JRAの個人馬主になるためには、所得が2年続けて1,700万円以上であることと、7,500万円以上の資産を所有していること、という2つの条件をクリアしなければいけません。
一般の競馬ファンにとっては高いハードルですけど、この厳しい条件2つを実際にクリアしている個人馬主たちはいったいどんな人物なの?と気になっている方も少なくないのではないでしょうか。
ここでは、新進気鋭の個人馬主・大塚亮一さんをピックアップ!
どんな職業なのかはもちろん、主な所有馬の一覧やこれまでの獲得賞金をご紹介します。
※「主な所有馬一覧」にワールドプレミアを追記しました
大塚亮一とは、職業は?
大塚亮一さんの職業は税理士です。
近畿税理士会に所属していて、大塚総合税理士法人の代表を務めているほか、大塚法務行政書士事務所の所長、株式会社大塚総医研の代表取締役社長という肩書も持っています。
税理士として活躍する一方、2012年の皐月賞で2着に入っているワールドエースの一口馬主であるだけでなく、ワールドエースの名付け親になるなど、競馬と深い関わりを持っています。
2016年7月に開催された当歳セレクトセールにおいて、ワールドエースの全弟を2億4,000万円(税別)という高額で落札。
競走馬のセリで2億円超のお金を出せる人は日本でもそんなにいませんからね。
大塚亮一さんが相当なお金持ちであることは間違いないようです。
主な所有馬一覧
大塚亮一さんがこれまでに所有していた馬の一覧をご覧いただきましょう。
クロコスミア(2013年生まれ)
馬名の由来:花の名前。気品ある精神という花言葉から
主な勝ち鞍:2015年・赤松賞(500万下)
2016年のローズステークスで11番人気という低評価でありながら、G1ホースのシンハライト相手にハナ差2着に健闘しています。
サージェントバッジ(2012年生まれ)
馬名の由来:米国市警巡査部長の階級を示す章
主な勝ち鞍:2016年・雅ステークス(1600万下)
2016年1月にオープンクラスへの昇級を決めて以降、G3のアンタレスステークスで3着に入るなど、重賞級の実力を発揮しています。
ラインハート(2011年生まれ)
馬名の由来:ドイツの人名
主な勝ち鞍:2016年・北九州短距離ステークス(1600万下)
晩成型が多いステイゴールド産駒の特徴どおりに、場数を踏むにつれてレースっぷりが安定。
芝の1200mや1400mといった短距離レースで活躍しています。
リアンドジュエリー(2012年生まれ)
馬名の由来:絆(フランス語)+宝石
主な勝ち鞍:2015年・ミモザ賞(500万下)
デビュー当初から高い素質を評価されていて、2015年のフローラステークス(15着)にも出走しましたが、2015年3月以来勝利がなく、JRAの競走馬登録を抹消されています。
ヴィーナスフローラ(2014年生まれ)
馬名の由来:金星の花畑
主な勝ち鞍:2016年・2歳新馬(札幌芝1500m)
2016年8月の新馬戦を快勝し、出世レースのG3・アルテミスステークスにも出走(9着)。
2017年の牝馬クラシック参戦を視野に入れている期待の若駒です。
ラフェットデメール(2011年生まれ)
馬名の由来:母の日(フランス語)
主な勝ち鞍:2015年・3歳以上500万下(中京ダート1800m)
デビューから9戦目でようやく勝ち上がり、2015年12月に待望の2勝目を挙げました。
ピントゥリッキオ(2013年生まれ)
馬名の由来:人名(イタリアで活躍した画家)
主な勝ち鞍:2016年・3歳以上500万下(東京ダート1600m)
ラフェットデメール同様、こちらもデビューから数えて9戦目で未勝利を脱出。
長く良い末脚を使うタイプだけに、直線が長いコースを得意としています。
ドルフィンマーク(2013年生まれ)
馬名の由来:潜水艦であることを示す章
主な勝ち鞍:2016年・3歳未勝利(函館芝2000m)
デビュー戦で7着に敗れた後に去勢手術をしてセン馬となりました。
芝の2000m~2200mという中距離レースで活躍しています。
ファンタズミック(2008年生まれ)
馬名の由来:Fantasy’s Mixの略。幻想的なシーンが混合するという意味
主な勝ち鞍:2011年・3歳以上500万下(新潟ダート1800m)
ダートの中距離レースを得意としていて、JRAで2勝を挙げました。
現在は大井競馬に所属。南関東のレースで活躍しています。
ユニルドール(2014年生まれ)
馬名の由来:金色の島(フランス語)
主な勝ち鞍:2016年・2歳未勝利(東京ダート1400m)
期待の新種牡馬・アイルハヴアナザー産駒。
新馬戦から3戦連続で芝レースに出走したものの持ち味を出せず、ダート転向後に勝ち上がりました。
※2019/10/21追記ここから
ワールドプレミア(2016年生まれ)
馬名の由来:世界規模での上映会を目指して
主な勝ち鞍:2019年・菊花賞(京都芝3000m)
ワールドエースの全弟。2016年のセレクトセールにて、2億4,000万円(税別)という高額で落札されました。
さらに、2019年10月20日(日)京都競馬場で行われた菊花賞(G1)で見事勝利し、馬主である大塚亮一さんに初G1をプレゼントすることになりました。
※追記ここまで
馬主としての獲得賞金額
大塚亮一さんが馬主として活躍した賞金の総額はいくらなのでしょう?
2016年11月20日時点の賞金総額は「3億326万6,000円」でした。
2016年の日本ダービーをマカヒキで制した金子真人さん(名義:金子真人ホールディングス)は既に100億円以上の賞金を獲得していますので、まだまだという見方もできるかと思います。
でも、大塚亮一さんは2012年に個人馬主デビューしたばかりですから、これからの活躍に期待です。
まとめ
ローズステークス2着・クロコスミアなどを所有している個人馬主・大塚亮一さん。
2016年のセレクトセールで競り落としたワールドエースの全弟がどこまで走るのか、というところも楽しみですし、今後の活躍に期待してくださいね。
こちらの記事もおすすめ
>> ディープインパクトの馬主、金子真人とは何者?職業、出身地、年収、武豊との関係などを紹介
>> フサイチの馬主・関口 房朗オーナーのプロフィール、馬主変更、破産の理由は?