山崎エリカ氏は年齢不詳(30代~40代前半と推定)で新潟出身の競馬予想・評論家です。
プロフィールによると、幼少期に両親から三条競馬場(かつて新潟県三条市にあった地方競馬場)に連れて行かれたのが競馬と出会うきっかけだったとのことです。
2006年に実施された競馬予想上手を競う『馬券パラダイス』(グリーンチャンネル)で予想家30名以上を下して優勝し、最強の予想家に選出されました。
「負けない女」の異名をとるほどここぞの場面では勝つ強運の持ち主ともいわれています。
本編では山崎エリカ氏の予想やメディアへ進出状況についてご紹介いたします。
山崎エリカの予想スタイル、予想実績について
山崎エリカ氏は、自身の予想スタイルについて、下記のように説明されています。
PP指数を利用した穴予想。「指数を使って予想している」と言うと、一般的に本命サイドの予想をしているように思われがちですが、私にとって指数を利用するということは穴を狙うためのものです。なぜなら競走馬は毎回同じパフォーマンス(指数)で走ることができないからです。
競走馬は状態、ローテーション、展開(馬場)、適性などによって指数を上げたり下げたりします。ですから、その競走馬はなぜ今回指数を上げたのか、または下げたのかを 吟味することで、その馬にとってベストな条件を見破ることができます。その各馬のベストな条件下を見破ることにより、実力上位馬との逆転を狙うというのが私の予想スタイルです。
引用:http://www.erika-y.com/recruit/tipster.htm
すなわち、指数分析を基調として予想をしているとのことです。
回収率は、直近3年間、下記の結果とのことです。
2016年:回収率82パーセント
2015年:回収率70パーセント
2014年:回収率69パーセント
なお、2017年は3月21日現在で69パーセントです。
2007年以降のデータとしては、通算83パーセントの回収率となっています。
ではこのデータを見て当たる、当たらないかというと、狙い方の割に「当たる」というのが感想です。
山崎氏の馬券的中率は平均20パーセント前後、これそのものは決して高い数字ではないと思います。
ただし、その割に回収率が75パーセント前後ということは、予想の精度はそれなりに高いということが読み取れます。
一方で、競馬の基本線として、やはり上位人気が強いことに変わりはありません。
以下は、1番人気~3番人気までの勝率、連対率、複勝率をまとめたデータです。
人気 |
勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1人気 | 33% | 52% | 65% |
2人気 | 19% | 37% | 51% |
3人気 | 14% | 28% | 41% |
結局、上位人気が馬券に絡みやすいのです。
その中で穴をねらうといっても限界があるのはいうに及びません。
山崎氏の予想は「穴を見つけるのが非常にうまい」
ただし、穴馬が馬券に絡むということは非常に率として低いため、原則穴をねらう予想というのは成績が安定しないといえるかもしれません。
穴探しに最適な予想方法であると考えます。
山崎エリカのメディア出演について
基本的に競馬媒体での出演が主です。
「netkeiba.com」や、「ウマニティ競馬プロ予想MAX」、および自身のホームページで自身の予想を披露されています。
また、競馬関連の著書「逃げ馬を極めて億を稼ぐ 山崎エリカの競馬アカデミー」 を競馬王新書から出版されています。
TVでの出演は現状無いようです。
まとめ
山崎エリカ氏の予想は基本的に「穴狙い」の予想です。
その予想をそのまま受け入れて馬券を買うと、安定した勝ちは難しいと思います。
一方、回収率からも穴馬の選定は非常にうまく、選出方法も非常に理に適っていると思われます。
穴馬選定の参考に山崎氏の予想を取り入れてみるのが一番いい活用方法でしょう。