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【ヴィクトリアマイル2016】歴代優勝馬の紹介

 

ヴィクトリアマイルの歴代優勝馬紹介

 

ヴィクトリアマイルは、2006年にG1レースとして新設されています。

このレースが新設された背景には、近年、競走馬として長く活躍する牝馬が多くなったことから、4歳以上牝馬による春季のチャンピオン決定戦として本競争が設立されました。

このレースでは、適性距離がマイルでない牝馬も出走することが多く、難解なレースとなっています。

 

新設された2006年は、ラインクラフトが単勝2.4倍の1番人気に支持されました。

ラインクラフトは、3歳時、桜花賞、NHKマイルカップの変則2冠を制した快速馬です。

古馬になってからも高松宮記念を2着、G2阪神牝馬ステークスを1着と圧倒的なスピードは健在でした。

 

しかしながら、ヴィクトリアマイルでは、9着に敗れてしまいます。

勝利したのは、2番人気のダンスインザムードでした。

ダンスインザムードは、父サンデーサイレンス、母ダンシングキイで姉ダンスパートナー、兄ダンスインザダークのクラシックホースが並ぶ超良血馬です。

自身も桜花賞を制しています。

そのダンスインザムードは、5,6番手でレースを進め、直接で抜け出し、2着のエアメサイアに1馬身1/4の着差で勝利します。

 

続く2007年は、1番人気のオークス、秋華賞馬のカワカミプリンセスが10着に惨敗します。

レースを制したのはなんと12番人気のコイウタでした。

 

2008年には、ダービー馬ウオッカが参戦します。

当時のウオッカは、ダービーを制した後、勝ち星に恵まれず6連敗中でした。

そんな絶不調のウオッカでしたが、牝馬限定戦のここでは1番人気、単勝2.1倍の支持を集めます。

レースでは、残り200mで先頭に立った3番人気のブルーメンブラットをエイジアンウインズが捕らえます。

外から猛追してきたウオッカは、2着まで。

残念ながらダービー馬の復活となりませんでしたが、次走の安田記念で劇的に復活します。

 

その後、ウオッカは、G2毎日王冠2着後、天皇賞秋を制します。

続くジャパンカップを3着、海外で2走した後、2009年のヴィクトリアマイルに参戦します。

ウオッカの単勝は、1.7倍。断然の1番人気に支持されます。

 

レースでは、断然の1番人気に応え、圧倒的なパフォーマンスを見せつけます。

4番手で直線に向くと、後は突き放す一方。

2着のブラボーデイジーに7馬身の着差で圧勝します。

このヴィクトリアマイルが過去10年の中で最も強い競馬でした。

 

2010年は、ウオッカから女傑を引き継いだブエナビスタが登場します。

ブエナビスタは、ウオッカを上回る単勝1.5倍の1番人気に支持されます。

当時、ブエナビスタの戦績は、12戦全て馬券圏内の抜群の安定度を誇っており、桜花賞、オークスのタイトル以外にも有馬記念2着、ドバイシーマクラシック2着、G2京都記念1着と牝馬とは思えない強さでした。

 

そのブエナビスタは、ウオッカ同様、人気に応えて勝利します。

着差は首差と物足りない勝ち方でしたが、元来、中距離馬。

何とか恰好をつけます。

 

しかしながら、翌年(2011年)のブエナビスタは、前年と同様の単勝1.5倍の支持を集めますが、3冠馬アパパネに屈してしまいます。

このあたりが、中距離馬の難しいところかもしれません。

 

2012年は、クロフネ産駒のホエールキャプチャが制します。

1番人気のアパパネは、5着に敗れます。

 

2013年、2014年は、大魔神佐々木主浩氏が所有するヴェルシーナが連覇します。

2013年は、1番人気での勝利でしたが、2014年は何と11番人気の低評価でした。

 

そして、昨年(2015年)は、スプリンターのストレイトガールが先行抜け出しで勝利します。

2着には12番人気のケイアイエレガント、3着には18番人気のミナレットが入り、3連単20,705,810円の大波乱。

スプリンターから中距離馬までが揃う府中のマイル戦。

本当に難解なレースです。

 

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