田俊介氏が馬主登録を行った背景があります。
吉田俊介氏と言えば日本を代表するオーナーブリーダーの社台グループと親密な関係にあります。
そんなこともあり、グループ馬のエスメラルディーナがトゥクソムカップ(GIII、牝馬限定レース)をはじめ、
コリアスプリント(G1)グレープブランデー、コリアカップ(G1)クリソライトの参戦と続いていきます。
吉田俊介氏はただ韓国で馬主資格取ったから仕方なく遠征しているわけではなく、韓国競馬の賞金に目を付けたからだと言われています。
前述したレースのトゥクソムカップはグレードG3でありながら賞金額は3億ウォン、日本円で約2,700万円になります。
G1であるコリアスプリントは7億ウォン、日本円で約6,400万円。
コリアカップは10億ウォン、約9,100万円。
と日本の競馬と比べても遜色ない賞金額です。
韓国競馬のレベルは高い?
韓国競馬は日本よりもレベルが低い。
これだけは断言できます。
その証拠に日本馬が遠征した韓国のレースで解説したいと思います。
最近日本馬が韓国に遠征したレースが、今年の9月11日にソウル競馬場で行われたコリアスプリント(ダート1,200M)とコリアカップ(ダート1,800M)になります。
結果はコリアスプリント グレープブランデー3着、ミリオンヴォルツ5着。コリアカップ クリソライト1着、クリノスターオー2着 となりました。
コリアスプリントは残念な結果となりましたが、2頭とも掲示板内、コリアカップにおいては日本馬が1,2着独占です。
しかもクリソライトがクリノスターオーに付けた着差が6馬身、3着馬との差は大差となっており韓国馬との力の差は歴然でした。
失礼ですが韓国遠征した4頭の馬たちのレベルは日本では1級線の馬かと問われれば違うと思います。
グレープブランデー、クリソライト、クリノスターオーは重賞勝ち馬で、グレープブランデー、クリソライトはG1も勝ってはいますが、1級線よりも落ちるレベルだと思います。
ミリオンヴォルツに至っては重賞未勝利のただのオープン馬です。
そんな馬たちが韓国では圧勝、善戦しているので、やはり韓国競馬は日本よりも落ちるレベルにあることは疑いのない事実となりますよね。
まとめ
・韓国競馬はダートレースしか行っていない。
・韓国競馬ではスタートして100メートルはポジション争いしてはダメ。違反すると制裁対象となる。
・韓国競馬の賞金額はJRAと変わらない賞金額。
・韓国競馬のレベルは日本よりも低い。
参考URL一覧
http://keiba-times.com/koreahorseracing-0001/
・韓国の競馬
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AE%E7%AB%B6%E9%A6%AC
・韓国競馬のルール
http://www.daily.co.jp/newsflash/horse/2015/06/23/0008145355.shtml
・コリアカップ、コリアスプリント