本日は海外競馬で活躍した日本馬について書きたいと思います。
海外競馬で活躍した日本の競走馬
30年前までは海外遠征に行っても、惨敗ばかりだった日本の馬ですが、最近はレベルが上がったおかげで、互角以上に渡り合えるようになりました。
その中でもここ10年で、特に海外で活躍した日本馬を紹介します。
アドマイヤムーン
3歳時には期待されながらも、クラシックは無冠だったアドマイヤムーンが初めてG1を取ったのが海外のレースでした。
それはドバイデューティーフリーでした。
このレースは芝1777mで争われる中距離の王者決定戦です。
このレースを2分の1馬身差で勝利したアドマイヤムーンはその後、クイーンエリザベスカップでも3着に入りました。
そして、国内に戻ってきてからは宝塚記念とジャパンカップを制し、現在は種牡馬になっています。
ルーラーシップ
父キングカメハメハ 母エアグルーヴという超良血馬でしたが、国内では中々G1タイトルが取れませんでした。
初めて海外レースに挑んだのはクイーンエリザベスカップでした。
リスポリ騎手に導かれ、3馬身3/4差という大差をつけて1着となり、初のG1制覇を成し遂げました。
ロードカナロア
デビューから馬券圏内を外さない安定した走りで、4歳時にはスプリンターズSを制します。
その勢いのまま向かったレースは香港スプリントです。
ロードカナロアはレベルが高いと言われる香港馬相手に、2馬身をつけて圧勝しました。
これで勢いに乗ったロードカナロアはその後、高松宮記念、安田記念、スプリンターズSを制し、迎えた引退レースの香港スプリントで5馬身差をつけて、香港スプリント連覇を果たしました。
モーリス
3歳時は1800m~2200mを走っていたモーリスが快進撃を遂げるきっかけとなったのが
マイル戦の投入でした。
そこから5連勝を成し遂げ、迎えたレースは香港マイルでした。
このレースでモーリスは4分の3馬身をつけて勝利し、この年の年度代表馬に選ばれました。
さらに翌年のチャンピオンズマイルでは1番人気に応え、2馬身差で快勝しました。
エイシンヒカリ
デビューは3歳の4月と遅かったこの馬ですが、連勝を重ねていきました。
初めての海外デビューとなったのは天皇賞(秋)で9着に敗れた直後の香港カップです。
このレースではエイシンヒカリは9番人気と評価は低かったのですが、逃げるとそのまま止まらずに勝利し、ここで初G1制覇となりました。
そして、プリンスオブウェールズSの前哨戦で使ったイスパーン賞で、逃げの手を打てずに苦しい流れから、直線ではみるみると他馬を引き離し、8馬身差の圧勝を見せました。
しかし、本番のプリンスオブウェールズSでは最下位の6着に敗れました。
まとめ
- 日本馬の初G1制覇が海外の場合も多い!
- 香港のレースを勝っている馬が多い!
以上、海外競馬で活躍した日本馬まとめでした。