レース日程
レース名 | 第52回札幌記念(G2) |
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日程 |
2016年8月21日(日)15時45分 |
競馬場 | 札幌競馬場/芝右/2000m |
条件 | サラ系3歳以上オープン |
出走馬紹介
モーリス
安田記念ではスローペースで逃げるロゴタイプの2番手を終始掛かりながら追走する形になり、直線もジリジリ脚を伸ばしたものの前を捉えきれず、最後は一杯になりながらも混戦の2着争いを制しました。
今回距離が延びる上で、前走見せた掛かり癖は心配ではありますが、それまで国内外で見せてきた圧倒的なレース内容から、小回りの2000mなら十分対応可能だと思います。
パワーもあるので洋芝や道悪も問題なさそうです。
ヌーヴォレコルト
前走の香港のレースではかなりの馬場悪化の影響か、積極的なレースは見せたものの最後は息切れといった感じでの6着完敗でした。
それまで2走前の大阪杯も正攻法の真っ向勝負で完敗したことからも、現時点で牡馬一級線と戦うのはやや厳しいのかもしれません。
ただ、昨年は1年通して非常に安定したレース内容を見せていたように、モーリス以外低調なメンバー構成であることを考えれば、体調さえ戻っていれば確実に上位争いに加わってくるでしょう。
ヒットザターゲット
前走の宝塚記念は苦手な外枠を引いてしまい、道中上手くインコースに潜り込んだものの、キタサンブラックが刻む厳しい流れで追走に脚を使わされて、直線伸びることなく終始後方のままでの完敗でした。
この馬の好走パターンは、『内枠』と『スローの瞬発力勝負』が絶対であるため、今回も枠順が好走の大きなカギを握りそうです。
2走前の目黒記念では、宝塚記念を制したマリアライトと僅差の接戦をしているように能力の衰えは感じられず、斤量差がない別定戦になるのも好材料でしょう。
ヤマカツエース
福島記念、中山金杯を連勝したように、小回りの2000mに高い適性がある馬で、昨年の札幌記念でも3歳馬ながら4着と健闘しています。
近走は重馬場や広いコースで大敗が続いていますが、適性的に得意条件に戻るであろう今回は巻き返しの可能性は高そうです。
ただ、ギリギリまで出走の判断を見送っていたことから、当日の仕上がり状態はしっかりチェックしておきたいところです。
レインボーライン
NHKマイルCで3着に好走し、その後出走した日本ダービーでも勝ち馬から0.7差でまとめたように能力は確かなものがあります。
新馬・未勝利時代ながら札幌コースで連対率が100%なのは魅力で、3歳馬なので他馬と比べて軽い斤量で出走できるのも有利と言えそうです。
古馬のメンバーが低調な今回なら馬券圏内に入ってくる可能性も十分ありそうで要注目です。
注目レース紹介
★安田記念(GⅠ)東京芝1600m
終始騎手が引っ張り切りになるくらい掛かって先行し、直線を向く前くらいまで掛かり通しだったモーリスですが、直線伸びはせずとも大きく失速もせずに粘り通し、最後は一杯になりながらも2着を死守しました。
明らかにスムーズさを欠いた走りで騎手との相性が合っていなかった為、今回香港で勝った経験があるモレイラ騎手なのは非常にプラスと言えるでしょう。
★宝塚記念(GⅠ)阪神芝2200m
共に外枠からキタサンブラックのハイペースを後方で追走したヒットザターゲットとヤマカツエースの2頭ですが、地力勝負となった流れで伸びることができず惨敗でした。
現時点でG1の厳しい流れだと足りない部分があるのは明らかで、GⅡながらやや低調なメンバー構成である今回なら、流れや枠順ひとつで巻き返しても全く不思議はないでしょう。
★函館記念(GⅢ)函館芝2000m
道中スローな流れになり、先行馬とインコースを通った馬が上位を独占する流れの中、後方から外を回るロスの多い競馬で6着まで押し上げたネオリアリズムには若干の巻き返しの可能性がありそうです。
また、函館記念で一叩きして引き続き得意の2000mであるトーセンレーヴも3着候補としては注意が必要でしょう。